未分類 二刀流
日本代表の3大会ぶりの優勝に終わった第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。優勝から1週間が経った今も、各種メディアで取り上げられており、多くの人々の記憶に残る感動的な大会だったと思う。野球にそれほど興味を持っていない私でも日本戦は全試合、テレビ中継を観た。様々な選手が活躍した大会だったが、決勝のアメリカ戦で“打って守る”をやってのけた大谷選手の二刀流はやはり凄まじく、一躍、野球界の、いや、世界のヒーローとなった。詳しい人も多いだろうが、野球界の二刀流は投手と野手の組み合わせに限ったことではなく、現役時代の野村監督や古田監督など、監督としてチームを牽引しながら、選手として登録していた人もいた。しかし、想像に難くない事だが「監督と選手」の二刀流はまず、成功しない。古田監督の場合、監督になった事で選手としての出場機会は大幅に減り、選手成績もダウン。そのままチーム自体の成績も不振になってしまった。どちらかに専念していたら…という声も多くあった様で、突出したスキルを持っていたとしても、異なる要素を同居させる難しさがうかがえる。ビジネスの世界での二刀流は、例えば「管理職」と「プレイヤ...