2020-09

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人は見えない想いに感動する

今日、帰り際に何気なく読んだネットの記事に心を動かされた。それは、新潟県の「長岡まつり大花火大会」に関する記事だった。長岡まつり大花火大会は、日本三大花火大会の一つとして有名だが、三大会で唯一、花火競技会ではなく、長岡空襲・戦争で亡くなった人の慰霊と復興に尽力した先人への感謝、世界平和を願う想いが込められている花火だということを知った。今年の夏は、新型コロナウィルスの影響により全国の花火大会は軒並み中止となり、長岡市の花火大会も戦後初めての中止が決まっていたが、市民の想いもあり、「白菊」と呼ばれる真っ白な鎮魂・慰霊の花火は例年通り打ち上げられることになったそうだ。戦後75年間もつないできた大会の中止に暗くなるのではなく、今年の数発の鎮魂の花火によって、命の尊さや平和への想いを改める考える機会となったとのこと。記事をまとめると上記のようなあらすじになるのだが、その数ページの記事を読んで、じわじわと何かに心が動かされた感じがした。こういう時に感情だけが残ることがよくあるので、今回は改めて、その「じわじわ」とした感動が何によるものか冷静に考えてみた。暫くして、「話しに登場した人たちの想い」だ...
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深掘り

半沢直樹の勢いが止まらない。池井戸潤の小説「半沢直樹シリーズ」を原作とした、TBS系「日曜劇場」のテレビドラマだ。全話、世帯視聴率20%超を記録しており、私も今や視聴率に貢献している一人だ。なぜ「半沢直樹」はこれほどヒットしたのだろうか?色々な理由はあると思うが、私が考えたのは特に以下二点である。1.半沢は、皆が言いたくても言えなかった事をズバッと言う、爽快さが魅力である。名台詞「やられたらやりかえす、倍返しだ!」との半沢のセリフをみて、皆共感するだろう。「よくぞ言ってくれた!いいぞ半沢!」、私のことのように満足感を得るのだ。2.話一話で山場があり、スカッとするシーンがしっかりと盛り込まれている。また、1クールが第一部と第二部の構成になっているため、一粒で二度おいしい。つまり毎回毎回、飽きずに見ることができる。そこで、もう少しだけ深掘りし、考えてみた。1.について現実問題、社会人の多くは「本当はこうありたい、でもなかなか難しい」と思っている。今のご時世は、長いものにはまかれろ、言いたくても言えない環境もあったりもする。そんな背景を考えると、日本人の奥底には、「やられたらぐうの音も出ない...
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今後、重要性を増すスキル

先日、社内の勉強会で、・仕事に求められるスキルの種類・今後、求められるスキルがどう変化していくかについて、ディスカッションを行った。仕事で求められるスキルを二種類に分けると、1.お金で買えるスキル。ロジカルシンキング、経営学、語学、資格など。  (勿論、習得するには、お金以外に、時間や労力も必要だが。)2.お金で買えないスキル。調整、根回し、段取り、配慮など、  一見、当たり前のように思えることや、地味で面倒くさいことが多い。どちらも大事だが、今後は、2.の重要性が更に高まっていくと思われる。データ分析、数値処理や翻訳が典型だが、1.は、AIが得意な分野であり、今後、更に機械化が進んでいく。一方、人同士が働くのに必須である2.は、機械への置き換えが難しい。考えてみると、1.はその人の個性と独立して存在するが、2.はその人ならではの個性と切っても切れない関係にある。2.は、人間ならではのスキルと言ってよいだろう。採用面接で重視されるのも2.の方だ。というのも、1.は職務経歴書を見れば解るので、書類選考でかなり判断できる。例えば、ある商材をどこの小売店向けに営業する、という業務は、Aさんも...