2021-07

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東京オリンピック

アスリートたちがインタビューで真っ先に口を揃えて言っていたのが、「開催していただきありがとうございます」と感謝の気持ちだった。オリンピック開催を反対する声も大きく、実際、日々増えていく感染者数により手放しで喜べる状態ではないが、東京オリンピックで感動を与えてくれるアスリートたちに励まされ、勇気をもらっている人は少なくないはず。テレビの画面越しからでも気迫を感じさせる真剣な眼差し、ようやくメダルを獲得して見せる喜びの笑顔、嬉し涙、悔し涙、その奥に、どんなストーリーがあるのだろうかと想像する。そして、いろんな背景から溢れてくる想い・言葉に感動する。そこには、信念のもとに何かと戦う姿があり、自分自身と闘い続けた姿がある。アスリートだけではなく、どんな人にもストーリーが存在する。それは成功や実績に限らない、その人がどのように道を歩んできたのかを示すものである。アスリートとの違いがあるとすれば、それは「意識の差」「決意の差」なのだろう。人は弱い生き物で、自分に甘い。目の前のケーキを食べてからダイエットしたいし、休みが多ければ多いほど嬉しい。やらなくても良い理由を探したい、自分に都合の良い言い訳を...
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断捨離

社会人駆け出しの頃、ある方から、『自分の部屋やデスク周りは、心の状態を映している』と言われたことがある。当初は、何の事かさっぱり分からなかったが、社会人経験を積むにつれ、その言葉の意味や重みが分かるようになった。これまで、弊社の上司・同僚を含め、様々なビジネスパーソンを見てきたが、生産性が高い人は、ほぼ例外無くデスク周りが綺麗に片付いていて、基本的に余計な物を置いていない。断捨離は、物を探す手間が省ける→時間が増える→気が散らなくなり集中できるという、好循環を生み出しやすくなる。考えたら当たり前だが、これだけで気を落ち着かせて仕事に邁進できるので、効果は絶大である。ちなみに、私は下記に留意して、定期的に断捨離を行っている。・利用目的を5秒以内で言えない物は基本的に捨てる・1ヶ月以上、業務で使用していない資料は破棄する(どうしても捨てられない資料はデータで保存する)・業務終了後、デスクトップの不要なファイルは全削除・対応済みのメールは、受信boxに残さず、各フォルダに移動・メルマガ等の明らかに関係無いメールは、開いた瞬間に削除・仕事用の鞄には、必ず使う物以外入れないそして、断捨離は、物の...
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やり切る

東京に、4回目の緊急事態宣言が発出された。宣言慣れという言葉もあるが、宣言の効果はさておき、転職市場は、コロナ前と比べて明らかに変わった。採用のハードルが高くなり、意識の高い人(例を挙げると、自分に対して高い基準を課して達成してきた人、目的意識の強い人)でないと採用されない傾向が更に強くなった。事業を縮小し、従業員を出向させたりリストラする会社が少なくない中、採用に人件費を使うのだから、当然のことだろう。そのような環境下で行われる面接で増えた質問がある。「今の会社でやり切ったか」ということ。転職が逃げでなく、前向きなチャレンジなのか、物事を人のせいにせず、自分の責任として考えられているか、物事を達成する習慣が付いているか。こういった部分が見られている。このような質問に対し、「はい、やり切りました」と答えるだけでは意味がない。仕事で直面する問題に対し、どのように考えどのように行動し、どのような結果が出たか、という具体的な内容を通じて、言葉にどの程度の深みがあるのか、簡単にわかってしまうからだ。天皇陛下(当時)の執刀医として有名な天野篤氏は、陛下の心臓手術後の会見で、「普段の手術を、普段通...
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迷える相談者の立場から

最近まで子供の塾選びに頭を悩ませていた。とりあえず学校の勉強に遅れないでほしい程度の熱量だったがどうせ通わせるなら子供にマッチした場所をという事で近隣のいくつかの塾に説明を聞きに行った。たいていの場合、体験入学やテストを受けてからの説明となる。我が家の場合、強い目的意識がなかったので、塾側からすると説明の勘所が絞りづらかっただろう。実際、有名校への合格率や先生の実績をアピールされても私「はあ、まあ、受験とかはまだ考えてないので…」塾「とりあえず通わせてみたら本人のやる気が芽生えるかもしれませんよ」塾「親が何か言うより塾に丸投げした方が良いですよ、うちの塾は声がけが上手です」など、どこの塾も今一つしっくりこないやり取りになってしまい、「うちの子に塾は必要ないかなー」と考え始めていた。その中で、ひとつだけ対応が異なる場所があった。少し特殊な塾で「〇〇校専門」という特化型の看板を掲げており、なんだか敷居が高そうな雰囲気があった。実際、対応してくれた先生も他所と異なりビジネスライクな感じの方で、「場違いかな?」と感じながら説明が始まった。「ウチの塾はお子さんによっては入塾をおすすめしません」か...
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先送り

最近、先送りをしたことで痛い目に遭った。本来ならば、電話一本で終わる話だった。それを昼ごはんを食べてからと考えた結果、見事に忘却してしまった。先送りしたことで、損をしている人の話しはいくらでもある。・値下がりしている株の売りどきを見誤り、株価が暴落。・取引先に季節品の提案をするのに、社内調整等が面倒で先送りしていたことで、ライバル会社に先を越され、失注。・興味のある求人案件があったが、迷っているうちに応募が殺到し、募集終了。等々。自分のミスでは済まされない大問題にも繋がる。実際にこのような経験をしている人は日常の業務スピードも著しく遅い。反対に、すぐに行動にうつす人は仕事の早い人、仕事ができる人、成果をあげている人が多い。即断即決、即実行しているからだ。本人に聞いてみても、それは当たり前の習慣で、特に意識しているようでもない。後回しにすると、他の判断、決断に追われることになるから、その場で処理しているのだ。当人は苦とも感じないようだ。結局、世の中において人から必要とされる人はこういう人であり、ぶら下がり社員となるのは前者のような人だ。恥ずかしながら、自分は面倒なことや嫌なことを先延ばし...