2019-01

未分類

通販サイトと採用ブランディング

最近何かと話題になっているファッション通販サイトで出品を停止する企業が相次いでいるという。この記事を読みながら、採用のブランディングにも同じことが言えるのではないかと感じた。その記事によると、有名アパレルメーカーが出品を停止する理由は大きく2つのようだ。1. 恒常的に行われている割引セールをはじめ、値引きによるブランド価値低下のリスク2. 自社ECサイトの成長や、百貨店ブランドも参画するハイターゲットのネット通販モール等の登場高価格帯のアパレルブランドであれば、ブランド価値の低下は死活問題である。常に値引きセールが実施されていることで、「いつも安売りしているブランド」というイメージとなり、高級感があるから、ハイブランドだから、着たい・欲しいという意識が薄れ、価値がなくなり、そしてブランドのファンは離れていく。ケースとしてよく例えられるのが、GAPの事例だ。店舗でも頻繁に値引きセールをしているのをよく見かけるが、いつ行ってもセールをしているため、「安っぽいブランド」としての印象が今や定着してしまっているように思う。ブランド価値の低下だけが問題ではないと思うが、客離れの結果、本国のアメリカ...
未分類

差別化

弊社は「生活に身近な分野」をコンセプトに事業を展開している。人材紹介会社は、金融やITなど、大きい採用市場を横展開する場合が多いが、弊社は全くの逆張りだ。例えば、私どものメイン分野の一つである食品業界。日本の採用市場においてはニッチ領域だが、弊社はこれに関連する素材原料・農業なども手掛けるといった具合で、元々狭い食品という分野を深掘りしている。初めてお会いした方からは、珍しがられることが多い。心強いとか、ユニークな差別化ですねと言われることもある。ありがたいことではあるが、私はこれは差別化でなく前提条件だと思っている。事業領域を決めるのは当たり前のことで、それがニッチ分野であるにすぎない。では、どこで差別化を図るのか。最近、メイン事業を軸に新規事業を立ち上げ、それに伴って採用をされる会社様が多い。例えば製薬会社が健康食品を展開したり、食品と関わりのある機械メーカーが食品事業を展開するというものだ。異業界から人材を迎え入れて、オープンイノベーションを促進したいという企業様も少なくない。こういった場合、パズルの欠けた部分を埋めるような採用ではなく、自らが「中核」となって新しい動きを作ったり...
未分類

己亥(つちのと・い)

東京オリンピックまであと一年、2019年が幕開けとなりました。ちなみに、干支は「己亥(つちのと・い)」です。己は五行説で「土の弟」にあたり、自分の「信念」を持っている様子、また亥には「無病息災」を願うほか「情熱」といった意味合いも含まれています今年も含め、この数年間を干支の組み合わせでとらえると、2016年の「丙申(ひのえ・さる)」に勢力を拡大した経済や政治権力などが、2017年の「丁酉(ひのと・とり)」には一段と勢いを増すが、2018年の「戊戌(つちのえ・いぬ)」にはその極致に達し、2019年の「己亥(つちのと・い)」にはピークアウトから収縮に向かう可能性を表している。という解釈ができるようです。今年は、様々な障害や困難もありますが、厚い皮を破っての新芽の芽吹き、新たな胎動の始まりも示唆しているとの事で、ポジティブに捉えたいと思います。過去を振り返り、前回60年前の「己亥」である1959年(昭和34年)に何が起きたかを見てみると、時代は高度成長がピークに向かう頃。大きな変化が訪れる兆候もあった年でした。皇太子(現天皇)が4月にご成婚され、5月のIOC総会で1964年の夏季オリンピック...
未分類

2019年もChange or Evolution

元旦に、今年小学校に上がる子供と下の子を連れて近所の氏神様へ初詣に出かけました。「どうして、こんなに寒いのにお正月はお参りに行くの?」と子供が質問してきたので、お寺と神社の違い、一年という区切りの話やご先祖の話なども交え、なんとか意味を理解してもらえるように試みました。子供も一つのきっかけではありますが、以前なら、ただ習慣としてこなすだけだった事について、一つひとつに意味を持たせる事を最近意識しています。そうする事で、これまで何となく漫然とやっていた事が結構多い事に気づきます。今の時代は自分が何者で、何を考えているかを明確化し、それを相手に伝える事が出来ないと、AIの持つスペックの高さに埋もれてしまいます。そこでは「ただ何となく」という行為は無価値で、それをする事の自分なりの意味や意義の明確化が強く求められている時代という事だと思います。日本人は自分が感じた何か、思った何かをアウトプット出来ずにそのまま場が流れてしまう事すら、「よし」としてしまいがちです。軋轢を生まない故、それなりに便利だったその行動パターンが今は非常にリスクが高い選択肢になってしまっているという事を様々なお客様のお話...