2024-06

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休日の過ごし方

先日、大学時代の友人達とプロ野球のデーゲームを観戦する機会がありました。梅雨入りが遅れていたこともあり、雲のない青空の中、日射しが突き刺さす痛みを感じながらも、楽しい時間を過ごすことが出来ました。観戦した試合は「交流戦」といって、セ・リーグとパ・リーグが対戦する、この時期にしか見ることができない貴重な試合です。対戦カードは、北海道の食品メーカー様球団vs在京の乳酸菌飲料メーカー様球団でした。(職務上、そう呼ばせてください)試合開始の1時間半前、開門と同時に球場に入り試合前の練習風景に視線は釘付け、木製バットがボールを弾く乾いた音が心地よく、思わず聞きいってしまいました客席は満員御礼で、ファンの人達が各々のチームユニフォームを着ながら、動かすタオルのウエーブと、上下に揺れるビニール傘の花畑、そして灼熱の中、色とりどりの制服で一生懸命走り回るビールの売り子さん達。何と言っても、そこで飲むビールがうまい。何とも言えない幸せな気分になりました。私は、小学生から大学生まで野球を続けていたこともあり、就職してからも、時には草野球でプレーをしたり、野球観戦に行くなど、さまざまな形で野球に関わることが...
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八十八

学習塾から来た「田植えをしよう」というイベントのチラシ。子供は「面倒だからいかない」という反応をしていたのだが、もう二度とない機会かも…と思い、強引に二人分申し込む事とした。田んぼは神奈川方面にあり、自宅から電車とバスを乗り継いで1時間少々という距離感だが、子供には携帯もゲームも禁止したので、風景を見る、電車の中の人を観察する、読書する、父トークなど普段あまり選択肢にない限定メニューで過ごすこととなる。この辺含めてかなり渋っていたが、電車に乗ってしばらくするといつもと違う時間帯の電車、路線、空間など彼にとって全てが新鮮であり、単なる移動が、徐々に非日常のイベントに変化していったようだ。現場に着くと、コンビニはおろか自販機もなく、トイレまで往復40分かかる。「もう買う事は出来ませんよ」と言われるといつものペットボトルがとても価値のあるモノに思えてくる。熱中症になったらやばい、無くなったらもう買えない、でも飲み過ぎたらトイレに行きたくなる、という焦りが巡ったが「必要な時に必要な分だけ飲もう」とルールを決め、結局二人とも帰りの電車まで飲み干すことはなかった。田植えの会場でNPO法人の方からの...
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コスパはいいことなのか?

コスパやタイパという言葉をよく耳にするようになった。少し前までは若年層特有の概念とされていたが、最近は、全世代共通の価値基準のひとつとして受け入れられている。しかし、このコスパという考え方は、一方で複雑な面を持ち合わせていると感じる。一見すると、少ない労力で一定の成果を求めるというのは合理的で理想的なアプローチだ。実際、効率が良いに越した事はない。しかし、軽薄に映る一面も垣間見えることがある。例えば、就業後に上司や先輩から飲みに誘われたケースだ。その価値をコスパで判断する若手社員が実際に少なくない。数時間と数千円の出費で参加する事に価値があるのか?と考えるようだ。合理的なのかもしれない。ただし、社内での対人関係、仕事のノウハウやアドバイス等、金銭や時間に置き換えられない価値を見過ごすことにもなり兼ねない。それは、効果が出るまでに時間を要するものが多いからだ。経営学では、効率(efficiency)と効果(effectiveness)という二つの指標で成果を測定する。効率はコスト削減やプロセスの最適化と連動する。特に日本の製造業などではこの観点が重要視されてきた。一方で、効果は実際にどれ...