2015-01

ルール化

本音で話せる人間関係

最近、どこかの新聞記事で約20%以上の方が30代後半を過ぎると言いたいことが言えなくなるというアンケートデータを見ました。会社でもセクハラ・パワハラ・マタハラなどと様々なリスクがある為に、自分の発言に慎重になることが増えました。会社の後輩に叱咤激励のつもりで「男なんだからもっとしっかりしなさいよ!」と言おうものならセクハラリスクを覚悟する必要があるほどですよね。この仕事を始めたばかりの頃は、人それぞれの価値観があり、それがどんなに自分では「本当にいいのかなぁ」と腑に落ちていなかったとしても「この方の選択なのだから」と思いを胸のうちに潜め、ご要望のみにお応えすることに懸命になっていました。でもこれは紛れもなく「嫌われたくない」という心理が働いており、キャリアコンサルタントとして伝えるべきことを伝えずに、本当の意味で自分の仕事を全うしていなかったと思います。これは私だけではなく、相手がどう思うかを気にしすぎるために、周囲とのコミュニケーションを恐れ、口を閉ざすことが増えからのように思います。嫌われるくらいなら、リスクがあるくらいなら、黙っておこう。自分自身のことだけ考えるのであれば、黙って...
ルール化

資格より頼れるもの

年始に親戚と会った時の話です。看護師の女性で、もう20年になるベテランですが、2人目の子供が生まれるので近々仕事を辞めるとのことでした。割と軽い感じで話をするので、大丈夫かな?と思いましたが、「まあ、また探せばみつかるから」という返答。なるほど、食べていくに困らない資格を持っているというのは本当に強いものだな…とつくづく思いました。終身雇用が崩れ、絶対安泰と言えるような企業を挙げるのが難い世の中では、究極の安定の一つは「辞めても次がある」という状態を指すのかもしれません。昨年も「この先無くなる仕事、食べていける仕事」のような特集が数多く組まれていました。大体の論調としては、ロボットやIT技術の浸透に代表されるような自動化に伴うもの、人口減少に伴うそもそものニーズの減少、および外国人労働者の受け入れに伴う競争の激化などが、今後消えてしまう仕事に共通したリスクとされています。消えてしまうというのは極端だとしても、自分自身の存在価値を守ることに、皆が必死にならなければならない時代がそこまで来ているという事だと思います。看護師のような国家資格をこれから取得する、というのは現実的ではありませんし...
ルール化

リセット(ReSet)の覚悟

明けましておめでとうございます。旧年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。本年もより一層、励んで参りますので、倍旧のご支援を賜れますよう宜しくお願い申し上げます。旧年に引き続き、今年も人材ビジネス業界の変動は激しく、より一層の研鑽や成長が必要になる一年になりそうです。弊社も2010年からの設立で、いよいよ5年目です。まず、今年のスタートテーマは「原点回帰の再徹底」としたいと考えております。5年目を迎え、これまでの日常感覚と認識を刷新するステージに弊社は段階を上げてきたと思います。それと同時に、自分自身の足元を再度固め直し、基本事項の再徹底をルール化としたいと考えております。先に申し上げた通り、業界の変動もあり、転職やキャリアの価値観も日々変化しております。そういう世相に求められるような会社とするべく、またそういう社員でありたいと考え、改めて5年目のスタートは基礎固めを行うと決心致しました。慣れや慢心への寄り掛かりをやめ、新たな自分自身の基軸を作り、良い部分だけが全社に反映できればと考えています。思い起こしてみると、2010年の年末から2011年の年始にかけては、非常に緊張感を...