ぼけーっとする効用

ぼけーっとすることは、現代社会では、そんなに評価されていないように思う。
しかし、ぼけーっとすることは無駄なのだろうか。害悪なのだろうか。
将棋の羽生名人や、ワタミの渡邉会長などは、意識的にぼけーっとする時間を
確保しているというようなことを聞いた。

「意識的にぼけーっとする時間を確保する」など、どれだけやったことがあるだろう?
靴や鞄も、毎日使うよりも、時々休ませる方が、長持ちするという。
人間の精神や肉体も同じではないだろうか。
特に精神が仕事で張り詰めたときや、集中が長時間続いたときは、
バランスを取るために、ぼけーっとすることが必要なのかもしれない。

だから、将棋の棋士や経営者など、極度に集中して考える職業人は、
精神のメンテナンスとして、意識的にぼけーっとする時間を確保しているのだろう。

私も休みの日などに、静かな公園や森林などのマイナスイオンを感じられる場所へ
出向きぼけーっとすることにしている。

忙しいときほど、ぼけーっとする時間を意識的に確保するようにしている。
長い時間を確保できないときは、短時間でも「濃く」ぼけーっとしている。
精神を長持ちさせる為には、そんな工夫が必要なのかもしれない。

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