2020-07

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自己分析

将棋の藤井聡太七段が、史上最年少でタイトルを獲得した。改めて、異次元の強さだと思う。人間とAIの対決でAIに軍配があがった将棋だが、藤井七段といえば、「AI超え」の手を繰り出すことでも話題になっている。藤井七段の最近のタイトル戦の相手であり、将棋界最強の一人である渡辺明二冠が、「すごい人が出てきたという感じです」とコメントしている通り、本当に強い。藤井本人に言わせると、29連勝したデビュー時と比べて、角一枚分は強くなっているという。これは、大きいハンディキャップを課されたとしても、今の自分が、デビューした当時の自分に勝てるということだ。なぜ、これだけ成長できたのだろう。その強さの秘密について、様々な人が様々なことを言っているが、あるプロ棋士は、コロナによる自宅待機期間の過ごし方が、最近の成長を後押ししたと言う。藤井七段は、昨年11月のタイトル戦の挑戦者を決めるリーグ戦で、いいところまで行ったが、終盤で悪手を指して逆転負けして気落ちし、師匠に「手が見えない」と珍しく弱音を吐いたという。将棋人生で初めて壁にぶち当たったそうだ。その後、今年4月の政府の緊急事態宣言に伴い、感染防止のために、長...
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それぞれの経路

人生はよく山登り(未知の山)に置き換えられることがある。人生にはいろんなところに難所(ターニング・ポイント)がある。山頂までの道のりで様々な体験をし、そして人と出会う。時には自然の驚異に晒され、危険な目に遭遇する(トラブル)。時には自然の恩恵を受けることもある(人からの助け)。前進したり、時には後退したりを繰り返している。人生の山登りにもいくつかの経路がある。日本社会においては平均して22歳(大学卒業)くらいまでは親が山登りをアシストしてくれるというありがたい環境がある。しかし、22歳以降の人生は自らに決定権があり、社会に出て独り立ちをして、社会の一員となった以上、一人で山登りの経路決定をしなければならない。経路を決めるのは自分次第である。登山中に時には立ち止まり、通ってきた経路の確認や分析をし、地図を見ながら先の経路選択に役立てることもできる。人はいくつも経験、体験を通して、次回以降の行動に役立てることができる。時には誰かからの助言をもらい、行動に役立てることもできる。常に成長するためには「振り返りと次に向けた施策を考える」ことが大切である。通れない経路を毎回、準備なしに挑んでも通れ...
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欠乏感のすすめ

家の本棚を整理していたら、懐かしいビジネス書が出てきた。ベストセラー、「チーズはどこへ消えた?」だ。パラパラとめくってみたものの、恥ずかしながら「どういう内容だっけ??」状態で、ほとんど内容を覚えていなかった。もちろん、この本の素晴らしさは言わずもがな。要するに、当時(10数年前)の私にとっては、この本を単なる「寓話」のようにしかとらえておらず、本の内容に入り込むための準備(態勢)が、全く出来ていなかったという事だろう。 結局、本の良し悪しは自分次第という事。 目的のない読書には意味もない。自分に何が足りていないかを思い知り、そして、それを埋めたいと強く願う人がより多くのことを学べるという事だ。どんなベストセラーも良質な古典も、本人に「欠乏感」がなければその価値はわからない。「チーズはどこへ~」 は環境変化の重要性について書かれている本だが、今、まさしく世の中は、我々にとって厳しい姿に変わろうとしている。潤沢にあると思っていたチーズが空になるかもしれない、そんな好ましくない変化が誰の身にも起こる可能性がある。そんな時こそ「欠乏感」が強い味方になってくれる。何かが足りないと強く感じている...
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先読み力

新型コロナウイルスの発生自体が予想出来ないことであり、各国、各機関が対応に追われている。このような不測の事態に対応することは容易ではない。ただ、起こってしまった以上、きちんと向き合って戦っていかなくてはならない。そんな中、ニュースを見ていると、「前もってわからなかったのか?予想できなかったのか?」と言わざるを得ない出来事が多々報道されている。・テニスのジョコビッチ主催のチャリティー大会テニスのスーパープレーヤーとして対戦相手の動きを何度となく封じてきたジョコビッチ。濃厚接触だらけの大会を運営し、ナイトクラブでパーティーをすれば、何人ものコロナ陽性反応が出てしまうことを予測できなかったのだろうか?・ブラジルの国策経済活動の早期再開ばかりを主張するボルソナーロ大統領と対立して保健相2人が相次ぎ辞任。感染者も急増し、対策を講じない状況が続いた結果、今では米国に次ぐ世界2番目の感染者を爆発的に出している。他国を見て、危険を察知できなかったのであろうか?・日本人の自走出来ない、依頼心の高さブラジルやアメリカほどひどくはないが、日本でもコロナ感染者がまた増加している。経済活動を再開しなければならな...