19都道府県を対象にした緊急事態宣言と
8県へのまん延防止等重点措置が9月30日に全面解除された。
これを機に、経済が活性化してほしいと願わずにはいられない。
特に、休業や時短の要請があった外食・宿泊・観光・イベントなどの業種の方は尚更だろう。
しかし、以前と完全に同じ世界に戻るわけではない。
例えば、喚起対策があまりなされていない外食店に行くかといえば、
なかなか、そうはならないだろう。
選ぶ側の基準が高くなっていることは確かだ。
外食・宿泊・観光・イベントに限らず様々な業種においていえるが、
業界を問わず、営業職をしている人の話を聞くと、
新規顧客のガードが高くなったという話をよく聞く。
以前よりも取引を開始してもらいにくくなったということだ。
多くの会社が経費節減に努力する中、わざわざ新しい業者と取引するメリットが
感じられなければ、話を聞く時間を割かないというのは当然のことだろう。
営業職の人に話を聞くと、対面の往訪も減った。
代わりにオンライン会議が普及しているが、
顧客との打ち合わせの数が変わらないかというと、減ったと答える人が多い。
かつては「挨拶のため立ち寄った」というのも十分ありえたが、
現在はこれが成り立ちにくくなっている。
今は、対面だろうがオンラインだろうが顔を合わせる必然性が以前よりも問われ、
既に取引のある企業が相手であっても、
人に「時間をもらう」「顔を合わせる」ハードルが高くなっている。
この中で顧客に選ばれるにはどうすればよいのだろう。
そもそも人に「時間をもらう」というハードルが高くなっているので、
短時間で人に強いメッセージを伝えられること。
当たり前のことだが、顧客のニーズを解り、相手に寄り添い、
顧客の気付いていない視点を提供したり、課題を解決すること。
こういったことが、今後の仕事において一層大事になってくる。
転職活動においても、これまでしてきた仕事や自己PRの中で、
こういった側面を見直されると、新しい発見があるかもしれない。
