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期限

米国、英国などでコロナワクチンの接種が始まった。日本でも米ファイザー製薬のワクチンの承認申請が行われている。やっとかと思う人もいるかもしれないが、通常、新薬の開発、申請には10年以上かかる。それは治験に治験を重ね、人体への安全性を確認してからの上市となるからだ。それを踏まえれば、コロナウイルスが世に広まって、1年たたずして驚異的なスピードでの開発がなされたということとなる。この開発には納期や期限などというものはなく、一分でも一秒でも早く世の中にワクチンを届けねばという、開発者の熱い想いが成し遂げた偉業だと感じる。ワクチン開発の相手は、患者であり、医療従事者であり、全人類といえるだろう。開発する側の立場でいえば「今年中に開発するなんて不可能だ」と思った人が当初はほとんどであったと思う。政府からの強い要請や圧力があったことも容易に想像できる。多くの人員や資金を投入し、リスクを取りつつ、かなりの無理をしたと思うが年内に開発できた。このことがもたらす5年後、10年後の経済効果を誰も解らないし知ることもない。開発された後では、開発されなかった未来を知ることはないからだ。仮に以前の様な日常を取り戻...
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人とのつながり

今年は、人とのディスタンスを求められていたからこそ、人との繋がりというものをさらに深く考えさせられた年であったとも思う。もともと挨拶程度だった人とは疎遠な状態になったり、逆に会っていなくても、どうしてるだろうかと連絡を取りたくなる人もいる。「人とのつながり」とは、どちらかの意思がない限り発展していかないことを知る機会となった。人は、ストレスを感じているときは往々にして、自分のことで精一杯で、自分のことしか見えていないことが多い。そして、陰ながら支えてくれている存在は空気のように当たり前で、かけがえのないものだと気づくことは難しい。そういった関係性は、友人関係だけではなく、職場での関係でもよくあるのではないだろうか。事あるごとに気にかけてくれる先輩や、叱ってくれる上司、フォローを入れてくれる同僚など、コロナの前までは「日常」だったことが、無駄のないオンラインでのコミュニケーションになったことで、これまでの日常が当たり前ではなくなった。失ってみて「つながり」の価値を感じるべきではなく、不安定な時期だからこそ、より意識的につながりを強化するべきだと思う。とある研究によると、リレーションを深め...
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誰のせいでこうなった

大手航空会社が多くの社員を小売店に出向・転籍させたり、冬の賞与の支給をカット・大幅削減せざるを得なくなっている。受け入れ側の小売業も厳しい経営環境にある。小売ではないが外食を始め、倒産する会社も少なくない。この年末を乗り切れない会社もあると思われる。一年前に、この状況を予想できた人がいただろうか。経営状況が厳しくなっても、人件費も家賃も支払う必要がある。国からの公的な補助はあるが、それも限界がある。そのことは、増えていく倒産件数が示している。「誰のせいでこうなった」。苦しいと、人はこう考えたり言ったりしがちだ。恥ずかしながら、私もそう思うことがある。環境が厳しいのは事実かもしれない。しかし、他責にして事態が好転することは一つもない。コロナの影響もあって、採用基準は益々厳しくなっている。弊社は、お客様によっては、人事部長様でなく社長様と直接やり取りしているが、「業績が極端に悪くなったわけではないし、募集はしているけど、この状況で採用するのだから、当然、目線は厳しくなる」と普通に言われる。本当に、その通りだと思う。採用面接で、よく聞かれる質問がある。困難な状況で、何を考え、どう行動し、乗り...
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改正改心

今年も残すところ1ヶ月となった。本当に大変な年だった。生涯においても2度とないような出来事であることに違いない。この教訓を活かし、激動の時代を生きていく為の糧にしたい。今年はありがたいことに自分自身と向き合う機会(おうち時間)を多くいただけた年である。おそらくこのような状況でなければ、これほどの振り返りの時間を設けなかった思う。こういう事態にならなければ、動かない(振り返り時間を設けない)自分の考えを猛省しつつも、1年の振り返りをしたなかで気付きを得られたことがたくさんあった。世の中では物事の分析(振り返り)は数多く実施されているが、ご自身の分析が細部まで行き届いている方は世の中にどれくらいいるのだろうか。(お恥ずかしいかぎりであるが、私自身は全然できていなかった。)成功している方というのは人一倍努力をしていることは確かであるが、その努力の方向性とはいかなるものか?一体どのような努力をしているのか?それはまず、自分自身を客観視することからスタートしている(自分自身をよく理解している)。人は生きてきた境遇において、個の感覚・感性を養ってきている(価値観や行動をパターン化している)が、優秀...
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意識で変わる価値

