言葉の意味の大切さ

先日、咳が止まらず、念のために病院に行きました。
診察の結果は「咳ぜんそくですね」とのこと。
薬を処方してもらい、ひとまず病院を後にしました。

ところで、「咳ぜんそくって、そもそもどういう病気なのだろう」
「原因は何なのか」「このあと悪化する可能性はあるのか」
診察室では聞けなかった疑問が、帰り道に次々と浮かんできました

「咳ぜんそく」という言葉自体は聞いたことがあり、
医師にとっては日常的に使う言葉でも、
患者である私にとっては“自分ごととして初めて受け取る言葉”です。
少しもやもやしたので、自分で調べてみたところ、
「アレルギー(花粉・ハウスダスト)などが気道に入ることで引き起こされる
咳のこと」らしく、アレルギー体質の人は発症しやすいそうです。
内容に安心はしたものの、同時に「使い慣れている言葉ほど、
丁寧に説明しなければならない」  ということを強く感じました。

これは、私たちの仕事にも当てはまる事ではないかと考えました。
候補者や企業にとって、転職活動や中途採用は決して“慣れた事ではなく、
非日常的な事であり、私たちが社内で当たり前に使っている言葉も
相手にとっては初めて聞く内容かもしれません。

だからこそ、「言葉だけを伝える」のではなく、その言葉の“背景”や“理由”まで
伝えることが大切だと思います。
たとえば——なぜこの企業を受ける価値があるのか、
企業が人材を募集している背景は何なのか、
また、転職希望者が転職を決断したきっかけや背景、
この方を採用する事で解決できる課題があるという話など、
企業がどんな人物を求めているのかなど、こうした“現在地の説明”があることで、
候補者も企業も安心して未来への一歩を踏み出すことができるのだと思います。

医者の診察も、採用時のコミュニケーションも同じです。
専門家側は慣れている言葉でも、
受け手にとってはその一言が不安の種になることがある。
だからこそ、「言葉の意味」だけでなく、
「なぜその状態なのか」「これからどうなるのか」  まで丁寧に伝えることが、
人と向き合う仕事の基本なのだと改めて認識しました。
自分自身の姿勢をいま一度見直すきっかけとなった出来事でした。

タイトルとURLをコピーしました