ベクトル(意識)を自分に向ける

一年はあっという間で、気付けばもう11月の最終週となりました。
この時期になると、「一年の振り返り」という言葉を耳にする機会が増えてきます。
歌でいえば紅白歌合戦の出場者決定、言葉でいえば流行語大賞、
スポーツでいえば各スポーツのMVPなど。様々なテーマでこの一年の総括が行われます。

皆さんの一年の総括はいかがでしたでしょうか?
年始に「今年こそこれをやる」「こんな成長をしたい」と目標を立てる人は多いと思います。
しかし、約一年後の年末にゆっくり一年を振り返り、「何ができて、何ができなかったのか」を
見つめ直す人は案外少ないのではないでしょうか?
就労している方であれば、決算が12月末ではなく3月末の企業だと、
振り返るタイミングも曖昧となり、先送りしてしまうこともあるかもしれません。
それでも、年の瀬に「自分自身の一年」を振り返ることは有意義なことだと思います。

ちなみに、2024年の紅白大トリ、流行語大賞、今年の漢字一文字を覚えていますか?
どれも大きな話題となっており、耳にしたこともあるはずなのに、いざ聞かれると思い出せません。
理由は、自分事としてその情報に向き合っていないためです。
聞き流していて、その情報を自分事として意識していないからだと思います。

2025年、私は2つの目標を掲げました。
1つは達成し、1つは達成できませんでした。
達成できた事は、思考や行動や環境など様々な歯車が綺麗に噛み合い、
成功体験として新たな自分の自信につながり、能力となりました。
達成できなかった事は、外部要因とかではなく、ただただ自分の計画・努力不足が原因。
「出来なかった」で終わらせるのではなく、できなかった点を洗い出し、見つめなおし、
改善して行動する必要があります。
達成できた目標があったからこそ、未達成の目標も次こそ!はと思える自分がいました。
そう考えると、未達成も人を成長させる機会になると実感しています。

変化を楽しみつつも、トライ&エラーから学んでいくには、「何となくできた。」というよりも、
「できた」「できなかった」を明確にして、次に繋げていく。自分に厳しいベクトル(意識)を
向ける必要があると考えました。

企業CMでよく耳にする「誰かの支えになる仕事」「人の役に立つ仕事」というキャッチフレーズや
「環境保護」「人権尊重」「働きやすい職場環境の整備」「コンプライアンスの遵守」「地域貢献」などは
CSRの一環でもあり、非常に重要な企業の一人一人の社会的責任だと思います。
そのためにも自分自身にベクトルを向けて、見つめなおす時間を持つことが、
私たちをより成長させ、パフォーマンス・生産性の向上に繋がり、
「誰が為に」社会貢献できる人財にさせると思いました。

改めて自分にベクトルを向け、2025年を振り返り2026年の目標を立てたいと思います。

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