求人票

求人票は、多くの方が、ご覧になったことがあると思います。
人材紹介会社では、求職者様に、求人をご案内するとき、求人票を、提示します。
弊社でも、もちろん作成しておりますが、これが、実に、奥の深い代物です。

まず、字数制限があります。
求人票の表面には、事業内容の欄と、会社特徴の欄がありますが、
それぞれ、制限字数が2,000字となっています。

企業様から伺った、こんな点も、あんな魅力も、盛り込みたい……と思っているうちに、
制限字数を超えてしまうことは、珍しくありません。
そのため、内容を削らずに、字数を削るため、頭を悩ませることになります。

また、それぞれの欄に関して、横80字×縦38行という制約もあります。
いたずらに情報を詰め込んで、良い求人票になるかというと、
決してそんなことはありません。上記のスペースに収めながら、読みやすくするため、
適度に、空白や改行も入れ、箇条書き等も使う必要があります。

ある音楽評論家は、モーツァルトを例に挙げて、
「真の芸術家は、制約を逆手に取って、名作を生み出す」と
言ったそうですが、もちろん、私のような凡人には、遠い世界の話です。

なんとか、企業様から伺った話や、調べたことを、スペースに収めることが出来たら、
それで良いかというと、もちろん、そんな事は、ありません。

求職者様の関心に、お応え出来ているか、
企業様の魅力を、しっかりとお伝え出来ているか……?
自己満足や独り善がりに陥らないよう、見直すことが欠かせません。

求人票を、求職者様にご提示するまでは、意外に、多くのプロセスを経ています。
だからこそ、求職者様が、企業様や、求人案件の内容に、
関心を持ってくださった時は、素直に嬉しい瞬間です。

今日の面談で、求職者様に、求人票をお見せしたら、どんな反応が返ってくるだろうか……?
不安である一方、楽しみでもあります。
求職者様からの質問、疑問や、どんな反応でも、その都度、大変勉強になっており、
その次に、活かすよう、取り組ませて頂いております。
弊社に、面談にお越しになる事がございましたら、ぜひ、率直な感想を、お聞かせ頂けますと幸甚です。

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