未分類 優しさという悪
連休中に目立ち始めた白髪を染めるために美容院に行った。しばらく美容院ジプシーだったが、その美容院へは3回目の訪問だった。「今日はどうなさいますか?」という質問に、伸ばし始めた髪型に飽きてきたため、思い切ってショートにしてもいいかも、と思い立ったものの、さすがに躊躇し、「実は、今のヘアスタイルに飽きてきてしまって、切っちゃおうかなとも思ってるんですけど・・」と控えめに相談。すると、「うーん、今は丁度髪が肩につくので、鬱陶しく感じる時ですねぇ。短くしても良いと思いますし、お客様次第ですね~。」とのコメントが返ってきた。いや、そりゃそうなんだけど、どっちの方が似合うと思いますとか、アドバイスを期待していただけに自らの選択を迫られ、少しがっかりした気持ちになった。その後、白髪を染めながら「優しさ」について考えていた。私を担当してくださっている美容師さんは、経験が長いからこそもしかしたらこれまで数千・数万人の人を接客してきた経験上、私のように「どうしよう」と迷っているタイプのお客は、実は迷っておらず、すでに自分で答えを出しているパターンが多いので、あえて「貴方次第」という返答をした可能性もある。...