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プロフェッショナル

私の旧友に自動車整備士がいる。友人曰く、同一同型の車種であっても、車には個性があるらしい。何でも友人は車のエンジン音を聞くだけで調子の良さがわかるという。良いエンジンオイルを与えれば、車が喜んでいる。良いタイヤを履かせてあげると気持ち良さそうに走行するとまで豪語する。時には事故に遭い、命を落としてしまう車(廃車)とも対峙する。その時はオーナー(所有者)と一緒になって悲しみ、スクラップ工場まで送り届けることもあるという。長く携わった車になると廃車の見送りの際には涙が出ることもあるらしい。ピット(整備場)に通い詰める(点検・車検)車には愛着が湧き、指導してきた子供(教え子)のように感じるらしい。仕事(車)に情熱を注いだ分、情熱は車にも伝わり、オーナー(車所有者)にも伝わる。結果、彼は某自動車メーカーの専属整備士という立場であるが、彼を求めてお客様が来店される程である。(彼は営業ではないが、彼に車の注文が入る)巷では少し有名人である。私たちの仕事(人材紹介)はキャリアの整備士に近いのかもしれない。弊社に面談へお越しになられる求職者の皆様はさまざまな目的で面談にお越しになられる(車に置き換える...
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言葉にのせるもの

長男の夏休みも中盤。今年は3週間という短期になった事で、自由研究も任意となり、本人もやる気はないらしい。「そういう時こそやる価値があると思うけどな」と言ったものの「え?なんでー?」という反応。親パワーを使って強引にやらせることは憚ったので、最終的には本人に任せることにした。上記のような親子の関係でもそうだし、会社でのマネジメントでもそうだし、例えば人材紹介の様な「アドバイス」をする仕事などでも同じだと思うが、何かを伝えて相手に動いてもらう場合、単に正論を振りかざした、もっともらしい言葉、借りてきた言葉を使うのは最悪の手だと思う。それは、伝い手のエゴが詰まったもので卑しいからだ(息子への自分の言葉は「親として」のそれ)。問題の大小やレベルの高低は関係なしに、まずは相手が主役であることを忘れないこと。そこは自分のアウトプットに酔いしれる場ではない。そして自分の頭から必死に捻り出した言葉を使うのがどんな相手(子供)にでも最低限の礼儀だと思うし、相手を動かすための必須要素だと思う。言葉は使い方で次第で意味も威力も大きく変わる。ちなみに、古来より言葉の持つ機能は「論理(ロジック)」と「修辞(レト...
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プロセスの価値

もしかしたら、レジ袋有料化で万引が増えるかもしれない。7月から小売店でプラスチック製買い物袋の提供を有料とすることが義務付けられたが、万引防止を図る団体のアンケートによると、エコバッグを使うと万引は増える傾向にあるという。プラごみを減らすという命題のためにレジ袋を削減したがために、結果的に高度成長期に小売店が抱えた防犯上の課題が再来するというのだ。このように、何か新しいことを始めると、それに付随して新たな課題が浮上してくることがある。例えば、テレワークを導入すると、社員同士が直接顔を合わせないので、会社の一体感が薄れてしまう事や、経営層からは社員に任せるのが心配という声も聞こえる。また、面接においては今やウェブ面接を実施している企業がほとんどだ。ウェブ面接だと、プレッシャーがあまりかからない状況で応募者が話せるので、営業としての適性を見抜きにくい等の課題が生じる。そのほか今隆盛を極めるDXなどにおいても同じことが言えるだろう。前に進むために必要だが、一方で新たな弊害や逆行したマイナスポイントが露呈する。痛しかゆしのジレンマというやつだ。とはいえ、新しい取り組みをしなければ事業継続はまま...
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Web面接の心得

これまでは原則として対面で行われてきた面接も、新型コロナウィルスの感染対策として、今はほとんどの企業がオンラインで面接を行っています。普段の仕事でもWeb会議を行っているため「慣れているから面接も大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、「面接」という特殊な雰囲気の中では、その「慣れ」への油断こそが危険です。本日は改めて、Web面接で気をつけたい点を振り返り、これからの面接にぜひ役立てて頂ければと思います。1. システム環境と動作確認をしておく2. 服装は、対面での面接のようにスーツもしくはビジネスカジュアル3. 声のトーンや表情などの「表現」は通常の1.5倍を意識する4. 目線はカメラを意識する5. 必要な書類を手元に準備をしておく1. SkypeやZOOM、TeamsなどWeb面接ツールは各企業によって異なるため、企業から案内が来たら各ツールの公式サイトなどで「使い方ガイド」を確認しておくと安心です。テストが可能な場合もあるため、モニターの顏映りなどを確認しておくと良いです。面接中にモニターの角度を変えたりすることは失礼だと感じる面接官もいるので注意が必要です。2. Web面接の場...
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自己分析

