出来事 文書に込められた思い
弊社から求人企業様に応募された求職者様が、ご内定となった。労働条件通知書(外資系企業様ではオファーレターと呼ばれる)を企業様からお預かりする。この書類を求職者様にご説明する際は、厳密な正確さを期すことは言うまでもなく、ご本人様に対する企業様の熱い思いや期待、企業様におけるキャリア構築の意義等を十分にお伝えする責任がある。緊張で、改めて身が引き締まる瞬間だ。ところで、このオファーレター、各社様ごとのカルチャーが現れており、拝見するたびに非常に興味深い。法的に必要な項目を記載したビジネス文書なので、型破りな書類は勿論ないのだが、それでも、社風がおのずと現れるものだ。特に外資系企業様は、国内系企業様との違いが顕著だ。和訳すると、「オファーレターをお届けできることを大変嬉しく思います」という書き出しで始まっていることもある(原文はもっと格調高い)。日本とは違ったあり方で、新しい社員様を歓迎する外国の文化に触れ、嬉しくなるとともに、「この文章の格調の高さをも、損なわずに求職者様にお伝えできればよいのだが……」と頭を悩ませる瞬間でもある。職務経歴書や求人票も同様に、「企業様への思いを伝えたい」「自...