未分類 八十八
学習塾から来た「田植えをしよう」というイベントのチラシ。子供は「面倒だからいかない」という反応をしていたのだが、もう二度とない機会かも…と思い、強引に二人分申し込む事とした。田んぼは神奈川方面にあり、自宅から電車とバスを乗り継いで1時間少々という距離感だが、子供には携帯もゲームも禁止したので、風景を見る、電車の中の人を観察する、読書する、父トークなど普段あまり選択肢にない限定メニューで過ごすこととなる。この辺含めてかなり渋っていたが、電車に乗ってしばらくするといつもと違う時間帯の電車、路線、空間など彼にとって全てが新鮮であり、単なる移動が、徐々に非日常のイベントに変化していったようだ。現場に着くと、コンビニはおろか自販機もなく、トイレまで往復40分かかる。「もう買う事は出来ませんよ」と言われるといつものペットボトルがとても価値のあるモノに思えてくる。熱中症になったらやばい、無くなったらもう買えない、でも飲み過ぎたらトイレに行きたくなる、という焦りが巡ったが「必要な時に必要な分だけ飲もう」とルールを決め、結局二人とも帰りの電車まで飲み干すことはなかった。田植えの会場でNPO法人の方からの...