将棋の藤井聡太七段が、史上最年少でタイトルを獲得した。改めて、異次元の強さだと思う。人間とAIの対決でAIに軍配があがった将棋だが、藤井七段といえば、「AI超え」の手を繰り出すことでも話題になっている。藤井七段の最近のタイトル戦の相手であり、将棋界最強の一人である渡辺明二冠が、「すごい人が出てきたという感じです」とコメントしている通り、本当に強い。藤井本人に言わせると、29連勝したデビュー時と比べて、角一枚分は強くなっているという。これは、大きいハンディキャップを課されたとしても、今の自分が、デビューした当時の自分に勝てるということだ。なぜ、これだけ成長できたのだろう。その強さの秘密について、様々な人が様々なことを言っているが、あるプロ棋士は、コロナによる自宅待機期間の過ごし方が、最近の成長を後押ししたと言う。藤井七段は、昨年11月のタイトル戦の挑戦者を決めるリーグ戦で、いいところまで行ったが、終盤で悪手を指して逆転負けして気落ちし、師匠に「手が見えない」と珍しく弱音を吐いたという。将棋人生で初めて壁にぶち当たったそうだ。その後、今年4月の政府の緊急事態宣言に伴い、感染防止のために、長...
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それぞれの経路

人生はよく山登り(未知の山)に置き換えられることがある。人生にはいろんなところに難所(ターニング・ポイント)がある。山頂までの道のりで様々な体験をし、そして人と出会う。時には自然の驚異に晒され、危険な目に遭遇する(トラブル)。時には自然の恩恵を受けることもある(人からの助け)。前進したり、時には後退したりを繰り返している。人生の山登りにもいくつかの経路がある。日本社会においては平均して22歳(大学卒業)くらいまでは親が山登りをアシストしてくれるというありがたい環境がある。しかし、22歳以降の人生は自らに決定権があり、社会に出て独り立ちをして、社会の一員となった以上、一人で山登りの経路決定をしなければならない。経路を決めるのは自分次第である。登山中に時には立ち止まり、通ってきた経路の確認や分析をし、地図を見ながら先の経路選択に役立てることもできる。人はいくつも経験、体験を通して、次回以降の行動に役立てることができる。時には誰かからの助言をもらい、行動に役立てることもできる。常に成長するためには「振り返りと次に向けた施策を考える」ことが大切である。通れない経路を毎回、準備なしに挑んでも通れ...
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欠乏感のすすめ

家の本棚を整理していたら、懐かしいビジネス書が出てきた。ベストセラー、「チーズはどこへ消えた?」だ。パラパラとめくってみたものの、恥ずかしながら「どういう内容だっけ??」状態で、ほとんど内容を覚えていなかった。もちろん、この本の素晴らしさは言わずもがな。要するに、当時(10数年前)の私にとっては、この本を単なる「寓話」のようにしかとらえておらず、本の内容に入り込むための準備(態勢)が、全く出来ていなかったという事だろう。 結局、本の良し悪しは自分次第という事。 目的のない読書には意味もない。自分に何が足りていないかを思い知り、そして、それを埋めたいと強く願う人がより多くのことを学べるという事だ。どんなベストセラーも良質な古典も、本人に「欠乏感」がなければその価値はわからない。「チーズはどこへ~」 は環境変化の重要性について書かれている本だが、今、まさしく世の中は、我々にとって厳しい姿に変わろうとしている。潤沢にあると思っていたチーズが空になるかもしれない、そんな好ましくない変化が誰の身にも起こる可能性がある。そんな時こそ「欠乏感」が強い味方になってくれる。何かが足りないと強く感じている...
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先読み力

