2022-04

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愛される理由

コロナの感染者が再び増え始め、多くの会社が生き残る為に必死で知恵を絞っている。そういった中でも、お客様から必要とされ、応援される会社・人に共通するものは何だろうか?サービスの質、世の中の需要という前提はあるものの、やはり、他者に対してどれだけ思いやりを持って向き合ってこれたかに尽きるのではないだろうか?当たり前のように聞こえるかも知れないが、自分のことで精一杯になってしまうと、中々難しいものである。以前ブログで取り上げた、地元でイタリアンレストランを経営している友人が、濃厚接触者となり、止むを得ず臨時休業することとなってしまった。感染防止ルールに則り運営し、私生活でも細心の注意を払ってのことなので致し方ない。本人のSNSには、お客様へのお詫びの言葉と共に、悔しさが溢れ出ていた。その投稿に対して、友人だけでなく、多くの常連さんと思われる人達からの激励のメッセージが多数寄せられていた。間違いなく、営業を再開する際には、瞬く間に常連さんで満席になり、前の様に行列の絶えない店になるだろう。何故ここまで応援されるのか考えた時に、彼が料理の美味しさ以上に、コロナ禍でお店の経営が大変な中でも、お客様...
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意識の矢印

映画の授賞式で俳優が司会者を平手打ちした、というニュースに様々な人が反応している。当初は「男(旦那)としてカッコいい」などの好意的な意見が多かったように思うが、時間が経つにつれ「暴力は絶対ダメ」という風向きに変わりつつある。最悪、会員から登録抹消される等極めて重いペナルティを課される可能性が出てきた。ハリウッドの受賞式だと現実離れしているので、例えば、普通のオフィスにシーンを置き換えてみる。家族をからかった同僚をいきなり殴ったとなれば、もはや美談というよりも、かなりやばい人物だろう。組織における彼の立場は相当危ういものになるだろうから、家族を守るという本来の動機からすれば、真逆の結果になる。今回の俳優さんにもいくつかの選択肢があったはずだが、直接的暴力を選んだ背景には、大スターとしての「驕り」や自分がどう見られているかという「エゴ」の強さがあったかもしれない。もちろん、本来俳優サイドは被害者である。「からかい」や「いじり」はいじめと紙一重であり、発する側にはジョークとして成立させるための技量がいる。今回のプレゼンターも確信犯的アプローチだったと思うが、事前準備やシミュレーションの時間が...