ルール化 真の仕事人~プロの仕事とは~
最近、舞台にはまって月に数回、舞台鑑賞することが習慣化しつつあります。最近観た「ミスサイゴン」というミュージカルでは「これぞ舞台の醍醐味」というのを味わうことが出来ました。作品自体は以前にも観たことがありましたが、今回は新演出版ということもあり、ヘリコプターや爆竹の爆音などリアルを追及したスペクタクルな演出に、完ぺきなミスサイゴンの世界観を感じました。しかし、今回一番魅了されたのは、キャスト一人ひとりのプロとしての気迫に圧倒され、生で味わう醍醐味と感動を得られました。キャストの中でも、市村正親氏のエンターテイナーとしてのプロフェッショナルさに感動しました。ミスサイゴンと言えば、1980年代から世界中で上演され続けているミュージカルの定番です。歴史ある作品にも関わらず、アドリブや笑いを混ぜて役を演じている姿を見て、驚きとともに、偉そうで恐縮ですが感心しました。ただ芝居をしているだけでは、映画館と同じですが、生の観客を前にした舞台だからこそ、観客を巻き込んだ笑いや涙の一体感を作れる。それこそが、舞台の醍醐味のように思います。演じている市村氏から「今、この場にいることを楽しんで欲しい」という...