先週、息子の七五三のお祝いに出かけてきた。神社もコロナ対応で大変そうだったが、無事にお参りを済ませる事が出来た。決まり事として「やるのが普通」だった事だが、今回は実施するかどうか考えたこともあり、前回より尊いものに感じた(長男には悪いが…)。そういう意味では、一つ一つの判断に意味を灯し、その瞬間を大事にするという意識になれたのは、忌むべきコロナという存在から得られる数少ないポジティブな効果だと感じられる。限りがあると認識して、初めてその価値がわかる。人もモノも機会も時間も、ほぼ全てそれに当てはまるが、我々はすぐにその感覚を忘れてしまい、気づいた時にはだいたい手遅れになっている。普段から、やり直しがきく、繰り返しができると思い込んでいると、その値打ちがわからずに目の前をスルーしている事になる。私自身、昔を振り返ると「また次の機会で…」という言葉を決まり文句の様に多用していた時代があった。人間関係ビジネスである人材紹介の仕事は、明確な答えが無い分、自分の基準で「まあ、いいか」としやすい。自分を律する意識があるかどうかで、顧客にとっての存在価値が180度変わってしまうのだ。あと何冊、本を読む...
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品格

アメリカ大統領選がようやく終焉を迎える。いつになく物議を醸した選挙だったが、アメリカが選挙でここまで盛り上がれる国だということに正直驚いた。各候補者への過去最高の投票数も国民の関心が伺える。今後の政策や国の方向性に一人一人の想いも強い選挙だったのだろう。投票率の低下が目立つ日本は、与野党の政策論議がもっと活発化すべきなのかも知れない。しかし、残念な側面もある選挙でもあった。お互いを罵り合う誹謗中傷は目に余るものだった。政策を批判するだけでなく、個人の存在を否定しているようにも見えた。もちろん、そういった部分は日本にもあるが、今回の大統領選ではその酷さが目立った戦いだった。リーダーになるためには、人一倍の品格が求められる。ましてや一国のリーダーとなると、より求められるハードルは高くなる。我々の仕事においては、転職希望者から相談を受ける中で、「この会社についてこういう噂や風評がある」という話を聞くことが多い。その内容は、ネガティブであることがほとんどだ。もちろん中には当たっている(実態を反映している)ものもあるわけだが、発信者の立場や境遇がどういう方であるかも考えなくては正確な情報とは言え...
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自由と責任

自粛期間が続きNetflixのようなサブスクリプションに加入にした人も多かったのではないだろうか。私もNetflixを愛用しており、映画やドラマなど存分に楽しませてもらっている。今や世界190か国で2億人のユーザーを持つNetflixの共同創業者が同社について語る「No Rules 世界一自由な会社」という本が出版され話題になっている。タイトルだけ見て、「ルールがない組織っていいなぁ」と思った人も多いかもしれない。しかし、私は逆に、自由ということは、それだけ社員一人ひとりが経営に対し当事者意識を持つことが出来、責任を持てる人の集まりでなければ成り立たないと考えているので、どうやってその組織を作ることができるのかに興味を持った。ポイントだけお伝えすると、同社は「能力密度」と「自由と責任」のカルチャーを重視しているとのことだった。具体的には、・リーダーの最優先目標は、最高の同僚だけで構成される職場環境にすること。・最高の人材に最高水準の報酬を支払い、その原資が不足するのであれば、それほどでない人材を何人か解雇してでも原資を確保すること。・最高の同僚とは、クリエイティビティと情熱を持って、重...
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感謝

