2021-10

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敵か味方か習慣化

今週から飲食店への時間短縮要請が解除され、弊社のある恵比寿も通常の夜の風景に戻りつつあります。「よし、じゃあ飲みに行こう!」と言いたい所ですが実は、現在の私の飲酒量は以前の4割程度。コロナ禍での体調管理意識の高まりを軸として、少しだけお酒離れの状態になってしまいました。ちなみに、飲酒量減で下記の様なメリットがありました。① 痩せる(肝機能が活性化されて基礎代謝が高まる)② お金が溜まる(交際費、酒+「おつまみ」の購入代金が浮く)③ 失態や失言がなくなる(覚えてない…という恐怖から解放される)④ 夜更かししなくなる(睡眠の質も高まります)並べてみるとこれはこれで結構なインセンティブだと感じますが、個人的には「無理だと思ってた節酒ができた!」事の方が衝撃でした。以前の私は「趣味お酒」と言っていいくらい、とにかく365日飲まないと気が済みませんでした。美味さもありますが、完全に「習慣化」していたと思います(アルコールなんで、ストレートに「依存」ですかね…)。習慣化の恐ろしさは、自分でそれに気づけていないこと。なので、いつでもその習慣を変えられると思いながら、一方では止めない理由を必死に探し、...
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制限

制限を受けるのが好きという人はいないと思う。しかしながら、制限や制約が自分の能力を向上させる場合もある。自分は仕事が終わった後、ラーメンやカレー等のいわゆるジャンクフードを毎日のように食べていたが、コロナウイルスの影響で外食店が時短要請を受け、なかなか行けない時期が続いていた。(我々の仕事は始業が遅めである分、終業もやや遅めなので、外食が時短になると、行けない店も出てくる。)フラストレーションがたまってくる。そこで、考え方を変える事にした。朝早く出社するスケジュールに変えた。あえて日中の業務時間を圧縮し、仕事を効率良く終わらせ退社。様々な選択肢の中でやはり、ラーメンに。気持ち良く20時の閉店前に滑り込みセーフ。夜、絶対に食べに行くと決めて、1日を過ごしてみると、普段より仕事がはかどる。時間を制限することが仕事のスピードアップにつながった。業務遂行に掛かる時間自体は見違える程に短縮できる訳ではない。判断スピードが上がったのだと思われる。成功している人の中には、敢えて自分にプレッシャーをかけていることが多い。「いつまでに何をやり遂げる」と人前で言い、自分を追い込む。数年前に亡くなったプロボ...
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「つながらない権利」と「時間どろぼう」

「つながらない権利」とは、就業時間外にメールなどでの業務連絡を拒む、働き手の権利のこと。コロナウイルス禍の中、テレワークが定着し、仕事とプライベートの境目がより曖昧になり、長時間労働に繋がるという実態から、就業時間外の業務連絡を受けない「つながらない権利」が世界的に注目されているらしい。確かに、テレワークになったことでONとOFFの切り替えが難しく感じるし、相手の様子が見えない分、ちょっとしたことを連絡するタイミングが分かりにくい。タイミングをはかっているうちに忘れることがあるため、つい“忘れないうちに伝えておこう”とメールをしてしまいがちでもある。「自分の(プライベートの)時間を奪われる」「休みたい」という自分目線で考えると、「つながらない権利は必要だ」と個人の権利を主張したくなるが、一方で、自分自身も誰かの時間を奪っている可能性があることも意識しておきたい。時間を奪う・奪われるのは、就業時間外や休日に限ったことではなく、日頃の業務においても、私たちは常に誰かの時間を使って仕事をしている。例えば、会議。会議は多くの人たちが参加し、多くの時間を費やしている。それぞれの時給で換算したら、...
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魔法の特効薬

人は何かを達成したいと思う時、いかに最短で効率的に、加えて楽にできる方法は何かを考える。ダイエット、筋トレを例に挙げると「飲むだけで、1ヶ月でモテボディ」、ビジネスに於いても「この1冊で完結!王道のロジカルシンキングが分かる本」など、人間の欲求に上手く訴求する謳い文句のサービス・商品を頻繁に目にする。それ自体が悪いものではなく、しっかり取り組んで行動すれば効果を見込めるだろう。しかし、忘れてはいけないのは、人間は自分に甘い生き物で、放っておくと、つい楽な道を選んでしまうということ。そして、「◯◯だけで完結」のような最短で答えを求める思考に囚われすぎると、無意識的にそれ以外の情報を排除してしまうリスクがある。冒頭の考え方を例にとれば、最短でスキルアップしようと考え、1冊に必要な情報がコンパクトに凝縮されている本を読み、書いてあることを実践すれば、基本の型を身に付けることはできるかも知れない。しかし、ビジネスの現場で使うことを考えると、思考スキルの以前に、クライアントの基本情報や特徴、加えて、周辺情報(クライアントを取り巻く市場全体のこと、競合の動向等)のリサーチを欠いた途端、思考の型を学...
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ハードル

19都道府県を対象にした緊急事態宣言と8県へのまん延防止等重点措置が9月30日に全面解除された。これを機に、経済が活性化してほしいと願わずにはいられない。特に、休業や時短の要請があった外食・宿泊・観光・イベントなどの業種の方は尚更だろう。しかし、以前と完全に同じ世界に戻るわけではない。例えば、喚起対策があまりなされていない外食店に行くかといえば、なかなか、そうはならないだろう。選ぶ側の基準が高くなっていることは確かだ。外食・宿泊・観光・イベントに限らず様々な業種においていえるが、業界を問わず、営業職をしている人の話を聞くと、新規顧客のガードが高くなったという話をよく聞く。以前よりも取引を開始してもらいにくくなったということだ。多くの会社が経費節減に努力する中、わざわざ新しい業者と取引するメリットが感じられなければ、話を聞く時間を割かないというのは当然のことだろう。営業職の人に話を聞くと、対面の往訪も減った。代わりにオンライン会議が普及しているが、顧客との打ち合わせの数が変わらないかというと、減ったと答える人が多い。かつては「挨拶のため立ち寄った」というのも十分ありえたが、現在はこれが成...