未分類 近代の終わり
「私をスキーに連れてって」が再度ブームになったからか、バブル時代について考える事が増えた。ある意味で、日本経済のピークであり、その後の長い停滞を生み出した要因。一体、バブル経済とは何だったのか。最近、「バブル経済とは、近代の終わり」という記事を読んだ。その記事によると、近代とは、「より速く、より遠くまで」を追求した時代。その合理化の追求に終わりを告げたのが、バブル崩壊との内容だった。上記の考え方で言うと、近代とは、「答えのあった時代」と言えるかもしれない。右肩上がりの経済だから、ビジネスの方向性としては、「より多く、より速く、より高く」を追求する事が答えになり易い。上記のような高度経済成長期やバブル経済が「答えのあった時代」だとすると、その後の「失われた20年」は、「答えのない時代」と言えるだろう。これまでの価値観や枠組みが崩壊し、多くの人が、前例のない問題に対して解決を模索した。人や企業が生き残るに当たって、一から物を考え、変化に適応する事が、以前よりも遥かに大事になった。今の日本における様々な問題は、制度疲労、言い換えれば、従来の制度や仕組みが時代の変化に適応出来ていない事が大きい...