最近、私の中で感謝の気持ちを持つことが増えている。感謝の気持ちを表す「ありがとう」という言葉。そこで最近「ありがとう」と感じた時や言った場面を思い出してみた。・友人と外食している瞬間(少し前までは自粛であった)。・家族とくだらない話で笑っている時。・仕事で上司にご指摘いただいた時。・先輩に時間を割いていただき、アドバイスをいただいた時。・先輩から夕食をお誘いいただいた時。・メガネを新調した際に、とても丁寧に接客された時。・欲しい商品の在庫が無く、店員が「他の店ならありますよ」と親切に教えて下さった時。そこで、何故感謝することが増えたのかについて理由を考えてみた。理由は二つある。一つ目は、ただただ年をとって感慨深くなったのかもしれない。二つ目はコロナウイルスの影響である。今までの「当たりだと思っていたことが、当たり前じゃなくなった」ことで、普段当たり前に思っていたことが、実に大切なことで、ありがたいと感じるようになった。理由はどうであれ感謝の気持ちを持つと、実に気持ちが良いものだ。次にメリットを考えてみた。①ポジティブになれる感謝の気持ちを示すことで、ネガティブな感情を消してくれるので、...
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与えられる人から与える人へ

このブログで何度か話題に取り上げたことがあるが、弊社では毎週、社内勉強会を開催している。毎回、持ち回りで各自が講師を務めているが、先日は、特別ゲストに講師を担当していただいた。この方は、以前、弊社のご紹介で転職が決まった方だ。転職決定後はご登録者様の個人情報を削除するため、通常、弊社から転職が決まられた方にコンタクトすることはないのだが、この方は入社した企業で実力を認められて、人事にも関わる幹部になられたため、弊社からの組織・人事コンサルティングを通して、お付き合いが続いている。勉強会は、チーム形式で対戦するというワークショップを交え、白熱した雰囲気で進んだ。残念ながら詳細はここには書けないが、内容・伝え方も含め、ものすごく勉強になった、気付きがあった、日々の業務に活かしていこうと、参加した全員が、終了後に次々に口にしていた。今回の勉強会は、講師ご本人のお申し出により実現したものだった。転職決定前からお世話になっているから、何か役に立てることがないかということで、お話をいただいたのだが、私どもとしては感謝しかなく、その人間性の素晴らしさに頭が下がってしまう。弊社はコンサルティング会社で...
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1%

人は、変化を受け入れたくないという気持ちが無意識のうちに働き、ついつい安易な行為を選択してしまう傾向がある。誰もが生活する中で(仕事でもプライベートでも)そのような経験があるのではないだろうか。楽をすること自体に罪はなく、寧ろ誰もが楽なことをしていたいものである。しかし、同時に自分自身を衰退させているということを忘れてはならない。楽をすることと、効率化を図ることは違う。楽とは惰性であり退化する。しかし、効率化には進化がある。ビジネスマンの多くが勘違いを起こしているのではないだろうか。楽には良くて現状維持、もしくは後退しかない。ビジネスシーンにおいては今までの経験という貯金で一時的にその場に留まることはできるが、後続の追随や世の中の発展に対応しなければ取り残されてしまう。効率化を図る行動には、現状維持もしくは前進する可能性がある。ビジネスシーンにおいて最も重要視されるのは効率化を図る為になされた過程である。そこには知恵の結晶と努力の痕跡があり、経営者や評価者(reviewer)が見ているポイントでもある。例えすぐに結果が出なくても、次回への成長が期待できる。この意識の差が大きな違いを生み...
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求められる変化のカタチ

ふと気づくと、なんとなく受け入れていた有料レジ袋。違和感はまだあるものの、まあこんなものか、と思って適応している自分がいる。コロナの影響によって、自分の感覚が「変化モード」になっているのかもしれない。その変化の筆頭格であるテレワーク。最近はその是非について語られることも多いが、そもそも、一年前にこんな状況は想像すらできなかった。実際にクライアント様の状況をお聞きすると、もはや定着している企業様もとても多い。直行直帰の営業やフリーランスでもない限りありえなかったことが、日常へと変化しつつある。選択肢が増える事は良いことだし、ハンコの例も含めて凝り固まった慣例が見直されたのはコロナショックの副産物としてポジティブなものだと思う。しかし、単に変化を受容するだけではコロナに奪われたものを取り返すことはできず、負け越したままだ。この状況で新しい正解にたどり着いて初めて、適応したことになる。強制的に起こる外的変化に対して、合わせていくのは比較的たやすい。同調圧力含め、和を貴ぶ感覚が日本人は強いからだ。しかし、自らの意思で定めた目標のために、何かを変えていく事、継続していく事はとても難しい。特にルー...
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律する

