2015-06

キャリアについて

人生の山登り

この仕事をしていて思う事がある。果たしてこの仕事は自分に向いているのかと。壁にぶつかり、跳ね返され、また壁にぶつかりは跳ね返されの繰り返し。まさに七転び八起き。でもその中で成長している事は確かで、その分お客様により良いサービスが提供出来ているのであれば壁にぶつかる意味も大きい。ただ大事なのはその壁にぶつかった理由を明確にする事と次に同じ壁にぶつからないようにする事である。そうでなければ成長とは言わないし、お客様に対するサービスも上質なものは提供出来ない。よく人間の差は意識の差と言われるがまさにその通りだと思う。意識のないところに感動は生まれず、感動が提供出来なければ私がこの会社においての存在価値は無いに等しい。ただ人様に対して感動を与えるとは言葉以上に遥かに難しく、今の私には雲を掴むような話である。ではその雲を眺めているだけでいいのか。否、私はその雲を掴んでみたい。その為にはこれから幾度となく険しい山々に登り、尖った石の上を素足で歩くような時も当然あるだろう。だが、私はその雲を掴んでみたい。今は無理かもしれないが、いつか雲を掴んでみせるという意識を持ちながら歩んで行きたい。人間の差は意...
ルール化

前向き発想

日々、多くの転職希望者とお会いさせて頂いている中で、最近2名の優秀な営業マンと出会った。彼らは性別、年齢、現在勤めている企業、業界、バックグラウンドも違うのだが、共通して言える点は、兎にも角にも面接に強いことである。面談時の所感としては万人受けするタイプだなという印象しかなかったのだが、何度かやり取りを重ねている内に、彼らの最大の強みは「自分に自信を持っている」ことだと気が付いた。以前に読んだ記事でドミニク・ジョンソンという心理学博士が自信過剰な人と控えめな人の研究をしており、その研究では自分の能力を自分で高く評価する人は集団の中でも優位に立てるという内容のものがあった。周囲の人間がどのような評価をしていようと、「俺は(私は)出来る」位の方がうまく物事が進むということである。自分の周りを見ても、自分に自信を持っている者の方が「自信の根拠」はさておき、最終的には物事がうまく運んでいる人間が多いのではないかと感じる。これは理論で説明できることではなく、特異性だと考える。人はそもそも体の構成上、前向きに出来ている。顔のパーツのどれを取っても全て前を向いている。歩く時も基本的には前を向いて歩く...
感動したこと

サービスのあり方

息子が、かつて長期入院時にお世話になっていた病院に、一日だけ検査入院した。通常の病室に空きがなかったため、一時的に、病棟の最上階にある特別室に通された。初めて立ち入るその空間は、目にするもの全てが新鮮で、こんな場所があるのかと驚いた。時が止まっているのではないかと思うほど落ち着いた雰囲気で、まるで都心の高級ホテルのようだった。だが最も印象的だったのは、スタッフの方々の対応だった。細部に至るまで気を配ってくれるが、サービスを受ける側に気を遣わせることなく、加減を心得ていて、まるでコンシェルジュのようだった。退院の際、以前お世話になった通常の病棟に、ご挨拶に立ち寄った。そこは、入退院する患者さんが毎日のようにいて、特別室とは対照的に、忙しい時間が流れていた。先生や看護師さんが果たして覚えてくれているだろうか? と思いながらその空間に入ると、懐かしい看護師さんたちが、お忙しい中、手を止めて、弾けるような笑顔で迎えてくださった。そこで息子は、その入院時に初めて見せるような、柔和な顔をして笑ったのだった。以上のことがあって、サービスのあり方について考えさせられた。特別室と通常病棟、どちらのスタッ...
キャリアについて

マッチング

求人を企業様からお預かりする際、事業の戦略や方向性をお伺いすることが多い。例えば、「小売の○○グループ向けに人材を増やしたい」と、あるメーカー様からご意向をお聞きする。弊社で紹介をさせて頂き、入社が決まる。程なくして、先方企業様の製品が、○○グループ様の店頭の棚で増えたのを見かける。予定通り事業を拡大されているのだな、と思い、嬉しくなる。ただ、上記の例で言うと、どの小売店様での取り扱いが増える、ということは、表面的な事象でしかない。例えば、小売店グループAの○○という方向性と、メーカーBの△△という方向性が合致しているから取引を増やすことになった、というレベルまで掘り下げて、初めて考察と言えると思う。求職者様に求人案件をご提案する際は、ご経験やスキルのみならず、上記のような企業様の方向性と、求職者の歩んでこられた(ないし希望される)方向性を合致させた上でご提案する。言うまでもなく、ご家族などお一人お一人異なるご事情も、考慮に入れる。したがって、ご提案する側としては、いつも頭を悩ませることになる。難しいが、やりがいを感じる部分である。ご提案が求職者様に響かなかった場合は、何がいけなかった...