つい先日オリンピックが開幕したばかりだと思っていましたが、
気が付くと9月。いまだに蒸し暑い日が続いています。
今年の夏も猛暑・ゲリラ豪雨・大型台風の上陸と温暖化が原因と思われる異常気象が、
ネガティブな夏の風物詩のように日本列島に猛威を振るいました。
私が子供の頃の夏と比較しても、圧倒的に日差しも、紫外線量も強くなり、
日差しが腕や頭皮に突き刺さるような痛みを感じさせます。
今年は人口の3割の方が日傘を使用しているそうで
5年前と比べると10%以上も使用する人が増加しているそうです。
男性の日傘の使用率も多くなり、10人に1人は男性とのこと。
明治初期にはすでに日傘を使用する人達がおられました。
元々は高貴な男性が日傘をさし、庶民の憧れとなったのが始まりでした。
その後、ファッション性も重視され、可愛らしい素材や装飾が施されるようになり、
日傘=女性のアイテム、となっていったそうです。
これからの夏における日傘の利用は、男女関係なく、命を守る選択としても
正しい行動だと思います。
実は「宇宙空間で太陽と地球の間に日傘に見立てた、(サンシェード)というシールドを
広げる」というプロジェクトを考えている科学者もいらっしゃるそうです。
太陽から出ている放射線を2%だけ遮ることで、地球の気温を摂氏1.5度下げることができ
地球温暖化を防ぐための研究として進めているとのことです。
また、本業とは全く別の次元で、地球温暖化対策に取り組まれている企業も多くあります。
それは、今生きる自分たちの為ではなく、未来の子供達が安心して生きていく為にです。
個々が出来る事は小さなことかもしれませんが、一人ひとりの自覚は大きな力になります。
日差しがやわらぎ、日傘の使用率が下げられる日は来ないかも知れません。
しかし、自分に何ができるかを意識して行動したいと思います。
今朝も日傘を持って出掛けましたが、雨傘として活躍してくれています。

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