最近、薬物事件や不倫騒動が相次いでいる。騒動を起こした本人が「世間を騒がせた」といってマスコミから叩かれるのは、よく理解できない部分がある。「世間」とはどこまでを指すのだろうか?現にタレントの不倫は私に何の影響もなく、誰かの薬物使用も縁の無い話だ。しかし、仕事上の所属事務所やテレビ局、CMのスポンサーには多大なる迷惑をかけている。そもそも、なぜこういう騒動を引き起こすことになってしまったのか。それは、自分のわがままな欲求に勝てなかった。自分を律することができなかったからだ。律することが出来ないのは、自らの行動によって、ステイクホルダーの方々に迷惑をかけてしまうという想いに至れず、それを上回る歯止めの効かない欲望に支配されてしまったのかも知れない。このような話しは決して他人事ではない。誰しも何かしら、人に迷惑をかけてしまいながら過ごしている。仕事でもそれは同じことが言える。「やるべきことをやりきらなかったから」というものもその一つ。自分がやらないことで同僚や会社に迷惑をかけてしまうというものだ。やりきれなかった理由もいろいろあるかもしれないが、例えば、目標に対して現状が追い付いていないの...
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人は見えない想いに感動する

今日、帰り際に何気なく読んだネットの記事に心を動かされた。それは、新潟県の「長岡まつり大花火大会」に関する記事だった。長岡まつり大花火大会は、日本三大花火大会の一つとして有名だが、三大会で唯一、花火競技会ではなく、長岡空襲・戦争で亡くなった人の慰霊と復興に尽力した先人への感謝、世界平和を願う想いが込められている花火だということを知った。今年の夏は、新型コロナウィルスの影響により全国の花火大会は軒並み中止となり、長岡市の花火大会も戦後初めての中止が決まっていたが、市民の想いもあり、「白菊」と呼ばれる真っ白な鎮魂・慰霊の花火は例年通り打ち上げられることになったそうだ。戦後75年間もつないできた大会の中止に暗くなるのではなく、今年の数発の鎮魂の花火によって、命の尊さや平和への想いを改める考える機会となったとのこと。記事をまとめると上記のようなあらすじになるのだが、その数ページの記事を読んで、じわじわと何かに心が動かされた感じがした。こういう時に感情だけが残ることがよくあるので、今回は改めて、その「じわじわ」とした感動が何によるものか冷静に考えてみた。暫くして、「話しに登場した人たちの想い」だ...
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深掘り

半沢直樹の勢いが止まらない。池井戸潤の小説「半沢直樹シリーズ」を原作とした、TBS系「日曜劇場」のテレビドラマだ。全話、世帯視聴率20%超を記録しており、私も今や視聴率に貢献している一人だ。なぜ「半沢直樹」はこれほどヒットしたのだろうか?色々な理由はあると思うが、私が考えたのは特に以下二点である。1.半沢は、皆が言いたくても言えなかった事をズバッと言う、爽快さが魅力である。名台詞「やられたらやりかえす、倍返しだ!」との半沢のセリフをみて、皆共感するだろう。「よくぞ言ってくれた!いいぞ半沢!」、私のことのように満足感を得るのだ。2.話一話で山場があり、スカッとするシーンがしっかりと盛り込まれている。また、1クールが第一部と第二部の構成になっているため、一粒で二度おいしい。つまり毎回毎回、飽きずに見ることができる。そこで、もう少しだけ深掘りし、考えてみた。1.について現実問題、社会人の多くは「本当はこうありたい、でもなかなか難しい」と思っている。今のご時世は、長いものにはまかれろ、言いたくても言えない環境もあったりもする。そんな背景を考えると、日本人の奥底には、「やられたらぐうの音も出ない...
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今後、重要性を増すスキル

