未分類 オオカミの群れにご用心
先日、ネット界隈で有名なビジネスマンの方が「退職代行ビジネス」について批判的なコメントをしたところ、当事者含めた様々な方から厳しい攻撃を受けていた。端的に言うと「最後に自分でお尻を拭けない人は、どうせ次でも同じ結果になるので、そういう人を量産化するビジネスは世のためにならない」というも主張であった。退職代行サービスの是非は置いておくとしても、それぞれがあえて刺激的な言葉を選んで応戦しているところもあり、結果的に退職代行自体の認知も上がった様に感じた。ちょうど新聞にアテンションエコノミーの記事が載っていた。関心経済、つまりいかにユーザーの興味関心を引くかがビジネスの中心に置かれている状態を指す。SNSでの発信を中心に、ネットを活用した広告やレコメンドなど、世の中は人の関心を奪うことが目的となっており、それが結果的に人が思考する機会自体を奪う事につながり、特定の利益や悪意ある誘導に簡単に操られてしまうようになる危険性があると指摘されていた。物事の真偽、本質などはさておき、自分にとって心地よく刺激的な響きを持つほうが「正しい」という世界になってしまうよ、ということだ。厄介なのは、元々人間が持...