2025-10

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デジタルデトックスが生む「余白」と「質」

最近、愛知県豊明市で「スマホ使用は1日2時間まで」という条例が施行されました。罰則はありませんが、子どもたちの睡眠や生活リズムを守る提案として、全国的に注目されています。条例は極端に感じるかもしれませんが、とある企業の調査では、スマホの利用時間が大学生・若年層(18〜24歳)で平均約5〜7時間/日、社会人(25〜50代)では約3〜4時間/日という結果が出ているそうです。さらに増加傾向にあることを考えると、もはやこれは子どもだけの問題ではなく、社会全体が「デジタルとの距離の取り方」を見直す段階に来ているのかもしれません。仕事中も移動中も、気づけばスマホを手にしています。通知が鳴るたびに注意が分散し、SNSやメールの確認が習慣になりがちです。脳は常に情報の処理に追われ、思考の余裕は削られている状態です。そう考えると、デジタルデトックスは、単にスマホを触らないことではなく、「思考の余白を取り戻す行為」と言えるかもしれません。たとえば、スマホを手放して15分だけ散歩する、誰かと雑談する、そんな「余白のある時間」の中から生まれるひらめきや気づきこそが、仕事の質を高めることに繋がります。さらに、「...
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点と点を結ぶ

こどもの学習教材で数字を順番になぞって、なぞり終えると一つの絵となる教材を覚えてますか?改めて、「よくできた教材」だと思います。数を覚える、字を覚える。数字の順番に覚える。点と点をまっすぐ結ぶ。曲げて結ぶ。筆記具をうまく使う。手先を使う。先を見て線をイメージする。などなど、様々な事を学べる素晴らしい教材です。しかし、小学生になり中高大と進学すると、このような教材を見ることは全くありません。本来は使い方によっては思考のプロセスなども学べるものだと思います。社会に出てからは点でしかないことが多く、先輩・上司・同僚・後輩・お客様・飲み屋で知り合った方などに、「仕事」「人」「金」「立場」と様々なことを教えてもらい、言われた事、聞いた事が点として表れる。そして自分の中に体験として点在しているものが、ふとした瞬間に繋がり結ばれる事に気づく。「あっ!これとこれはこう繋がるんだ」「これってこう言うことなんだ」点と点の繋がりや結ばれた事を自分で気付けると、その気付きは与えられたものではなく、自ら得たものになる。自ら得たものは経験としてしっかり自分に蓄積されていく。生きている限り、情報は無限に入ってきて、...