新型コロナウイルスの発生自体が予想出来ないことであり、各国、各機関が対応に追われている。このような不測の事態に対応することは容易ではない。ただ、起こってしまった以上、きちんと向き合って戦っていかなくてはならない。そんな中、ニュースを見ていると、「前もってわからなかったのか?予想できなかったのか?」と言わざるを得ない出来事が多々報道されている。・テニスのジョコビッチ主催のチャリティー大会テニスのスーパープレーヤーとして対戦相手の動きを何度となく封じてきたジョコビッチ。濃厚接触だらけの大会を運営し、ナイトクラブでパーティーをすれば、何人ものコロナ陽性反応が出てしまうことを予測できなかったのだろうか?・ブラジルの国策経済活動の早期再開ばかりを主張するボルソナーロ大統領と対立して保健相2人が相次ぎ辞任。感染者も急増し、対策を講じない状況が続いた結果、今では米国に次ぐ世界2番目の感染者を爆発的に出している。他国を見て、危険を察知できなかったのであろうか?・日本人の自走出来ない、依頼心の高さブラジルやアメリカほどひどくはないが、日本でもコロナ感染者がまた増加している。経済活動を再開しなければならな...
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応援する消費

新型コロナをきっかけに「応援消費」が注目されるようになったらしい。これは、例えば休校に伴い余ってしまった給食用食材をECサイトで販売する、というような流れの事を指しており、買い手側においても「企業を皆で援助しよう!」というムーブメントが出来て、実際、売り切れも続出するほど盛況だったものもあるようだ。今回のコロナ災禍をきっかけに、GDPの何割がどうのこうのという話よりも説得力を持って、、自分たちの消費によって経済が動いていると実感したのは、私だけではないはずだ。今は、あらゆるものがコモディティ化してしまっている時代だからこそ、最終的に応援消費こそが、消費者の選択を促す力になるという事なのかもしれない。考えてみると応援消費は、実は結構周りに浸透している。ご当地アイドルの応援やネット上の投げ銭、ふるさと納税も同じような仕組みであることに気が付く。自らが応援消費だと気が付いていなくても、既に皆がその仕組みに乗っているという事だ。それはそれで、世の中の必要に応じたトレンドだが、マーケティングとしてそこを狙って生き残るというよりも、本来は、いつの時代でも、応援されるような企業を目指す、応援されるよ...
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テレワーク

緊急事態宣言が解除されてしばらく経ち、解除前よりも通勤電車に乗る人が増えたり、ゴールデンウィーク中はゴーストタウンのようだった繁華街に人が戻るなど、生活が日常に戻りつつある。この数ヶ月で起こった変化は数多くあるが、働き方関連で一例を挙げると、「テレワーク」という言葉がこれほど普及したことはないと思う。テレワークのメリットとデメリットが様々なところで数多く挙げられている。感染リスクを抑え、通勤時間を有効活用できる点、作業を黙々とこなせる点では良いが、職場の連携や一体感が生まれにくい。社内に対しても社外に対しても、フェイストゥーフェイスでないと解らない部分が把握しにくい。会うことでしか生まれないコミュニケーションが生じにくい。管理者側であるかどうかによって意見も違うが、マネジメント側の視点で多かったのは、従業員や部下に任せるのが心配、あるいは任せることの限界を感じた、というものだ。そもそも人間は自分に甘い生き物なので、この心配はやむを得ないことだろう。しかし、その中でも、テレワークを機に、大きく成長した人もいる、という話を聞いた。その会社では在宅勤務に伴い、ToDoと業務日報を義務付けたが...
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日本人の真価とは

今回のコロナウイルス騒動の中で、日本人の持っている意識や生活様式が世界中から賞賛を受け評価されているという記事があった。コロナウイルス対応においては緊急事態宣言が発令されたものの、強制執行力のない「自粛」というレベルで外出を制限されただけで、皆(ほとんどの人は)、当たり前のように不要不急の外出・移動を避けた。あくまでも「自粛」、それぞれの良心や意識の高さに委ねるという形でありながら感染爆発になることなく、徐々に経済が再開できたことが奇跡的だというのだ。グローバルな競争下においては色々と欠点を指摘されることが多い日本人だが、今回のコロナとの戦いという未知の体験においては、その生真面目さや約束を守るという特性がポジティブに評価された結果だ。もちろん、今回のことで日本人の思考や行動様式全てが肯定されたわけでもなく、逆に会社組織の建付けの古めかしさもこのコロナショックで露呈した部分もあったが、私個人的には、我々がこれから先のウィズコロナの時代において生き残って行くための、重要なヒントを得たような気がした。一番大事なことは、当事者意識を維持する事、そしてそれを広げることだ。例えば、震災時もそうだ...
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アナログを以ってデジタルで生き残る

