未分類 舞台と役者
以前、本ブログで何回かドラマの話を書いたことがありましたが、芝居も大好きで、ジャンルや内容はあまり問わず、気になる役者が出ていると観に行きます。また、公演が長期にわたる場合、二度観に行くこともあります。初日近くに観て、最終日に近い日程でもう一度・・・という感じで、人と、人が作り上げる作品が完成して行く過程を楽しむのも芝居観賞の醍醐味です。最近では、力強い演技で有名な役者さんが競演する芝居を鑑賞しました。筋を知っている古典文学で、あまり期待はしていなかったのですが、初回の熱演に感動し、間をおいてもう一度観に行きました。公演二、三回目と最終回近くとを比較すると、若手の役者ばかりでなく、ベテラン役者でも更に味のある演技へと変化を感じさせられます。役者の成長ばかりではなく、一つの作品として完成していく劇を、観客の一人として目の当たりにできることにとても感動します。上手く言えないのですが、役者と客の一体感と言うべきか、信頼感と言うべき、目に見えない何かが大きく違うように思えるのです。そして、撮り直しのきくドラマとは違い、芝居は一発勝負。劇場に漂う、失敗は許されない、という緊張感が特に好きなのです...