実行に移すには

本を読んで「ああ、いいことが書いてあるなあ」、
講演を聞いて「ああ、いい話だったなあ」……。
しかしその後日常が変わらない、という話をよく聞く。
かくいう私も、しばらく前までそういうことが非常に多かった。
「いい話だったなあ」だと、概念で終わってしまっているので、行動が変わらないわけだ。
ポイントの一つは、話を聞いたりしたときに、
「どう具体的に行動するか」をルール化することにある。
では、それをいつルール化するか。

うまく行っている人に聞くと、「その場で」という答えが返ってくる。
具体的行動のルール化は、“しなければ直ぐにどうにかなってしまう”
という性質のものではないので、ついつい後回しにしがちだ。
そうすると、いつまで経ってもやらないことになる。
私もこのパターンが多かった。
予備校の林修先生ではないが、
いつ決めるかと言うと「今でしょ!」というわけだ。

ルール化の結果、新しい習慣を作ることもある。
例えば勉強や運動だと、頑張りすぎると後が続かないことも多い。
場合にもよるが、ハードルを低くして始める方が続きやすい。
細くても長く続けることが大事だ。

決めたことをやったら小さいご褒美を自分にあげるのも効果がある。
弊社では最近、運動ブームとなっており、私もウォーキングを始めた。
週末に45分かけて歩いて銭湯に行き、そこで軟水のお湯につかるのを自分へのご褒美としている。
そこは水質がすばらしい上、自宅と違って銭湯ならではの解放感がある。
お湯から上がった後、ビール(帰りも歩くのでノンアルコール)やスポーツドリンクを
一気飲みするのも爽快感があるし、帰りに“プチ贅沢”な買い物をするのも楽しみだ。

習慣を継続するに当たって、「時間を捻出するにはどうすればよいか」という悩みをよく聞く。
私もその悩みが多かったが、もう十年運動を続けている人に話を聞くと、
時間を捻出するという発想自体が間違っているそうだ。
適度な運動というのは睡眠、食事、排泄のように不可欠なものであり、
例えば運動が1日0.5時間だと仮定した場合、「1日を23.5時間だと考える」ということだった。
この考え方に出会って、小さい習慣を続けられるようになった。

継続すると自信がつく。
良いと思ったことがあったら、小さな一歩を踏み出すことから始めてみてもよいかもしれない。

コメント

  1. 匿名 より:

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    たしかに男女ともにデブ多いもんね、おたく
    痩せたほうがいいね