未分類 情報を「獲る」
出社のため山手線を利用していた際、「うなぎパイ」の紙袋を持った男性が私の目の前に現れた。今までの私であれば、単に「あ、静岡名産のうなぎパイだ」程度に見過ごすところである。しかし、私は職場の仲間から数日前、このうなぎパイについて雑学を教わったところであり、その真偽を確かめるため、紙袋に目を凝らしていた。そして、「夜のお菓子」と書かれた小さな文字を見つけた。この職場の仲間からは、まさにこの「夜のお菓子」について、その由来を教えていただいたところであり、その小さく書かれた文字のせいで思わず頬が緩んでしまった。ちなみにこの「夜のお菓子」の由来について、本来は全員がテーブルを囲む家族団らんのひと時、“夜のおとも”として食べてほしいという思いで名付けたそうだが、うなぎと言えば、精力アップや滋養強壮にうってつけのスタミナ食材であるイメージが定着しており、“夜のお菓子”=大人の精力剤みたいなエロティシズムな発想が勝手に定着したと言われている。このうなぎパイの件で、私は一つの気づきを得ることができた。それは、物事をとらえる自分の視野がいかに狭いかということだ。今回の場合はあくまで雑学であり、極論知らなく...