2013-10

ルール化

ペーパードライバー

東京に住んでいる限り自動車を所有する必要はないと考えていた私だが、最近考え方に変化が生じている。その理由は単純に子供ができたためだ。1歳になった子供を外に連れ出す際、電車での移動がメインとなるがどうしても長距離は難しい。バスもしかり。タクシーはやはり非現実的だ。とすると、自家用車ということになるのだが、私はいわゆるペーパードライバーであり、できれば乗らなくて済むようにこの十数年過ごしてきた。そんな私がレンタカーを借りて何とか運転に慣れようと努力をしている。子供が生まれなければ考えもしなかっただろう(運転は今でも怖いが…)。運転免許があっても自動車を持たない人の理由は様々だと思うが、私の場合は事故を起こす危険性と維持費を支払った上で得られるメリットが少ないと感じていたことによる。しかし、子供が生まれ、メリット・デメリットの判断軸そのものに変化が生じ、それまでは存在しなかった選択肢が加わった。実際、動機はともあれ、慣れれば慣れるほど運転は楽しくなるものであり、もっと前から乗っておけば良かったという後悔の念すらある。何かのきっかけで思考や選択肢に広がりが生まれ、行動が変化する事はよくあるかも...
ルール化

ギブ・アンド・テイクを超えたもの

高校を卒業したのはもう十数年前になるが、その高校の卒業生が集まる会があったので、行ってきた。幅広い学年の集まる交流会で、上は40代後半の方から、下は就職活動を始めたばかりの学生さんまで様々だった。この会は、数年目を迎えるそうだ。今年は百人近く集まり、会場では、親子ほど年の違う人同士が、楽しそうに話し、活気があふれていた。二次会、三次会まで盛況だった。会の終わりに、それぞれの参加者から一言、という時間があった。20代の参加者は、どちらかというと、「私はこのようなことをやっています」など、PR的なものが多かった。一方、40代前後の参加者は、余裕があり、「年の差を超えてお互いにふれあうようにしてください」と言ったり、他の交流会(女子会・オフィシャルな同窓会など)のアナウンスなど、他の人を世話するような発言が多かった。そういった方が若手を見守る眼差しは、なんとも言えないあたたかいもので、私も将来そんな人間になりたいものだとしみじみ思った。そういった、他の参加者を世話するような姿勢の方を見ていると、自身が満たされたから人に与えているのではなく、人に与えてきた結果、めぐりめぐって自分に返ってきて、...
ルール化

一流 その2

前回、「電話の切り方」についてお話をさせて頂きましたテーマです。今回気になるのは「メール文章の文末」です。メールが日常的に用いられるようになってから久しいですが、しっかりと文末まで配慮を欠かさず作成されていますでしょうか。時折、お見受けするのは要件だけを伝えて、飾り言葉や枕詞を用いず、非常にドライに映るメールです。要件を伝えるだけ伝えて、一方的に文章を切るのは相手に嫌な思いを抱かせるのではないかと感じ得ません。元来、日本には「フミ」という手紙があり、そこには送り手の感情や考え、気持ちなどが良く表れていたようです。受け取り手も送り手をイメージして読むから、手紙という二次元のツールであっても、遠く離れたお互いが立体的になるのです。昨今、利便性が高まった背景からか、このような情感を伝搬する意識が薄れてしまっているように感じます。電話は対面/口頭、メールは紙面とありますが、システムが変わっただけで基本的に人と人とのやり取りに関しての変更はありません。簡便なツールになったとしても、相手を慮る気持ちや思いは大切ですし、必要です。要件だけを言い放って、一方的にシャットアウトするというのはいかがでしょ...