2018-03

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近代の終わり

「私をスキーに連れてって」が再度ブームになったからか、バブル時代について考える事が増えた。ある意味で、日本経済のピークであり、その後の長い停滞を生み出した要因。一体、バブル経済とは何だったのか。最近、「バブル経済とは、近代の終わり」という記事を読んだ。その記事によると、近代とは、「より速く、より遠くまで」を追求した時代。その合理化の追求に終わりを告げたのが、バブル崩壊との内容だった。上記の考え方で言うと、近代とは、「答えのあった時代」と言えるかもしれない。右肩上がりの経済だから、ビジネスの方向性としては、「より多く、より速く、より高く」を追求する事が答えになり易い。上記のような高度経済成長期やバブル経済が「答えのあった時代」だとすると、その後の「失われた20年」は、「答えのない時代」と言えるだろう。これまでの価値観や枠組みが崩壊し、多くの人が、前例のない問題に対して解決を模索した。人や企業が生き残るに当たって、一から物を考え、変化に適応する事が、以前よりも遥かに大事になった。今の日本における様々な問題は、制度疲労、言い換えれば、従来の制度や仕組みが時代の変化に適応出来ていない事が大きい...
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背景を考える

背景とはー。お仕事をさせていただくことの中でもそうですが、普段生活をしていく中でもふと考えさせられることがあります。一口に背景と言っても歴史的背景、政治的背景、人間関係的背景など様々な背景が想起されます。歴史的背景⇒もともとのルーツや考えに基づき、現在はこうなっている。政治的背景⇒政治的理由による動き。一個人では介入できない程の大きな影響を与えるもの。人間関係的背景⇒人が生活をしていく中で生まれる感情、人間同士の結びつき。例えば、多くの企業様を担当させていただいておりますが、企業様には必ず発祥の地、起源があります。今後、やりたいと考える事業や展望などから人の採用や設備投資がうまれます。これだけ見ても、前述させていただきました、3つの背景はとても重要だと考えております。同時に日本には四季があり、様々なイベントがあります。ひとつに、3月、4月春の季節は出会いと別れの季節と言われます。採用、入社式、入学式などの観点から、その背景を考えてみました。テーマ:「花見」もうすぐお花見の時期ですが、桜の木の下で飲食を楽しむことは、世界的に見ても日本にしかない珍しい文化。「いつ」「どこで」「どのように」...
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歯科イズムに学ぶ

「日本の歯科医院はコンビニよりも多い」という話があります。全国に7万件弱と言われていて、商店街、住宅街、駅ナカなど場所を問わず至る所にあります。想像以上の競争市場だと言えます。先日、私も久しぶりに歯医者の門をくぐる事にしました。新規開拓ですが、ネットの情報もあまりあてになりませんので、家から近い事、清潔感がある事くらいでその歯医者さんを選びました。結論、この新規開拓は大正解でした。近所に住む人がいたら間違いなくこの歯医者さんをお勧めすると思います。私が良いと思ったポイントは下記です。① 受付の方の感じがすこぶる良い(マニュアル的でない)。② 診察がスピーディで説明が分かりやすく無駄がない(患者に納得感がある)。③ 歯医者としての矜持がある(歯科イズム)。どれもサービス業、接客業としては重要だと思いますがとりわけ、③に私はぐっときました。冒頭の数字の通り、歯科医というのは激しい競争にさらされていますが中々差別化しづらい(選ぶ基準が分かりづらい)業態だと思います。そうなると、結局わかりやすい立地や宣伝、建物の新しさなどを前面に出しお客様(患者さん)を獲得する方向になるのが普通だと思います。...
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コミュニケーション

先週、平昌五輪が幕を閉じました。日本選手の皆さま、大変お疲れ様でした。最後に栄光をつかんだ選手、涙をのんだ選手、数多くのドラマがあった今回の五輪。個人的に感銘を受けたのはカーリング女子でした。とても笑顔が素敵な4選手が氷上で多くのコミュニケーションを交わしながら紙一重のところで、涙をのむ場面、笑顔になった場面が印象的でした。3位決定戦の英国戦では、勝利の女神が微笑んでくれたことに、私のみならず応援していた全ての方が笑顔になったことと思います。そして、このカーリング女子を陰から支えてきたのが、リザーブの本橋麻里選手でした。本橋選手はトリノ五輪から日本代表として「マリリン」の愛称で知られており、今大会までのカーリング女子を引っ張って来た方の1人です。そんな本橋さんは過去の五輪では、日本代表選手としてメダルを手にすることが出来ませんでした。その要因の一つに「敗因の振り返りと修正が出来ていなかった点」をあげておられました。と言うのも、日本代表ともなると、次の五輪に向けて、日々のスケジュールがびっしり詰まっており、非常に忙しいため、修正点や課題点をチーム内で完全に消化できないまま、次の大会へ出場...