6月となり通勤風景は以前の様子に戻りつつある。しかし、連日のリストラや倒産のニュースを目にすると、本当のダメージはここから顕在化する事を思い知らされる。進行形の非常事態が「新常態」として定着する厳しい世の中で、個人も、会社も何とかして生き残らなければならない。ところで、ふとコロナ以前のことを思い出してみると、当時のニュースの中心にいたのは「AI」だったと思う。一つの論調として、AIが飛躍的に賢くなると工場はもちろん、街のいたるところで省人化が進み、様々な仕事が姿を消す…というものがあった。求職者の方から「どんな仕事なら大丈夫ですか?」というご相談が増えたのをよく覚えている。そう考えると、キャリア構築という文脈では、テクノロジーの発展もコロナショック禍も「未知なる脅威に襲われる不安」という意味では近い。デジタル改革によって、安全性を保ちながらより効率的に物事を進められるのは素晴らしいことだ。しかし、デジタルな世界での「人間関係」においても効率性を追求し工数を減らすことが是かと問われれば、それは違うと思う。むしろ、同じ空間を共有する必然性がなくなることで、人は他人を簡単に信頼することが難し...
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時代の変化

先日、相撲部屋の20代の若い力士が新型コロナウイルスで亡くなった。部屋で共同生活を送る力士はクラスター化の危険と隣り合わせで、対応が急務だったという。力士の主食になる「ちゃんこ」は番付上位から食べ、新弟子は残り汁で白飯をかき込む悔しさをバネに稽古に励むのが古くからの伝統だった。しかし、コロナ感染防止のため、今はそれぞれの皿に取り分けて一斉に食べる方式に変わったという。また関取になって初めて個室を与えられるのが今までの相撲部屋の伝統なのが、そのしきりたりもまた変わりつつあるようだ。相撲のように長い歴史や伝統がある世界でも、新型コロナウイルスの影響で古くからの慣習がどんどん変わってきている。欧米における日常習慣にも同じことがいえる。人々は直接的な接触がある握手やハグはもちろんのこと、スペイン風邪のときにでさえ定着しなかったマスクを着用するようになった。屋内でも土足の文化が、靴を脱ぐという人々すら出てきているようだ。これまでの常識が今日の常識でなくなってきている。反対に古くからの「しきたり」や文化的な習慣が変わっているなか、変わる事のない消費もある。天災等の有事の度に起こる「店頭から姿を消す...
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ピンチをチャンスに・・・

先日、カンブリア宮殿を見ている時に、富士フイルムホールディングスの古森会長が最後に話されていた「ピンチをチャンスにというが、それは降って湧くものではない。過去に何をどれだけやったか、過去の遺産に救われるのだ。」と言う言葉がとても印象的だった。富士フイルムは今でこそ、多様な事業展開をする企業として知られるが、デジタルカメラの発展と共に、メイン事業だった写真フィルムの需要が激減したことで経営危機を目の当たりにし、化粧品事業やヘルスケア事業へと大きく舵を切った。最近でも、コロナウイルスの治療薬候補としての「アビガン」でも同社は注目を浴びている。当時は、富士フイルムの異業種参入は衝撃的だった。そういった富士フイルムの背景を踏まえて冒頭の古森会長の言葉を考えてみると、なるほどと思う。困った時に、善意の第三者が突然現れて手を差し伸べてくれるわけではない。これまで己の技術に真摯に向き合い、試行錯誤してきた積み重ねが結果であり、富士フイルムも、巨人コダックに負けじと創業以来磨いてきたイノベーションの結晶が、今の富士フイルムを支えている。今は在宅勤務が続く中で、自らのこれまでのキャリアを振り返り、「本当...
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世の中の変化

