未分類 正しく恐れ、正しく安堵する(リスクマネジメント)
コロナウイルスの猛威が止まらない。ついに東京オリンピックの延期も決まり、再び誰もが「身近な恐怖」として意識し始めた。そして、不安感に煽られた結果、買い占めという混乱もまた起こり始めている。新しいウイルスでわからない事だらけなのに、感染のスピードが異常に早い事が厄介なのだろう。そのため、一般市民も経営者も医師も政治家も全て、手探りで即判断、即対応を考えなければならない状況にある。例のクルーズ船の対応については専門家でさえ意見が分かれていた様に、改めて、非常時における対応力が問われているのだと思う。非常時、つまり十分な材料や時間がない状況でも最善の策を選択して実行していく。それは「リスクマネジメント力」と表現できる。日本でも地震や大型台風等での痛ましい教訓から、リスクマネジメントの意識が変わってきたように思うが、まだまだ自分の身や家族という「個」に対しての意識に留まると思う。仕事で言えば、経営者に限らず集団をまとめる立場にいる人は、「他者(従業員や会社全体、あるいは顧客)」へのリスク管理意識を常に持っていないと、有事に想像以上の深手を負う事になりそうだ。ちなみにリスクマネジメントの重要なポ...