2016-04

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応援者の作法

少し前の新聞の記事で、「子供の就活に干渉しすぎる親」について書かれたものがありました。「有名な会社がいい」、「地元にしろ」、「営業はきついからやめとけ」等、一方的な価値観を押し付けたり、もっと度を越してしまうと、面接に親が同行したり、人事に親が電話して福利厚生を確認したりなど、「本気ですか?」と突っ込みを入れたくなる様な過干渉の例があるようです。親が子供を思う気持ち、というのはいつの時代も貴いものだと思いますが、ここまでくるとさすがに逆効果になるのは、冷静になれば誰でもわかるはずです。それでも、我が子の事となると止められない。最初は良かれと思っているのに、最後は自分の思い込みやエゴで子供を操るという結果になってしまう。「あなたのためにやっている」と思うから、自分ではとても気づきにくい。人材のコンサルタントにも同じ様な事が言えます。数々の転職者様の悲喜こもごもを、幾度となく目の当たりにすることでその疑似体験をしている様な面があります。そのため、職種や業界、年齢や転職回数という属性を見ただけで、何でも分かっている様な錯覚を起こしがちです。結果、本人の気持ちを無視したお仕事の提案をしてみたり...
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諦めない事

先日、友人の結婚式に参加する機会があった。殆どの参加者が中学時代からの友人で、結婚式という名の同窓会のような感じ。皆、連絡を取り合う仲ではあるが、やはり実際に成長した皆を目の前にすると不思議な感じがした。大手企業に勤めている者もいれば、教員をしている者もいれば、経営者もいる。中学時代には想像も付かないことだった。結婚式の主役も当時は私と一緒に面白おかしく毎日を過ごしていた友人で、まさか彼が教員になるとは思ってもみなかった。彼はずっと期間採用枠で、正規採用される日を夢見て何年もずっと頑張っていた。そしてようやく去年、念願叶って正規採用され、今回の結婚に至ったようだ。私はよく途中で諦めなかったと思った。彼は何回も採用試験に落ちたようで、その度に向いてないかもと落ち込んだ時もあったようだ。しかし、期間採用中でも生徒の皆さんの為に必死に考え、努力し、人の為になるという事が何より嬉しかったと言う。最終的に彼は今の仕事が天職だと言っていた。私はとても心をうたれた。中学時代に共に笑ったり、涙したり、同じ時間を過ごした友がこうやって人様の為になることが、自分の生き甲斐だと言っていることに強く感動した。...
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新卒採用コラム

ここ数年、新卒採用の解禁日のスケジュール変更が続き、騒がれた新卒採用。今年は前倒しになりましたが、この先どうなるのかが気になるところです。日経新聞に「シューカツ都市伝説を斬る!」というコラムが連載されており、興味深く読ませてもらいました。読まれた方も多いと思いますが、記事の内容は、こんな具合です。「学生時代のエピソードは!?という質問に対し、目立つ回答を意識して、嫌われるエピソードは、「そのとき私は」で始まる“激変系”。人は突然変わらないので、選ぶエピソードを間違えている可能性が高い。好感を持たれるのは、社会人は好きな事ばかり出来る訳ではないことを意識したもの地味でも、長い間やってきたこと、特に嫌なことを長く続けた話などが刺さる。他にも色々とありますが、思わず「そうそう」と頷いてしまう内容です。日本の新卒採用においては、まだまだ、インターンシップ制度も進んでおらず、学歴やポテンシャル採用が主流になります。これには、中途採用とも、共通点があります。転職の前と後で、仕事内容も社風も殆ど変わらない「A to A」という転職をされる方は、非常に稀であり、それなら今の会社でという方が多いです。現...