2021-12

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今年の汚れは今年のうちに!

新年を迎えると過去が清算され、何もかも真新しく始められるような気分になる。そして元旦には、新年の抱負で今年こそ!という誓いを立てる。私も含め、誰もが経験したことのあることだと思う。本当に優秀な人は、新年を待って行動を起こすようなことはしない。年明けから…という先送りにしてはいないということ。来年を輝かしい年にしたいのであれば、今年のことは今年のうちに整理し片付けておき、ワンランク上の状態でスタートを切るようにしたい。そのために、先週のブログでも触れているが、忙しい中でも、新年を迎える前に、今の自分について振り返りすることをお勧めしたい。「今年はどんな年だったか」と振り返るのではなく、客観的に自分自身と深く向き合い、自分を知り、気づきの中から次の課題を見つけるための『振り返り』が必要なのではないかと思う。振り返りを行うに当たって、数ヶ月前の社内勉強会で題材になった、「リフレクション」*という本が自分自身を深く振り返るために役に立ったのでお勧めしたい。*「リフレクション(REFLECTION)  自分とチームの成長を加速させる内省の技術」熊平美香リフレクション(内省)とは、自分の内面を客観...
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急がば回れ

欲しい結果を手に入れたい時こそ、綿密に準備をし、やるべき事を1つ1つ丁寧にやる必要がある。誰しも理解していることだが、私を含め人間は弱いもので、何かに追い込まれた時、早く成果が欲しいと焦りが生じた瞬間、必要なプロセス無しに最短かつ効率良い方法を探し、地に足が付かない方法を選んでしまう。特に忙しくなる年末。年末商戦に向けてバタつくシーンが増える会社も多いだろう。そんな時こそ、振返りの時間を意識的に多めに取る。効率化を図る為に、デスク周りの整理整頓を行うなど、無理矢理でも心を落ち着かせる機会を設けることを強くお奨めする。かくいう私も、年末になると、過去の職場での苦い経験を思い出す。年内最終営業日に向けて売上目標達成を目指し、怒涛の追い込みを行っていた。忙しさを言い訳に振返りや計画が雑になり、効率が落ち判断力を失いがちになる。当時の会社は、受注直後に顧客との打合せ情報を納品チーム展開後、次の営業先にアプローチするのが最も効率的なフローとなっていた。しかし、売上を追いかける余り納品チームに連絡する前に、次の営業に移るということを数件繰り返してしまった。本来時間の掛からない納品依頼が、メモを見返...
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打算疲れ

秋の運動会で息子がリレーのアンカーになった。足が速くないのになぜ?と不思議がっていたら、「彼はチームが勝とうが負けようが最後まで全力で走るのです」それが選出の理由と聞いて納得がいった。打算のない本気さに価値が与えられたという事だ。たいていの人間は1日で3万5千回くらい何かの判断処理をしているらしい。そのほとんどはパターン化した流れ作業なのだが、恐ろしい数の判断と処理をしながら一日を過ごしている。その際、「何から先にやるのか」「どこまで精度を求めるか」という2軸が個人的には大事だと思うが、とりわけ最近は「精度」の見極めが難しいと感じている。「精度」とは要するに「どのくらい本気出す?」という事だが、これを常に的確に判断できる人は少ない。過去の成功者やパターンを真似るのは最初こそプラスだがどこかで独り立ちをした時、その反動が待ち構えている。「模倣=パターン化」という感覚でやってきた人は、それ以降の調整が不可能となり「思考停止」に陥る。マニュアルやお手本は便利で価値があるものなのだが、ただ浸かっているだけだと感覚がマヒして思考力が鈍ってしまう。生活の中で日々埋もれていく数万の判断処理の中に、「...