2018-11

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自ら考え、自ら行動する

日々のお客様との接点や業界の会合に参加する中で気付きを与えられている。ある事象に対する捉え方や考えが自分軸になってしまっていないか、ということを再認識するには、ほかの人の思考に触れるのが一番有効であると思う。人間はその場その場で対峙した相手(人物)の印象をイメージ付けしている。過去にお会いして、思考や行動を共にした背景があるなら解るかもしれない。しかし、何千人何万人と会うなかで一つの部分(限りある時間の中で)を切りとってその人を分析することは難しい。それが商談であったり、面談であったりする。特に人材紹介という職業はお客様の人生の分岐点で最良の判断をして頂くためのアドバイスをすること。お客様との面談を通して、その方のキャリアをまるで自分が疑似体験したような感覚になる。ふと我にかえるとお客様の人生が重くのし掛かる場面もある。人間には、グライダー能力と飛行機能力とがあるという話を聞いたことがある。受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを考え、発見するのが後者である。学校は、指導者と教科書ありきの受け身の姿勢。独学で知識を得ることができない=自力で飛び上がることができないグライダーのような...
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成すべきこと

今週、数年前に弊社から転職された方お二人と別々の機会で会食をした。お一人は40代半ばの方で、営業マネージャーの方。支店にいながらも、停滞気味な本社の空気感を変えるために、予算を圧倒的に上回る数字実績を作るために必死でお客様にアプローチしているらしい。その実績に納得せざるを得ず、徐々に本社から問い合わせが来て、連携を進めていく下地ができてたとの事。もうひと方。この方は30代半ばでやはり営業マン。ご本人は「自分には取り柄がない」と謙遜されるが、分け隔てなく誰とでも接点を持ち、部署間に存在した壁を徐々に取り去ることに成功しているとの事。「どうやったらこの人と楽しく話せるかを考えているだけ」と話されるが、そこで得た様々な情報も活用しながら、営業実績も高く維持できているらしい。今週の弊社の社内勉強会でビジネス書の「古典」に触れるというテーマがあり、その時はドラッカーが取り上げられた。改めて印象に残ったものに「成すべきことをなす」というのがあった。要は仕事である以上、そしてプロとして対価をもらう以上、お客様や会社から要求されている事に応える事が一番であり、自分のしたい事に引っ張られている状態は仕事...
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Resilience

「Resilience」、最近、中途採用で企業が候補者に求める要素としてよく聞くようになりました。そもそもレジリエンスという概念が注目され始めたのは1970年代になります。きっかけの1つとなったのが、第2次世界大戦でホロコーストを経験した孤児たちの研究でした。孤児たちのその後を調査すると、過去のトラウマや不安にさいなまれ、生きる気力を持てない人たちがいる一方で、トラウマを乗り越え仕事に前向きに取り組み、幸せな家庭を築く人たちもいました。同じ経験をしながら、その後の人生が大きく違うのはなぜか。それは思考の仕方が大きく影響します。このケースに限らず、逆境を乗り越えた人たちの思考として、共通の傾向があるようです。1、状況に一喜一憂せず、感情をコントロールする。2、自分の力を過小評価しない自尊感情を持つ。3、自己効力感を持つ。→課題の失敗を繰り返す中でも、少しずつ成長していると感じたり、いつかできるだろうという気持ちを持つ。4、楽観性→失敗の中でもいつかできると思う。高い課題と言う名の壁が目の前に現れた際に、上記4つのブロックを積み上げて、壁を乗り越えていくイメージです。それぞれの感情が相成っ...
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インプット

キャリアコンサルティングや企業様へのコンサルティング、税理士、会計士などの士業、営業などの職種は、色んな場所でアウトプットを求められる機会がある。そのため、自分自身に対するインプットも必要不可欠となり、多くの情報のインプットの為に、新聞や雑誌、本、ネットニュースなどに目を通すことが多い。しかしながら、自分自身も含め人には好みや癖があるので、どうしても、無意識のうちにインプットするものに偏りが出てしまう。例えば書店では、新刊コーナーを見てから、いつもの書棚を見て回り、最終的には文庫コーナーに辿り着く。そのコースは私のルーティーンワークであり、そこで自分の思考が作られたと言っても過言ではないと思う。しかし、普段足を運ばない棚にこそ、自分に必要な本があったり、未知の領域がある。結局のところ、知っている、興味のある領域で更なる見識を深めることは長所伸展ではあるが、短所の撲滅や新しい知識の習得にはならず、ある意味、既得特権の中で胡坐をかいているとも言えるのかも知れない。そのため、最近は意識して、新聞の書評の中から、あまり馴染みのないジャンルの本をピックアップしたり、全く思考の異なる人に、良書を推...