先日、社内の勉強会で、・仕事に求められるスキルの種類・今後、求められるスキルがどう変化していくかについて、ディスカッションを行った。仕事で求められるスキルを二種類に分けると、1.お金で買えるスキル。ロジカルシンキング、経営学、語学、資格など。  (勿論、習得するには、お金以外に、時間や労力も必要だが。)2.お金で買えないスキル。調整、根回し、段取り、配慮など、  一見、当たり前のように思えることや、地味で面倒くさいことが多い。どちらも大事だが、今後は、2.の重要性が更に高まっていくと思われる。データ分析、数値処理や翻訳が典型だが、1.は、AIが得意な分野であり、今後、更に機械化が進んでいく。一方、人同士が働くのに必須である2.は、機械への置き換えが難しい。考えてみると、1.はその人の個性と独立して存在するが、2.はその人ならではの個性と切っても切れない関係にある。2.は、人間ならではのスキルと言ってよいだろう。採用面接で重視されるのも2.の方だ。というのも、1.は職務経歴書を見れば解るので、書類選考でかなり判断できる。例えば、ある商材をどこの小売店向けに営業する、という業務は、Aさんも...
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プロフェッショナル

私の旧友に自動車整備士がいる。友人曰く、同一同型の車種であっても、車には個性があるらしい。何でも友人は車のエンジン音を聞くだけで調子の良さがわかるという。良いエンジンオイルを与えれば、車が喜んでいる。良いタイヤを履かせてあげると気持ち良さそうに走行するとまで豪語する。時には事故に遭い、命を落としてしまう車(廃車)とも対峙する。その時はオーナー(所有者)と一緒になって悲しみ、スクラップ工場まで送り届けることもあるという。長く携わった車になると廃車の見送りの際には涙が出ることもあるらしい。ピット(整備場)に通い詰める(点検・車検)車には愛着が湧き、指導してきた子供(教え子)のように感じるらしい。仕事(車)に情熱を注いだ分、情熱は車にも伝わり、オーナー(車所有者)にも伝わる。結果、彼は某自動車メーカーの専属整備士という立場であるが、彼を求めてお客様が来店される程である。(彼は営業ではないが、彼に車の注文が入る)巷では少し有名人である。私たちの仕事(人材紹介)はキャリアの整備士に近いのかもしれない。弊社に面談へお越しになられる求職者の皆様はさまざまな目的で面談にお越しになられる(車に置き換える...
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言葉にのせるもの

長男の夏休みも中盤。今年は3週間という短期になった事で、自由研究も任意となり、本人もやる気はないらしい。「そういう時こそやる価値があると思うけどな」と言ったものの「え?なんでー?」という反応。親パワーを使って強引にやらせることは憚ったので、最終的には本人に任せることにした。上記のような親子の関係でもそうだし、会社でのマネジメントでもそうだし、例えば人材紹介の様な「アドバイス」をする仕事などでも同じだと思うが、何かを伝えて相手に動いてもらう場合、単に正論を振りかざした、もっともらしい言葉、借りてきた言葉を使うのは最悪の手だと思う。それは、伝い手のエゴが詰まったもので卑しいからだ(息子への自分の言葉は「親として」のそれ)。問題の大小やレベルの高低は関係なしに、まずは相手が主役であることを忘れないこと。そこは自分のアウトプットに酔いしれる場ではない。そして自分の頭から必死に捻り出した言葉を使うのがどんな相手(子供)にでも最低限の礼儀だと思うし、相手を動かすための必須要素だと思う。言葉は使い方で次第で意味も威力も大きく変わる。ちなみに、古来より言葉の持つ機能は「論理(ロジック)」と「修辞(レト...
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プロセスの価値

もしかしたら、レジ袋有料化で万引が増えるかもしれない。7月から小売店でプラスチック製買い物袋の提供を有料とすることが義務付けられたが、万引防止を図る団体のアンケートによると、エコバッグを使うと万引は増える傾向にあるという。プラごみを減らすという命題のためにレジ袋を削減したがために、結果的に高度成長期に小売店が抱えた防犯上の課題が再来するというのだ。このように、何か新しいことを始めると、それに付随して新たな課題が浮上してくることがある。例えば、テレワークを導入すると、社員同士が直接顔を合わせないので、会社の一体感が薄れてしまう事や、経営層からは社員に任せるのが心配という声も聞こえる。また、面接においては今やウェブ面接を実施している企業がほとんどだ。ウェブ面接だと、プレッシャーがあまりかからない状況で応募者が話せるので、営業としての適性を見抜きにくい等の課題が生じる。そのほか今隆盛を極めるDXなどにおいても同じことが言えるだろう。前に進むために必要だが、一方で新たな弊害や逆行したマイナスポイントが露呈する。痛しかゆしのジレンマというやつだ。とはいえ、新しい取り組みをしなければ事業継続はまま...
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Web面接の心得

