未分類 安全性の入り口
人と話すことを生業としているのに恥ずかしい話だが、プライベートで初対面の方と二人きりになると何を話そうか迷う事がある(例えばパパ友とか)。顔は知っているけどその人の背景を知らない、でも話さないとダメな時。ぎこちない会話で何とかその場を凌ぐわけだが、やはり少なからず「相手に響く」やり取りをしたいと思うと、相互に「取っ掛かり」みたいなものがないと非常に難しいと感じるのだ。仮に、同じ職場で働いていても「響く」かどうかはわからない。先日、友人が顧客対応について後輩にアドバイスをしたところ、置物に話をしているかのような虚しさを感じたらしい。後から聞いて理解できたのだが、その会社は良くも悪くも顧客とサービス内容が昔から固まっており(安定ゆえの現状維持)、売上は年々減少してはいるがそのスピードは極めて緩やかで、皆の危機感が薄い職場だということだ。経営の方々も「うちはこのままで大丈夫」という思考になっているので、組織としての最低限のメンテナンスすら怠ってしまう事に罪悪感もない。注意された後輩からすれば、私の友人の方が奇異に映るわけで、会社は潰れない、やってもやらなくても評価は同じ、大きなクレームになっ...