2024-09

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成長と感謝の形

前職は教育関係の仕事をしており、多くの生徒の色々なお願いごとを聞いてきた。そんな私だが、先日これまでで初めてのお願いごとをされた。ヘアスタイリストに向けた修行中なのでカットモデルになってほしいとのことだった。「いやいや、もっと若い友人もたくさんいるだろう」という言葉を飲み込みすぐにOKの返事をした。10年近く前、お世辞にも勉強は得意ではなく、いつも忘れ物をしていた彼が今、社会に出てどうなっているのだろうか、という興味もあった。仕事が長引き、小走りで指定された住所へ向かう。到着すると静かな店内に、アシスタントと思われる若い店員が数名とヘアカラーが終わるのを待つお客様が1名いるだけだった。期待と不安が入り混じる中で案内された椅子に腰かけ鏡越しに彼の手元を見る。受験期にペンだこができる気配もなかった彼の右手にたくさんの絆創膏が張られている。大人になったな。少しの安堵感を感じているのも束の間、施術が始まった。ぎこちないながらも丁寧に施術が進み、仕上げの段階になる。「確認お願いします」彼は手を止めると近くの先輩らしき人に声をかける。アドバイスを踏まえ、微調整を受ける中で練習について聞いてみる。ア...
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日傘と温暖化の相関

つい先日オリンピックが開幕したばかりだと思っていましたが、気が付くと9月。いまだに蒸し暑い日が続いています。今年の夏も猛暑・ゲリラ豪雨・大型台風の上陸と温暖化が原因と思われる異常気象が、ネガティブな夏の風物詩のように日本列島に猛威を振るいました。私が子供の頃の夏と比較しても、圧倒的に日差しも、紫外線量も強くなり、日差しが腕や頭皮に突き刺さるような痛みを感じさせます。今年は人口の3割の方が日傘を使用しているそうで5年前と比べると10%以上も使用する人が増加しているそうです。男性の日傘の使用率も多くなり、10人に1人は男性とのこと。明治初期にはすでに日傘を使用する人達がおられました。元々は高貴な男性が日傘をさし、庶民の憧れとなったのが始まりでした。その後、ファッション性も重視され、可愛らしい素材や装飾が施されるようになり、日傘=女性のアイテム、となっていったそうです。これからの夏における日傘の利用は、男女関係なく、命を守る選択としても正しい行動だと思います。実は「宇宙空間で太陽と地球の間に日傘に見立てた、(サンシェード)というシールドを広げる」というプロジェクトを考えている科学者もいらっし...