2026-05

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「伝わる」のは、声の大きさだけではない

先日、仕事帰りに駅前を歩いていた時のことです。飲食店の前を通ると、店内からとても大きな話し声が聞こえてきました。ふと中を見ると、若い方たちのグループが、とても楽しそうに盛り上がっています。会話の内容までは聞こえませんでしたが、驚くほど声が大きい。そして、その人の話が終わるか終わらないかで別の方が更に大きな言葉で違う話を重ねてくる。その様子を見ながら、少し興味を持ち、その店のカウンターで飲んでみました。もちろん、楽しい場なので自然なことでもあります。ただ、そこまで大きな声を出さなくても周囲には聞こえているはずです。「人はなぜ大きな声を出したくなるのだろう?」と考えてみました。存在感を示したい。ちゃんと聞いてほしい。場を盛り上げたい。仲間との一体感を感じたい。きっと、色々な理由があるのだと思います。仕事でも、声の大きさや勢いが目立つ場面はあります。ただ、「強く言うこと」が、必ずしも相手に届くとは限りません。むしろ、落ち着いた言葉や、相手を理解しようとする姿勢の方が信頼につながり、結果として相手に伝わるということが多いように感じます。人は「もっと伝えなければ」と思うほど、言葉を強くしたり、熱...
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熱気

約15年ぶりに、プロ野球観戦で神宮球場に行きました。4月末とは思えないほど肌寒い日でしたが、双方のチームの応援は非常に熱量が高く、寒さを忘れるほどの熱気でした。試合内容は、いわゆる投手戦。両チーム合わせてもヒットは10本に届かず、大きく試合が動く場面はありませんでした。派手なホームランや乱打戦のような分かりやすい盛り上がりはない。それでも、その静かな攻防の中にこそ、野球のリアルな面白さがありました。改めて感じたのは、野球という競技はピッチャーからすべてが始まるということです。投手がセットに入る。その瞬間、バッターも、野手も、観客席までもが自然と集中する。誰もが次の一球に意識を向ける。静かな時間の中に、大きな緊張感が走る。その緊張の瞬間は、1試合で200回以上訪れます。一球ごとに空気が張りつめ、一球ごとにほどける。その繰り返しの中で、試合は静かに、しかし確実に進んでいきます。一人の動作が、球場全体を動かし、熱気を生み出していました。この光景を見ながら、一般の仕事にも通じるものがあると感じました。どんな仕事もまた、何かが“始まる一手”に価値があると思います。工場のラインを稼働させる。パソコ...
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オールインクルーシブに学ぶ、経験の活かし方

今年のゴールデンウイークは、4割以上の人がまだ予定を決めていないそうです。物価やガソリン代の高騰もあり、「心と体をリフレッシュしたいのに、財布まで軽くなるのは困る」という声もよく聞きます。そんな中、最近注目されているのが「オールインクルーシブ」の宿です。食事やアクティビティが料金に含まれているため、追加費用を気にせず楽しめるのが魅力です。特に、昔ながらのホテルをリニューアルし、価格を抑えながら満足度を高めている施設が人気を集めています。調べてみると、豪華さを追求するよりも、既存の建物やサービスを活かしつつ、現代のニーズに合わせてアップデートしているところが多いようです。ゼロから新しく作るのではなく、「今ある資産をどう磨くか」に力を注いでいるのです。この考え方は、仕事にも当てはまると感じています。転職をお考えの方と話すなかで、「新しい環境で一から頑張ります」という言葉をよく耳にします。もちろんその姿勢は大切ですが、転職先の企業からは、「ゼロからのスタート」を求められているのではなく、これまでの経験やスキルをどう組み合わせ、どのように成果につなげてくれるのかを重視されています。評価のポイン...