2023-11

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自主性と自由の間には

先日、大学に通う娘からパニック状態で電話が入った、どうやら朝の通学時間帯に最寄り駅で人身事故の為、電車が止まり、復旧の見込みがたたず、駅が大混雑になっているとのことだった。どうしても単位を落とせない授業であり、間に合わないと大変なことになると大慌て。バスは大行列、タクシー乗り場は1台も来ないのに大行列、そしてみんな考える事は同じらしく、いつもは、所定のステーションに置ききれないほどあるはずの、赤色のシェアサイクルも一台もなかったそうだ。娘の、日頃からSNSを駆使した情報収集活動が役に立ったのか、前日に家の近くに出来た緑色の「アレ」の、ステーションができたのを思い出し、無事に緑色の「アレ」をゲットして隣駅まで行くことができたと報告がきた。隣駅から電車は動いていたので、当初より30分ほどの遅れで、電車に乗ることができ、授業にも間に合ったとの事だった。緑色のアレとは、最近街を席巻している「LUUP」だ。2020年頃から、試験的に導入後、試行錯誤の上、安全性を検証し、免許必要→免許不要、ヘルメット着用は努力義務、運転免許不要など、今年の7月1日から、大きく道路交通法上の改正がされた。これは、国...
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プロ意識が向かう先

先日、簡単な手術のため大学病院に入院し、4日間の病院生活を過ごしてきた。色々と非日常の体験があったのだが、特に若い看護師の皆さんの「プロ意識」が印象に残った。大学病院で短期入院の患者が多い病室だったこともあるが、とにかく勤務中はずっと忙しそうに動き回っている。時間ごとに担当病室の全ての患者の状態を確認しつつシステムに入力、その間も患者から色々な訴えがあり即時対応が必要か、先生の許可が必要かなどを判断。一つの作業が終了するとすぐに次の作業の準備を始めるわけだが、そんな中でも、一人一人の患者への配慮や気遣いを疎かにはしない。注射針を刺す、あるいは他愛のないコミュニケーションをとる中にもこちらが聞き取りやすい言葉を選んだり、タイミングを考えてくれており、それだけでも不安感やストレスが解消されるのを実感した。あれだけ忙しいと、その辺りはドライになってもおかしくないが、どんなにしんどそうでも配慮や心配りが崩れないのに強く感心した。看護師の皆さんにとってのホスピタリティというのは後付けのお飾りの要素ではなく、そもそもこの仕事を志す時点でその気持ちが無いならやっていない「太い幹」の部分であり、その幹...