未分類 血の通ったメッセージ
最近では、何か起こったら(政治、事件、事故、芸能ジャンル問わず)、まずはネット上に「自分の意見」を書き込むという行為が日常化している。SNS等の浸透によって、少数派の意見も注目されるなど、ポジティブに発展した事もたくさんある。でも、条件反射の様に繰り出される「Yes」「No」だったり、自分と異なる意見への執拗な攻撃なども多く、溢れる意見に際限なく触れていると気分が滅入る事もしばしば。なんというか、血が通っていないメッセージが多い気がするのだ。ビジネスにおいて「判断スピード」は極めて大事な要素とされる。だから、ベースとして過去の自分の体験や経験上のサンプルから素早く引っ張り出して、だいたい「これが回答だろう」と思われる意見を、人より早くアウトプットできる能力はわりと重宝がられる。しかし何でもそうだが、手段が目的化すると途端にチープになる。ややこしいけど「早く引っ張り出すためのアウトプットのためのインプット」になってしまうと、恐らくほぼ思考はゼロに近いのではないか。こうなると早々に限界が見えるし、顧客からの特別な信頼は得られないので、やっぱり、その人なりの思考が入っていないアウトプット(血...