2016-01

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「試行錯誤と思考錯誤」

「試行錯誤と思考錯誤」コアに入社して以来、この言葉についてよく考えることがある。試行錯誤とは正反応と誤反応を繰り返し、これにより学習が成立するというものである。試行錯誤と対照的なものとして洞察学習がある。 洞察学習とは問題解決という目的に沿って過去経験などをもとにその場の状況を再編成しそこから、ひらめきによって一気に解決の見通しを立てる。 このひらめきや気づきが洞察である。 思考錯誤とは造語であり、「錯誤」とは「間違い」という意味である。文字通り解説するとすれば「誤って思考」である。「頭が混乱してよくわからなくなっている」雰囲気も漂う。 物事に対する考え方として「思考による試行錯誤」であればより深い意味になるだろう。 コアではこの思考という言葉から最近、「コアストラクチャー」という新しい思考ツールが誕生した。「コアストラクチャー」とは一つの「事象」に対して様々な因果関係を持つものを列挙していく作業である。単なる連想ゲームではなく意味のある相関図を作り上げていくものであり、日々の思考の整理や目的の明確化につながる。 皆さまも是非、身近な周りのものの相関図を棚卸ししてみてはいかがでしょうか...
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丙申(ひのえさる)2016

あけましておめでとうございます。ついに2016年の幕開けです。昨年6月コアの仲間入りを果たした私は、全く結果を出せておらず、迷惑をかけっぱなしです。ぬかりなく、初詣にも行きましたし、御祈祷の札ももらいました。しかし、ここは神頼みではなくコアの真骨頂「前向きプラス発想2016年」で勢いに乗り、成果を出したいと思います。2016年の干支は丙申です。昨今では人気ブーランジェリーでも干支パンがものすごい人気で、ついつい動物のかわいらしさに視線が行ってしまいがちです。しかし、今年の申年(さるどし)はすごいんです。正確には丙申(ひのえさる)が干支で、この組み合わせがまたすごいんです。申の前にある「丙」は「ひのえ」と読みます。申などは12年間隔で繰り返しますが、丙などは10種類を1年ずつ繰り返します。つまり干支というのは干と支の組み合わせ、つまり今年は60年ぶりにやってきた丙申なんです。丙とは乙で伸び悩んでいた陽気が丙出いよいよ盛んになるという意味があります。申は「伸びる」の原形で物事が伸長していく様子を表しています。前回の丙申の年を振り返ります。前回の丙申は60年前です。1956年(昭和31)年に...
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改めて、なんのために働くのか

昨年末、コアのオフィスの電話を新しくいたしました。今まで使っていた機械は、コア設立当初から使用していたもので皆の愛着もあり、ずっと使い続けていたのですが、社員も増えてきたので思い切って変更いたしました。なかなかの優れ物であり、大げさかもしれませんが機械の進歩というのを日々実感しながら使用しております。さて、去年もニュースで耳にする機会が多かったと思いますが、最近のビッグデータや人工知能等の利用、開発の進歩はすさまじく、ほとんど映画の様な世界が現実に目の前に広がるようになりましたね。先ほどのビジネスフォンの機能進化とは比べ物になりませんが、駐車場に自動で止めてくれる車しかり、人間の感情や感覚をほぼ再現できるロボットしかり…。この辺りはすでに実用化されているのがそもそも驚きです。視点を変えて「働く」という行為について考えてみても、産業革命など、技術の進歩と切り離せない宿命を持っています。利便性や効率性を高める事は、究極的には人間の労働を限りなくゼロの状態に持っていく事につながるわけですし、今と同じような仕事の内容やスキルが10年後にも希少性を持って通用しているかは、非常にあやしいです。例え...
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存在意義とあり続ける事

昨年末に高視聴率を連続して叩き出していた、あのTVドラマの幕が降りた。そのドラマの主人公は根っからの開発者であり、経営者でもあった。開発に対しての熱い想いは目を見張るものがあり、また経営者としても、とても奥深いものを感じた。その中でも私が特に見習うべきと感じたところは、自分の仕事(劇中では技術者として)に対するプライドである。いいものを造りたい、もっと世の中が良くなるものを造りたいとする志が、こちら側の心を動かす。それは私利私欲では決してなく、ただ純粋に世の中に貢献したいという想いからくるものであり、このような社風の企業で、夢を追いかけながら仕事に邁進できたら何よりの幸せだろうと思わされた。しかし、それはドラマの話で、現実にはそうは言っていられない状況も当然ある。最近では名のある大企業が粉飾決算を行い、株主や社員を欺く行為を行ってでも企業の看板を守ろうとすることが散見されるが、こういった企業の問題は根深い。売上に追われ、人様のお役に立つということではなく、売上という名の体裁が優先された結果だ。しかし、体裁を優先することが悪いと言っているわけではなく、問うべきところは体裁と顧客満足のバラ...