2016-11

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舞台と役者

以前、本ブログで何回かドラマの話を書いたことがありましたが、芝居も大好きで、ジャンルや内容はあまり問わず、気になる役者が出ていると観に行きます。また、公演が長期にわたる場合、二度観に行くこともあります。初日近くに観て、最終日に近い日程でもう一度・・・という感じで、人と、人が作り上げる作品が完成して行く過程を楽しむのも芝居観賞の醍醐味です。最近では、力強い演技で有名な役者さんが競演する芝居を鑑賞しました。筋を知っている古典文学で、あまり期待はしていなかったのですが、初回の熱演に感動し、間をおいてもう一度観に行きました。公演二、三回目と最終回近くとを比較すると、若手の役者ばかりでなく、ベテラン役者でも更に味のある演技へと変化を感じさせられます。役者の成長ばかりではなく、一つの作品として完成していく劇を、観客の一人として目の当たりにできることにとても感動します。上手く言えないのですが、役者と客の一体感と言うべきか、信頼感と言うべき、目に見えない何かが大きく違うように思えるのです。そして、撮り直しのきくドラマとは違い、芝居は一発勝負。劇場に漂う、失敗は許されない、という緊張感が特に好きなのです...
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一見相反する二つの目標

今年の米国大統領選、最終候補者のクリントン氏とトランプ氏のスローガンは、「ストロンガー・トゥギャザー(一緒なら強くなれる)」と、「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(米国を再び偉大に)」だった。スローガンは、短いが故に、姿勢を際立たせる。昔、ある業界のトップ企業二社 が、こんな目標を掲げていた。一社は、「業界を作る」であり、この目標を実行していた。もう一社の目標は「業界を超える」だった。後者の企業は、具体的な取り組みにおいては、「もっと深く、もっと狭く、お客様に入っていく」という戦略を掲げていた。「業界を超える」という壮大な目標と、「もっと深く、狭く」というニッチ戦略は、ミスマッチなようだが、その会社の実績を見ると、一見相反するいずれのスローガンにも不思議な説得力があり、興味深かった(実際、成功した)。当社は、上記のように大きな会社様ではないが、後者の例を私達の仕事に置き換えてみると、下記のようなことではないかと思う。私達は、人材紹介という枠組みで、求人案件や求職者様のご紹介をしているが、人材紹介という枠組みありきで考えてはいない。あくまで目的は、求職者様や企業様の課題解決や満足であ...
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感動

先週末にひとつの舞台が幕を閉じました。日本シリーズ第六戦。日本ハムファイターズVS広島カープ広島の2連勝から幕を開け、今年の広島には手をつけられないと思いましたが、日本ハムファイターズが本拠地に戻ってからは意地を見せて連勝し、そのまま優勝という結果になりました。日本ハムファイターズの優勝という結果になりましたが、今年の広島カープはすごくオーラというか闘気がピッチにいる選手全員に見えるような気がしました。特に黒田選手が放つ気迫はテレビを通してでも伝わるものがありました。新井選手とともにチームの若手を牽引するベテラン勢の活躍が何よりも目立った一年でした。人は誰しも惰性的になると「今度頑張ろう」という精神状態に陥りがちです。よくプロ野球のシーズン中の試合と高校野球の夏の甲子園大会が引き合いに出されますが、夏の甲子園球児たちは「負けると引退」がかかった試合ですのでワンプレーに向かう姿勢が全力投球です。しかし、プロになると内野ゴロを打った時、一塁ベースまで全力で走る選手が少ないのが現実です。これは当然プロとアマチュアの世界での違いがあります。お金をもらってする野球、好きでする野球の違い。日本シリ...