2025-04

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オオカミの群れにご用心

先日、ネット界隈で有名なビジネスマンの方が「退職代行ビジネス」について批判的なコメントをしたところ、当事者含めた様々な方から厳しい攻撃を受けていた。端的に言うと「最後に自分でお尻を拭けない人は、どうせ次でも同じ結果になるので、そういう人を量産化するビジネスは世のためにならない」というも主張であった。退職代行サービスの是非は置いておくとしても、それぞれがあえて刺激的な言葉を選んで応戦しているところもあり、結果的に退職代行自体の認知も上がった様に感じた。ちょうど新聞にアテンションエコノミーの記事が載っていた。関心経済、つまりいかにユーザーの興味関心を引くかがビジネスの中心に置かれている状態を指す。SNSでの発信を中心に、ネットを活用した広告やレコメンドなど、世の中は人の関心を奪うことが目的となっており、それが結果的に人が思考する機会自体を奪う事につながり、特定の利益や悪意ある誘導に簡単に操られてしまうようになる危険性があると指摘されていた。物事の真偽、本質などはさておき、自分にとって心地よく刺激的な響きを持つほうが「正しい」という世界になってしまうよ、ということだ。厄介なのは、元々人間が持...
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Well-beingとキャリアパーパス(ToBe)

近年、「Well-being」という言葉をよく耳にするようになりました。会社でも社員の幸福、Well-beingを経営の重要な指針としているところも多いそうです。会社が社員の健康や幸福を考えてくれるのは、本当にありがたいことです。でも、少し立ち止まってこの「Well-being」について考えてみたいなと思います。会社がどんなに素晴らしい制度や環境を用意してくれていたとしても、なんだか「やらされ感」があったり、満たされないと感じている人もいるのではないでしょうか。実は、Well-beingを実現するためには、会社側の取り組みと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に私たち「働く側」の意識が大切なのだと考えます。■環境だけでは満たされない「心の幸福感」働く環境が整うことは、心身の健康にとって非常に重要です。しかし、仕事における喜びや幸せといった、内面から湧き上がる幸福感は、もっと根源的なところにあるのではないでしょうか。会社や社会のレールに乗るのではなく、「仕事を通してどうありたいか」という明確な目標、いわば「ToBe」を持つことこそが、真の幸福感に繋がるのではないでしょうか。■「ToBe...