2021-09

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「自己の中心で、アウトプットを嘆く」

「〇〇が9割」的なビジネス本が引き続き売れている。先日、似た感じで「要約力」について書かれている本を読み、社内メンバーにも展開しようとアウトプットしたら、全く要約できていなかった…という笑えない状況になってしまった。筋の良くない読書、というのはまさしくこういう事なのだろうが、そうなったのは、下記が原因だったと反省している。① 勝手知ったる仲だからという甘え(相手任せ)② 良い本だから内容をできる限り伝えたい(自己満足)③ インプット時に実務へ具体的に落とし込めていない(目的意識)基本的に何かを「話す」あるいは「記す」場合、「全く聞き手を考えなくてもOK」というシチュエーションはまず考えられない(日記ですら未来の自分が読んでわかる必要がある)。しかし、この「聞き手を考えて」というのが極めて難しく、だいたいの場合上記①~③の様に「話し手」である自分を成立させる事だけに必死になってしまう。ちなみに同じ「伝わらない」にも二つあると思う。ラーメンで例えると、一つは食傷気味の「全部のせ」ともう一つはあまりに簡素な「味気なさ」のいずれかだ。私は前者の「全部のせ」の傾向が強く、あれもこれもと用意した内...
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夏休みの宿題

皆さんは小中学校時代、夏休みの宿題にいつ頃とりかかっていただろうか?多いのは「スタートダッシュで休みの前半で全てを終える派」と、「最後まで溜め込む派」の二つではないだろうか。先日、『「夏休みの宿題」の取り組み方でわかる、敏腕社員と残業社員の仕事格差』という記事を読んだのだが、この記事ではスタートダッシュ派が「敏腕社員」、溜め込む派が「残業の多い社員」と定義づけており、非常に納得感があった。そもそも「夏休みの宿題を早くやりたくてしかたがない!」という子供はいないだろうから、つまるところ「自分を律する事ができるか?」という点がポイントになっている。「三つ子の魂百まで」というが、子供の頃の癖が大人になっても抜けないという話でもある。自分自身を振り返ると、恥ずかしながら溜め込む派の典型だった。以前のブログでも書いたのだが、若い頃は社会人になってからも、面倒なことや嫌なことを先送りしたり、先延ばしにすることが多く、周囲に迷惑をかける事も多かった。そのため、強く意識して行動を修正するようにしてきた。しかし、ちょっと油断すると自分の悪い癖が顔を出すことも知っている。そんな自分にとって、「まぁ、いいか...
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夏休みの宿題

皆さんは小中学校時代、夏休みの宿題にいつ頃とりかかっていただろうか?多いのは「スタートダッシュで休みの前半で全てを終える派」と、「最後まで溜め込む派」の二つではないだろうか。先日、『「夏休みの宿題」の取り組み方でわかる、敏腕社員と残業社員の仕事格差』という記事を読んだのだが、この記事ではスタートダッシュ派が「敏腕社員」、溜め込む派が「残業の多い社員」と定義づけており、非常に納得感があった。そもそも「夏休みの宿題を早くやりたくてしかたがない!」という子供はいないだろうから、つまるところ「自分を律する事ができるか?」という点がポイントになっている。「三つ子の魂百まで」というが、子供の頃の癖が大人になっても抜けないという話でもある。自分自身を振り返ると、恥ずかしながら溜め込む派の典型だった。以前のブログでも書いたのだが、若い頃は社会人になってからも、面倒なことや嫌なことを先送りしたり、先延ばしにすることが多く、周囲に迷惑をかける事も多かった。そのため、強く意識して行動を修正するようにしてきた。しかし、ちょっと油断すると自分の悪い癖が顔を出すことも知っている。そんな自分にとって、「まぁ、いいか...
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アップデート

キリンホールディングスが、既存のAIを活用した商品開発支援システムに、「目指す味にするために必要な原材料と工程条件を導き出すような機能」を追加したという記事を目にした。このAI機能によって、経験の浅い技術者でも熟練した職人のように目標の味を実現できるようになり、より効率的に商品開発が可能になるということだ。研究開発/商品開発担当の採用の際に、採用企業が求める人物像の1つとして、「根気強さ」があげられる。目指す商品にするために、微妙な配合、モノによってグラムではなく、マイクロ単位で配合を微調整しながら何度も何度も試作を繰り返してより良いものを目指す妥協しない姿勢が大切だからだ。しかし、キリンのようなシステムがあたり前の世の中になっていくとしたら、AIに指示された配合をすれば良いのだから、開発担当者は自ら思考する・試行錯誤する必要がなくなり、さらに、誰でも作れるのであれば、開発担当者は数名で良いということになるかもしれない、等と悲観的な見方も出来る。一方で、経営的な視点で考えたら、商品開発のスピードが驚くほど速くなり、新商品を次々につくることができるようになる。さらに、スケールアップのテス...
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人の真価

人の真価は何で決まるか?わかりやすい所では収入、仕事の成果、名声等だろうか。人それぞれ答えや信念があると思うが、日頃、なかなか考える事は少ないと思う。例えば転職活動などの人生の岐路に立った際に、初めてそれを問われることになるのではないか。その際、ひとつのモノサシとして持っておきたいのは自分という存在に、どれだけの人が集まるかという部分だ。「肩書きが無くなっても今まで通りにビジネスや人付き合いが続くか?」「積み上げてきたものを失っても手を差し伸べてくれる人がいるか?」これについては、自分の父親のことを思い出す。父は残念ながら、私が16歳の時に病気で亡くなってしまったが、自身の価値を客観的に見つめなければならないタイミングの多くで、父親の生き方を基に考え、決断をしてきた。父親は、小さな映像会社のカメラマンとして働いていた。家庭では、休日は家でグルメ番組、釣り、ゴルフの打ちっぱなしなど、趣味を楽しむ至って平凡な人という印象しかなかった。取り返しのつかない病気が見つかった際、本当に多くの人達が、父親宛に激励の連絡をくれ、自分の時間を割いて医者探しをして下さり、気晴らしになれば、と父親を色んな場...