2021-08

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引き受ける

東京オリンピックが終わり、パラリンピックが開催された。コロナ禍の厳しい環境下、、オリンピック開催に反対する意見が多かった。連日、開催に反対する有識者や著名人の意見をマスコミで見かけた。これを見ながら思ったのは、「開催を中止にしたら、報道はどうなっていたのだろうか」ということだ。きっと、オリンピック開催を支持する声があふれたに違いない。世界中に、選手を始め、関係者が多数いて、その人達を支える家族がいる。選ばれた選手の陰に、選ばれなかった多くの選手がいる。その両方とも、オリンピックに向けて何年も努力している。膨大な費用を投資したスポンサー企業もいる。そういった人達のことを考えると、とても中止にはできない。無観客にして、感染対策を徹底して開催すればよいではないか。……こんな論調になるだろうか。開催した方が良かったとか、中止した方が良かったとか言いたいわけではない。要は、何をやっても批判が出るということだ。開催を支持する立場にも、中止を支持する立場にも、それぞれの言い分がある。こういう苦境で政権を担う人には、逆風が吹き荒れる。政治は何をやっても批判が出るが、その傾向が加速するからだ。日本の話で...
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背中の値打ち

「〇〇さんって、若いのにほんとに周囲をよく見られてますよね?」「いやー、親が商売してたんで小さい頃からの癖ですかね」面談をしていると、上記の様なやり取りが結構ある。そういう方の持つ感覚の広さ・大きさに私は感心してしまうのだが、やはり経営者が持つ「親の背中」の値打ちというのは、一般家庭のそれより重いという事だろうか。例えば、小売店とか直接お客様が来るような商売だと、子供の頃から物を運ぶ手伝いをする、生活リズムがお店中心になるなど、否応なしに「お客様が大事思考」の感覚に巻き込まれる。また、来店商売でなくとも自営業ならではのお金・時間・人間に対しての距離感やシビアさなどは、仕事の中身はわからなくても子供への影響力は非常に強いと想定される。もちろん、子供心に反発の感情が芽生える側面もあるだろうが、「子供だけどお子様扱いはしない(できない)」という親の接し方によって、精神的な成長速度も速くなり、結果的に自立を促すことになるのだろう。(裕福がゆえに堕落するという負の影響も忘れてはいけないが)。要は、強制的に「親の背中」を介して社会と接点を持つ事になるので、一般の家庭よりデビュー戦が早いというのが大...
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東京オリンピックPART2

オリンピックで多くの日本人選手が活躍している。ホームグラウンドでの開催とはいえ、ここまでの活躍は予想していなかった。なぜ、私たちはスポーツに感動するのだろう?アスリートがオリンピックへの出場、入賞、メダル獲得という目標に向かって、様々なものを犠牲にしながら努力する。結果として、勝つこともあれば負けることもある。時には世界ランキング上位の選手が予選で敗退することもある。いずれにしても、全身全霊を尽くした結果がその一瞬にある。多くの選手が勝っても負けても、関係者や応援者に感謝のコメントをしているシーンを目にする。そのようなひたむきさ、爽やかさに対し、心を打たれるのではないだろうか。自分もある競技に長く打ち込んでいた時期があったが、厳しく自分を律するような努力は出来てなかった。その分、活躍するアスリートに憧れのようなものを重ねてしまうのかもしれない。ビジネスでも自己管理が基本だが、世の中の失敗例を見てみると、基本的なことが出来ていないことが原因となっているものが非常に多い。目標設定、SWOT分析、顧客分析、環境、背景の把握の上で、どのように職務を遂行するかを考える。自分で言ったことは実行する...