ルール化 考え方の相違の受け止め方
「見方の違いによる争いは避けなければいけないが、意識の違いによる争いは避けられない。意識の高い方は低い方を攻撃しないが。」という言葉を聞いたことがある。平たく言い換えると、「缶コーヒーを真上から見て、『円だ!』という人と、真横から見て『四角だ!』という人が喧嘩するのは、無意味なので避けなければいけない。しかし、多くの体験を経て経験則から話す大人と経験の浅い子供に見解の相違が起こるのは避けられない。大人は子供を本気で攻める訳ではない余裕を持っている・・・」というところだろうか。何故、上記を思い出したかというと、職場の新入社員と意見の相違が起こったからだ。言葉の後半を思い出し、「自分の方が大人なのだから」と優越感を持って納得し説得をしていた。しかし、この姿勢に違和感を覚えた。謙虚さが欠けている気がした。後輩が意見をしてきたとき、言い方はさておき、言っている内容はもっともだった。「君の考え方にも思い込みがあるんじゃないか……」と思わず言い返したくなったが、私の考え方の偏りを指摘してくれた内容自体は、正しかった。相手の至らなさや粗(あら)に着目しても意味がない。それは、相手の問題であり、自分は...