5月14日(木曜日)に、緊急事態宣言が39県で解除された。とはいえ、世の中のあり方は、数か月前と比べてかなり変わった。特に影響の大きかった医療、飲食店、イベント、輸送、小売といった産業だけでなく、どの業界においても、多くの人が感じていることだろう。一例を挙げると、取引先など、社外のオフィスに電話をかけると、相手が在宅勤務しておられることが多い。やり取りにおけるメールの比率が相当増えたし、打合せにおいても、Web会議がかなり普及した。その意味で、コロナの感染拡大は、通信などの技術がポテンシャルを発揮し、テレワークなどの勤務の仕方が普及するきっかけになったといえる。一方で、変わりつつある世の中で、多くの会社が優先度の低いものをどんどん切り捨てている。その中で、これまで習慣や慣行で成立していたような取引は、急激に減っていくことだろう。従来の勝ちパターンが通用しなくなってきている、ということでもある。転職市場においても、同様のことが言える。求人に応募する人からすると、選考のハードルが大きく上がったことになる。大きく変わりつつある世の中で、これまでよりも多くの貢献や利益を会社にもたらせる人物か、...
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問われる能力

緊急事態宣言のさなか、ワイドショーでは「我慢できない大人」の報道がなされていた。密集した海辺でサーフィンをする人、自分が陽性だと知りながら高速バスで長距離移動してしまう人、遠方で営業しているパチンコ店に並ぶ人…などだ。我慢できない大人に共通して足りていないのは「想像力=思いやり」だ。コロナウイルスの厄介なところは個人により症状が異なることで、感染後に症状が出ない方もいれば、感染後に重症化してしまう方もいたり、場合によっては命すらも落としてしまうということがあることである。我慢できない本人が感染しても自業自得としか言いようがないが、家族や友人への感染リスク、医療従事者へ過度な負荷がかかる。個人を一軸、家族を二軸、医療従事者を三軸として考えた場合、その社会という「容れ物」が思いやりに溢れる形になることを切に願う。今後、緊急事態宣言が解除されたとしても解除後には自粛活動の中で見えてきた新たな課題への取り組みや見直しが求められるが、これからさらに重要度の増すスキルとして「自律」が挙げられる。一日一日を大切に生き、「自律」の力を養うことで数カ月後、数年後に大きな差が生まれる。社会に対する「自律」...
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見えない未来を見る力

このブログを書いているのは「2020年5月1日」。例年ならGW真っただ中の金曜日であり、誰もが少し高揚感をもって仕事をしていたり、すでに長期連休で海外にいる…というのが当たり前の風景だろう。しかし今年は違う。買い物も3日に1回。公園に子供を連れていくことすら困難。この数か月で、生活のあらゆる前提が崩れてしまったと感じる。宿泊、飲食業を中心にコロナ関連での倒産が100件を超えたらしい。人が動かない状態は兵糧攻めみたいなもので、資金はあっという間に底をつく。このままだと、健全な経営状態の企業も5か月で倒産危機、8か月すると預金準備が万端だった企業もシビアな状況に陥るという調査もあった。本当に、想像を絶する危機に直面していることを肌で感じる。仕事を失うことが、全ての人に等しく身近な出来事になってしまったのだ。当社の様な人材紹介業を営む者は、転職の支援を行う事で企業には組織活性や新規事業への投資や成功をもたらし、人材には自己実現や新しい生活の基盤となる環境を獲得して頂いている。つまり、「現在から未来へ」つながるサポートをビジネスとしているわけだ。しかしコロナ禍は、人が未来を思い描く事をとても困...
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心得

コロナウイルスの経済への影響が日増しに大きくなっている。外食産業をはじめとし、サービス業全体への影響が著しい。この先はグローバル展開している大手製造業だけではなく、関連しているサプライヤー企業への影響も図りしれないものになるだろう。そのような状況下において、国は救済支援として、企業・個人向けの給付金、助成金。支援を決定。当然、対象になる企業・個人に一定のルールが存在するのだが。赤字国債の大きい日本が大盤振る舞いをしたら、国の財政はどうなるのだろうか・・・これは経済不況に直面している企業にも同じことが言えるのではないか。アメリカの元大統領ケネディは、就任演説で、「国が何をしてくれるかではなく、自分は何ができるかを問うてほしい」、と言った。国に対しても、会社に対しても、同じことが言えるのではないだろうか。コロナウイルスの被害者は、一般生活者だけでなく、ひとつひとつの会社や国の全員が対象だろう。勤務している会社が倒産された方等はともかくとして、無事に過ごせている人は、雇用を守ってくれている勤務先のために何ができるかを考えるべきではないだろうか。近所のよく行く飲食店においても店内での飲食は出来...
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ひらめきのちょい足し

