以前まで、決まったお店ではなくその都度別のネイルサロンを試していたが、
ここ半年は同じサロンに月一で通っている。
特に指名はせずに、その日によってネイリストの方は異なる。
先月は男性ネイリストに施術を担当して頂いたが、
今回は初めて来店した際に担当してくださった女性(Tさん)が
久々の担当となった。
約半年ぶりであったが、覚えていてくれたようで
「爪の形変えられたんですね」という会話からスタート。
私は基本的にスクエアやバレリーナという角がある形が好きだが、
最近は丸みがある形にしていたからだ。
初来店でTさんに担当してもらえたことが、
そのサロンへ通うことを決めたきっかけになるが、
立地や金額等とは別にその理由はいくつかある。
まず一つ目。
美容院などもそうだが、施術中には会話をしたいか、静かに過ごしたいのか。
自身は後者なのだが、Tさんとは沈黙でも気まずさがなかった。
必要最小限のやりとりで、私のイメージ通りに施術が完了する。
しかし別のお客様と賑やかに会話されているのも見たことがあるため、
そのお客様に合わせているのだろう。
二つ目。
ベース作りの丁寧さ。
ほとんどの方がネイルサロンで行っているのが、ジェルネイルというもの。
ジェル状の樹脂を爪に塗り、UVライトで硬化させる施術であり、爪の長さ・形を整えて甘皮の処理。
そこからベースジェル→カラージェル→トップジェル塗布と、
様々な細やかな工程を経て、ツヤツヤで綺麗なネイルが完成する。
Tさんが施術してくれるネイルは、形が整っており、持ちも良い。
これはベースとなる下処理に抜かりがないからである。
そして、施術中に特徴的なのは、驚くほど色んな角度から爪を見ること。
爪を下に向け、重量を利用してジェルの厚みをで自然な丸みを出したりと、
私の手はぐにゃぐにゃとあらゆる方向に動かされる。
私たちの仕事においても、様々な方向から物事を見る、考えることは大切である。
もしかすると、転職希望者を良い気分にさせるために、
メリットや理想像ばかりを優しく話すキャリアアドバイザーもいるのかもしれない。
しかし、それは誰のためになるのだろう。
実際に転職を希望する方の中には、「今の職場が嫌だから」という方も存在するが、
弊社を通して転職をされた方は「こんな企業で、◯◯のような活躍をしたい」
というマインドを持って転職活動をして頂くため、
新たな転職先でキャリアアップ、スキルアップをしておられる方が多い。
それを目指す中で、面談の際には、ご本人が耳が痛くなるような厳しい現実も伝える。
これは、雇う側でもなく、また友人や同僚、家族でもない第三者である私たちが伝える事で、
今までとは違う角度から冷静に転職を考える機会作りだと考えている。
また、企業に対しても「こういった方を雇いたい」というご希望に対し、
弊社リクルートパートナーから意見をお伝えする事もある。
それぞれの課題解決のために、偏った視点からの提案ではなく、
様々な情報や市場感を踏まえた提案をすることが、
転職のプロとしての私たちが担っている役割でもある。
そのためにも、日々目の前で起きていることに対し、主観だけで終わらず、
いくつかの客観した視点からの意見を待つことが必要だ。
多角的な視点を持つことができることで、共感してくださる方が増え、
そして共創していける可能性がより高まる。
人のキャリアは白か黒ではない。
緑、黄、赤、青…紫かもしれないし、もしかしたらピンクかもしれない。
それぞれの思考をお持ちのお客様、一人ひとりに合ったご提案をしていきたい。

コメント
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くみちゃん最高!