2020-11

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改正改心

今年も残すところ1ヶ月となった。本当に大変な年だった。生涯においても2度とないような出来事であることに違いない。この教訓を活かし、激動の時代を生きていく為の糧にしたい。今年はありがたいことに自分自身と向き合う機会(おうち時間)を多くいただけた年である。おそらくこのような状況でなければ、これほどの振り返りの時間を設けなかった思う。こういう事態にならなければ、動かない(振り返り時間を設けない)自分の考えを猛省しつつも、1年の振り返りをしたなかで気付きを得られたことがたくさんあった。世の中では物事の分析(振り返り)は数多く実施されているが、ご自身の分析が細部まで行き届いている方は世の中にどれくらいいるのだろうか。(お恥ずかしいかぎりであるが、私自身は全然できていなかった。)成功している方というのは人一倍努力をしていることは確かであるが、その努力の方向性とはいかなるものか?一体どのような努力をしているのか?それはまず、自分自身を客観視することからスタートしている(自分自身をよく理解している)。人は生きてきた境遇において、個の感覚・感性を養ってきている(価値観や行動をパターン化している)が、優秀...
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意識で変わる価値

先週、息子の七五三のお祝いに出かけてきた。神社もコロナ対応で大変そうだったが、無事にお参りを済ませる事が出来た。決まり事として「やるのが普通」だった事だが、今回は実施するかどうか考えたこともあり、前回より尊いものに感じた(長男には悪いが…)。そういう意味では、一つ一つの判断に意味を灯し、その瞬間を大事にするという意識になれたのは、忌むべきコロナという存在から得られる数少ないポジティブな効果だと感じられる。限りがあると認識して、初めてその価値がわかる。人もモノも機会も時間も、ほぼ全てそれに当てはまるが、我々はすぐにその感覚を忘れてしまい、気づいた時にはだいたい手遅れになっている。普段から、やり直しがきく、繰り返しができると思い込んでいると、その値打ちがわからずに目の前をスルーしている事になる。私自身、昔を振り返ると「また次の機会で…」という言葉を決まり文句の様に多用していた時代があった。人間関係ビジネスである人材紹介の仕事は、明確な答えが無い分、自分の基準で「まあ、いいか」としやすい。自分を律する意識があるかどうかで、顧客にとっての存在価値が180度変わってしまうのだ。あと何冊、本を読む...
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品格

アメリカ大統領選がようやく終焉を迎える。いつになく物議を醸した選挙だったが、アメリカが選挙でここまで盛り上がれる国だということに正直驚いた。各候補者への過去最高の投票数も国民の関心が伺える。今後の政策や国の方向性に一人一人の想いも強い選挙だったのだろう。投票率の低下が目立つ日本は、与野党の政策論議がもっと活発化すべきなのかも知れない。しかし、残念な側面もある選挙でもあった。お互いを罵り合う誹謗中傷は目に余るものだった。政策を批判するだけでなく、個人の存在を否定しているようにも見えた。もちろん、そういった部分は日本にもあるが、今回の大統領選ではその酷さが目立った戦いだった。リーダーになるためには、人一倍の品格が求められる。ましてや一国のリーダーとなると、より求められるハードルは高くなる。我々の仕事においては、転職希望者から相談を受ける中で、「この会社についてこういう噂や風評がある」という話を聞くことが多い。その内容は、ネガティブであることがほとんどだ。もちろん中には当たっている(実態を反映している)ものもあるわけだが、発信者の立場や境遇がどういう方であるかも考えなくては正確な情報とは言え...
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自由と責任

自粛期間が続きNetflixのようなサブスクリプションに加入にした人も多かったのではないだろうか。私もNetflixを愛用しており、映画やドラマなど存分に楽しませてもらっている。今や世界190か国で2億人のユーザーを持つNetflixの共同創業者が同社について語る「No Rules 世界一自由な会社」という本が出版され話題になっている。タイトルだけ見て、「ルールがない組織っていいなぁ」と思った人も多いかもしれない。しかし、私は逆に、自由ということは、それだけ社員一人ひとりが経営に対し当事者意識を持つことが出来、責任を持てる人の集まりでなければ成り立たないと考えているので、どうやってその組織を作ることができるのかに興味を持った。ポイントだけお伝えすると、同社は「能力密度」と「自由と責任」のカルチャーを重視しているとのことだった。具体的には、・リーダーの最優先目標は、最高の同僚だけで構成される職場環境にすること。・最高の人材に最高水準の報酬を支払い、その原資が不足するのであれば、それほどでない人材を何人か解雇してでも原資を確保すること。・最高の同僚とは、クリエイティビティと情熱を持って、重...