家にいる時間が増えたことで、最近ハマっているのが「料理」だ。手が込んだ料理ではなく、肉じゃがやオムライス、創作パスタなど本当に一般的なものなので、ハマっているというには大げさかもしれないが・・。料理が好きな理由はいくつかある。1つは、作っている間は作ることだけに集中しているため、無心になれること。2つ目に、出来上がった時に小さな達成感があること。3つ目に、“ちょい足し”が生むおいしさの発見に面白さがあること。3つ目が分かりにくいかもしれないので補足させていただこう。実は料理をするのは好きだが、味付けは計量スプーンを使わずに目分量と感覚で調整している。パンチが足りないなと思ったら胡椒を入れてみたり、コクが欲しいなと思ったらマヨネーズを入れてみたりする、という適当な料理だ。しかし、このちょっと足す一味が、感動する味に仕上げてくれる時がある。この発見が楽しい。このひらめきの感覚、料理以外でもどこかで同じ感覚を持ったことがある気がすると考えてみたら、マッチングの感覚と似ていることに気が付いた。転職希望者にも取引先企業にも、期待以上の感動を生む提案をするためには、料理と同様に、基本に忠実でありつ...
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「言葉の力」

新型コロナウイルス関連の報道。・国連事務総長が「戦後最大の危機」と述べ、国際協力を求めた。・英国のエリザベス女王が、異例のテレビ演説を行い、「私たちが団結し、強い意思を持ち続ければ、打ち勝つことができる」と国民に連帯を呼び掛けた。・日本のノーベル賞受賞者が、 「人類は感染症との戦いに勝利してきた。今回も必ず勝利する」と述べた。一連の報道を見て、映画「英国王のスピーチ」を思い出した。映画の中で、第二次世界大戦の開始時に、ときの英国王が国民に向けて演説する。国民に勇気を与えたと言われるこの演説は、ある有名な言葉で締めくくられている。"We shall prevail."この言葉は、日本語でシンプルに訳すと「我々は勝つ」だが、それでは表現しきれないニュアンスが含まれている。willが人の意志を表すのに対し、shallは神の意志を表すという。人間の決意に留まらず、物事の理として、そうなるということだろう。prevailは、この文脈では「勝つ」だが、「広く行き渡る」「普及する」という意味もある。勝つ側が世界を覆うというイメージだとすれば、単に打ち勝つというよりも、完全に勝つという感じがする。そん...
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一人一人の意識

連日の報道で嫌というほど「コロナウイルス」と耳にしている状況でも、電車内、駅構内でマスクを着用していない人を結構な頻度で見かける。もちろん、手に入らないという人は仕方がないのだが、そもそもマスクを軽視して着用していない人にはある共通項がある。それは「自分だけの世界で生きている人」という雰囲気である。電車内では広くスペースを使い、音楽を大音量で聞く、手で押さえずに大きなくしゃみをする。おそらく、普段からそうなのだろう。これでは周囲の方がいくら気をつけてもたった一人のモラルの無さや意識の低さから社会全体で取り組んでいる予防効果も意味をなさなくなってしまう。自宅であれば、ルールは自らが決めるので好き放題でも構わないだろう。しかし、家から一歩出れば、社会のルールに従うことが大前提になる。これがもし家族に感染した場合、どのような対応になるだろうか。おそらく自分でもマスクをするだろうし、他人にもしてほしいと感じるだろう。こういう人は、マスクが買えないからしないのではなく、自分には関係のないことだという思いがあり、まるで別世界の出来事かのように捉えているはずだ。人と共存するというのは空間を共有するこ...
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正しく恐れ、正しく安堵する(リスクマネジメント)