これまでは原則として対面で行われてきた面接も、新型コロナウィルスの感染対策として、今はほとんどの企業がオンラインで面接を行っています。普段の仕事でもWeb会議を行っているため「慣れているから面接も大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、「面接」という特殊な雰囲気の中では、その「慣れ」への油断こそが危険です。本日は改めて、Web面接で気をつけたい点を振り返り、これからの面接にぜひ役立てて頂ければと思います。1. システム環境と動作確認をしておく2. 服装は、対面での面接のようにスーツもしくはビジネスカジュアル3. 声のトーンや表情などの「表現」は通常の1.5倍を意識する4. 目線はカメラを意識する5. 必要な書類を手元に準備をしておく1. SkypeやZOOM、TeamsなどWeb面接ツールは各企業によって異なるため、企業から案内が来たら各ツールの公式サイトなどで「使い方ガイド」を確認しておくと安心です。テストが可能な場合もあるため、モニターの顏映りなどを確認しておくと良いです。面接中にモニターの角度を変えたりすることは失礼だと感じる面接官もいるので注意が必要です。2. Web面接の場...
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自己分析

将棋の藤井聡太七段が、史上最年少でタイトルを獲得した。改めて、異次元の強さだと思う。人間とAIの対決でAIに軍配があがった将棋だが、藤井七段といえば、「AI超え」の手を繰り出すことでも話題になっている。藤井七段の最近のタイトル戦の相手であり、将棋界最強の一人である渡辺明二冠が、「すごい人が出てきたという感じです」とコメントしている通り、本当に強い。藤井本人に言わせると、29連勝したデビュー時と比べて、角一枚分は強くなっているという。これは、大きいハンディキャップを課されたとしても、今の自分が、デビューした当時の自分に勝てるということだ。なぜ、これだけ成長できたのだろう。その強さの秘密について、様々な人が様々なことを言っているが、あるプロ棋士は、コロナによる自宅待機期間の過ごし方が、最近の成長を後押ししたと言う。藤井七段は、昨年11月のタイトル戦の挑戦者を決めるリーグ戦で、いいところまで行ったが、終盤で悪手を指して逆転負けして気落ちし、師匠に「手が見えない」と珍しく弱音を吐いたという。将棋人生で初めて壁にぶち当たったそうだ。その後、今年4月の政府の緊急事態宣言に伴い、感染防止のために、長...
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それぞれの経路

人生はよく山登り(未知の山)に置き換えられることがある。人生にはいろんなところに難所(ターニング・ポイント)がある。山頂までの道のりで様々な体験をし、そして人と出会う。時には自然の驚異に晒され、危険な目に遭遇する(トラブル)。時には自然の恩恵を受けることもある(人からの助け)。前進したり、時には後退したりを繰り返している。人生の山登りにもいくつかの経路がある。日本社会においては平均して22歳(大学卒業)くらいまでは親が山登りをアシストしてくれるというありがたい環境がある。しかし、22歳以降の人生は自らに決定権があり、社会に出て独り立ちをして、社会の一員となった以上、一人で山登りの経路決定をしなければならない。経路を決めるのは自分次第である。登山中に時には立ち止まり、通ってきた経路の確認や分析をし、地図を見ながら先の経路選択に役立てることもできる。人はいくつも経験、体験を通して、次回以降の行動に役立てることができる。時には誰かからの助言をもらい、行動に役立てることもできる。常に成長するためには「振り返りと次に向けた施策を考える」ことが大切である。通れない経路を毎回、準備なしに挑んでも通れ...
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欠乏感のすすめ

