2017-04

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ポテチと平和

昨年の北海道の台風被害により、ポテトチップスの原料となるジャガイモが不足し、カルビー社と湖池屋社が一部の商品を販売終了・停止するというニュースがありました。「えっ?!ポテトチップスが食べられなくなるの?」と焦って、コンビニで買いだめをされた方もいらっしゃるかもしれませんね。事実、報道翌日にはコンビニ等の棚ではポテトチップスが品薄状態になったようです。実際は、一部の商品が定番品の安定供給の為に販売停止となった程度であり、ポテトチップス全般がなくなってしまうということではありませんでした。ふと、十数年前に米不足でタイ米を食べていたことを思い出しました。集団心理ともいえると思いますが、日ごろそれほどポテトチップスを食べているわけではなくても、手に入らなくなると周囲が騒いでいる状況を見てしまうと、突然、自分にとって不可欠な物のように思えてくるから不思議です。このポテトチップスのニュースと同時期に、アメリカがシリアを攻撃し、北朝鮮に対しても単独で軍事力行使に踏み切る可能性を示唆し、戦争に発展するのではという緊迫した報道がありました。今も両国の緊張関係は続いているわけですが、北朝鮮のニュースはポテ...
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介在意義

流通業においては、コスト削減の為、中間流通を減らしていく動きが強い。日本は米国に比べて、中間流通が多い、という意見も良く聞く。モノを扱う業界とは異なるが、企業様と求職者様の間に介在する人材サービスも、「中間に立つ」という点では、上記の流通業と共通点がある。今後、人材サービスはどうなって行くのだろうか。私は、低価格と高付加価値の二極化が更に進んでいくのではないかと感じている。どの業界でも、コスト削減のニーズは強いので、それに応えるサービスは勿論必要だ。一方で、極端な例だが、経営者や事業部長といった採用ニーズは、低価格追求で応えられるものではない。人材紹介の介在意義は、求人案件のご紹介や、求職者様のご紹介ではなく、いかに、そこに意義付けを持たせるかにある。求職者様に関して言うと、ご本人にお会いすると優秀なのに、職務経歴書では全くご自分の魅力を伝えられていなくて、「確かにこの書類だと、書類選考に通らないのも無理はない」という方が少なくない。そういった方に、書類修正を通じて、これまでのキャリアを振り返って頂くと、「自分の大事にして来た事を再確認出来た」という感想を仰る方が多い。あくまで結果に過...
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新天地

皆様におかれましても4月に入り、新たなる環境にて新生活をスタートされていることと思います。日本では暦上、新しい期、新学期において4月に「新生活」のイメージがまだまだ多いことと感じます。ようやく暖かさもでてまいりましたが今年は寒く、桜の時期が例年よりも遅く、新入社員、新入生を迎え入れる桜の木が背景になかったことを少し残念に感じております。弊社でも今年の年頭に2017年の事業発展に向けて、神社で祈祷を致しました。また、3月末にも研修を兼ねて社員皆で福岡へ行って参りました。それぞれの地域で景観や人の暖かさにふれて、今一度東京に戻り業務を頑張ろうという気持ちを再確認することができました。四季のある日本において古来、季節の変わり目を感じる文化は日本人と深い関係がございます。弊社の「CORE」の由来はChange OR Evolutionの頭文字を取ったものになっておりますが、あらためて弊社が発信しているメッセージと皆さまにお伝えできることをテーマに考えさせていただきました。1月、12月、3月、4月などは年度の振り返りとスタートの季節になります。寒い冬の雪解けが春を知らせてくれ、そこに桜が咲きます...
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Leather&Core

皆さんはご自身の持つ靴や鞄に使用されている、革について考えたことはありますでしょうか。ふとしたことから興味を持ち、調べていくにつれ、革にはその国々での歴史や普及の秘密があり、非常にスピリチュアルなものであることを改めて感じました。世界で最初に「革」を使ったのは、ネアンデルタール人といわれています。皮から肉を削ぐために、石器を使用していた際、革をなめす技術が生まれました。宗教、環境、文化と大きく関わっている革は保護政策等が生まれました。そのため、世界各国で様々な技術革新が生まれたのです。南米では様々な種類の動物が生息しており、毛皮や革を取る文化が古くからあります。ワニやサメ、オーストリッチといった高級皮革が豊富です。東南アジアでは、ワニの養殖が進んでおり、皮用、食用としても珍重され、文化に根付いています。アメリカでは、革は食用肉の副産物でした。インディアンの革の装飾品の技術も有名で、素晴らしい工芸品も残っています。ドイツは化学工業が発展しており、革の加工には多くの薬品が使用されていました。染色技術等が文化として発展しました。イタリアではタンニンなめしの歴史が古くからあり、ルネッサンス時代...