コロナウイルスの猛威が止まらない。ついに東京オリンピックの延期も決まり、再び誰もが「身近な恐怖」として意識し始めた。そして、不安感に煽られた結果、買い占めという混乱もまた起こり始めている。新しいウイルスでわからない事だらけなのに、感染のスピードが異常に早い事が厄介なのだろう。そのため、一般市民も経営者も医師も政治家も全て、手探りで即判断、即対応を考えなければならない状況にある。例のクルーズ船の対応については専門家でさえ意見が分かれていた様に、改めて、非常時における対応力が問われているのだと思う。非常時、つまり十分な材料や時間がない状況でも最善の策を選択して実行していく。それは「リスクマネジメント力」と表現できる。日本でも地震や大型台風等での痛ましい教訓から、リスクマネジメントの意識が変わってきたように思うが、まだまだ自分の身や家族という「個」に対しての意識に留まると思う。仕事で言えば、経営者に限らず集団をまとめる立場にいる人は、「他者(従業員や会社全体、あるいは顧客)」へのリスク管理意識を常に持っていないと、有事に想像以上の深手を負う事になりそうだ。ちなみにリスクマネジメントの重要なポ...
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厳しい市場でこそ、明確になる本質

転職サイトに登録する方が増加している。新型コロナウイルスの影響から在宅勤務となり、通勤時間などが無くなったので隙間時間を利用した転職活動が活性化した背景があるのと、今回の有事に対する現職の対応などを目の当たりにして、自社に脆弱さが見えて不安を感じる方が増えたためだと思われる。通常時だと、少しチャンレジ要素の高い企業からの内定を獲得することも可能な場合があるが、現在のような状況においては、買い手(求人企業)も現実的となり、教育的視点やポテンシャルでの採用には二の足を踏むケースが多い。そのため、転職希望者も現実的な企業選定が必要となる。企業側は、ぶら下がり、他責、思考スピードの遅い人材等を書類選考で徹底的に排除する傾向があるため、自ら考えて行動でき、自走出来ているような職務経歴書を作成する重要性は言うまでもないが、仮に通過しても、事前の企業研究や対策なしに面接に臨んでも先に進むことはない。そういう意味では、企業研究を良く行っていて、企業との関係性が強いエージェントでなくては内定獲得が難しくなり、また、その存在意義も問われている。厳しい市況感での現実的な話をしているが、上記のような転職活動を...
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思いやり

最近スーパーに行ったら、マスクはもちろんのこと、トイレットペーパーやボックスティッシュ、即席めんなどあらゆるものが売り切れていた。さらに別の量販店に行っても同様の現象が起きていた。私は、無くなりそうなのでそろそろ買っておこうかなと思った程度だったが、空っぽの棚がいくつも並んでいるのを目の当たりにすると、いよいよ焦りが出てくる。群集心理とは恐ろしい。咳をしただけで電車の中で大喧嘩に発展したり、我さきにとトイレットペーパーを買い占める姿を目にすると、ヒトは誰しも自分が一番かわいいということを思い知らされる。だからこそ、こういう時にこそ「思いやり」を持てる人になりたいと思う。しかし、思いやりのある大きな器を持つことは簡単ではない。マスクが1つだけ売られていたら、迷わずに自分が手にしてしまうだろうし、車内で咳をしている人がいたら気になり、その人がマスクをしていることに安堵してしまう。大きな器をまだ持てていないが、この状況における自分の卑しさには気づくことはできる。一般的に人は、好きか嫌いか、損か得かで動くものだと言われている。他人が困ろうが、自分が良ければ良い。それがいい悪いではなく、少なから...
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先と背景

新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっている。日々事態は悪化している中で、感染者が近くにいない人でも影響を感じられることが多くなってきている。まずマスクや除菌、ウイルスバリア製品の不足。危機管理において必需品と思われるものはもちろんトイレットペーパー不足のデマにより先々週はスーパーやドラッグストアをはじめ、コンビニまで紙類製品の棚が空になっていた。さらに上記の品薄商品の転売も問題になっている。転売の自体の是非については、ここでは触れないが今回の不足品の転売は、一番必要な人に届かないことが問題だと感じた。運よく買えて、儲けられた一部の人達はコロナウイルスで特に悪化するとされているお年寄りの方々へ、予防に必要な物品が届かなくなることは考えていないだろう。自分だけが良ければ良い、という思考や行動が、最悪の事態へ近づけていることだと、想像に及ばないのかもしれない。また、公立の学校が休校になる理由に関して、最初はウイルスに打ち勝つ体力のある若い世代に対しての措置として意味のないものに感じたが、経済を作っている我々世代の人をとめてしまっては日本の経済が終わってしまう。人命か経済かということではなく...