家の本棚を整理していたら、懐かしいビジネス書が出てきた。ベストセラー、「チーズはどこへ消えた?」だ。パラパラとめくってみたものの、恥ずかしながら「どういう内容だっけ??」状態で、ほとんど内容を覚えていなかった。もちろん、この本の素晴らしさは言わずもがな。要するに、当時(10数年前)の私にとっては、この本を単なる「寓話」のようにしかとらえておらず、本の内容に入り込むための準備(態勢)が、全く出来ていなかったという事だろう。 結局、本の良し悪しは自分次第という事。 目的のない読書には意味もない。自分に何が足りていないかを思い知り、そして、それを埋めたいと強く願う人がより多くのことを学べるという事だ。どんなベストセラーも良質な古典も、本人に「欠乏感」がなければその価値はわからない。「チーズはどこへ~」 は環境変化の重要性について書かれている本だが、今、まさしく世の中は、我々にとって厳しい姿に変わろうとしている。潤沢にあると思っていたチーズが空になるかもしれない、そんな好ましくない変化が誰の身にも起こる可能性がある。そんな時こそ「欠乏感」が強い味方になってくれる。何かが足りないと強く感じている...
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先読み力

新型コロナウイルスの発生自体が予想出来ないことであり、各国、各機関が対応に追われている。このような不測の事態に対応することは容易ではない。ただ、起こってしまった以上、きちんと向き合って戦っていかなくてはならない。そんな中、ニュースを見ていると、「前もってわからなかったのか?予想できなかったのか?」と言わざるを得ない出来事が多々報道されている。・テニスのジョコビッチ主催のチャリティー大会テニスのスーパープレーヤーとして対戦相手の動きを何度となく封じてきたジョコビッチ。濃厚接触だらけの大会を運営し、ナイトクラブでパーティーをすれば、何人ものコロナ陽性反応が出てしまうことを予測できなかったのだろうか?・ブラジルの国策経済活動の早期再開ばかりを主張するボルソナーロ大統領と対立して保健相2人が相次ぎ辞任。感染者も急増し、対策を講じない状況が続いた結果、今では米国に次ぐ世界2番目の感染者を爆発的に出している。他国を見て、危険を察知できなかったのであろうか?・日本人の自走出来ない、依頼心の高さブラジルやアメリカほどひどくはないが、日本でもコロナ感染者がまた増加している。経済活動を再開しなければならな...
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応援する消費

新型コロナをきっかけに「応援消費」が注目されるようになったらしい。これは、例えば休校に伴い余ってしまった給食用食材をECサイトで販売する、というような流れの事を指しており、買い手側においても「企業を皆で援助しよう!」というムーブメントが出来て、実際、売り切れも続出するほど盛況だったものもあるようだ。今回のコロナ災禍をきっかけに、GDPの何割がどうのこうのという話よりも説得力を持って、、自分たちの消費によって経済が動いていると実感したのは、私だけではないはずだ。今は、あらゆるものがコモディティ化してしまっている時代だからこそ、最終的に応援消費こそが、消費者の選択を促す力になるという事なのかもしれない。考えてみると応援消費は、実は結構周りに浸透している。ご当地アイドルの応援やネット上の投げ銭、ふるさと納税も同じような仕組みであることに気が付く。自らが応援消費だと気が付いていなくても、既に皆がその仕組みに乗っているという事だ。それはそれで、世の中の必要に応じたトレンドだが、マーケティングとしてそこを狙って生き残るというよりも、本来は、いつの時代でも、応援されるような企業を目指す、応援されるよ...
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テレワーク

緊急事態宣言が解除されてしばらく経ち、解除前よりも通勤電車に乗る人が増えたり、ゴールデンウィーク中はゴーストタウンのようだった繁華街に人が戻るなど、生活が日常に戻りつつある。この数ヶ月で起こった変化は数多くあるが、働き方関連で一例を挙げると、「テレワーク」という言葉がこれほど普及したことはないと思う。テレワークのメリットとデメリットが様々なところで数多く挙げられている。感染リスクを抑え、通勤時間を有効活用できる点、作業を黙々とこなせる点では良いが、職場の連携や一体感が生まれにくい。社内に対しても社外に対しても、フェイストゥーフェイスでないと解らない部分が把握しにくい。会うことでしか生まれないコミュニケーションが生じにくい。管理者側であるかどうかによって意見も違うが、マネジメント側の視点で多かったのは、従業員や部下に任せるのが心配、あるいは任せることの限界を感じた、というものだ。そもそも人間は自分に甘い生き物なので、この心配はやむを得ないことだろう。しかし、その中でも、テレワークを機に、大きく成長した人もいる、という話を聞いた。その会社では在宅勤務に伴い、ToDoと業務日報を義務付けたが...