新型コロナをきっかけに「応援消費」が注目されるようになったらしい。
これは、例えば休校に伴い余ってしまった給食用食材をECサイトで販売する、
というような流れの事を指しており、買い手側においても「企業を皆で援助しよう!」という
ムーブメントが出来て、実際、売り切れも続出するほど盛況だったものもあるようだ。
今回のコロナ災禍をきっかけに、GDPの何割がどうのこうのという話よりも説得力を持って、、
自分たちの消費によって経済が動いていると実感したのは、私だけではないはずだ。
今は、あらゆるものがコモディティ化してしまっている時代だからこそ、
最終的に応援消費こそが、消費者の選択を促す力になるという事なのかもしれない。
考えてみると応援消費は、実は結構周りに浸透している。
ご当地アイドルの応援やネット上の投げ銭、ふるさと納税も
同じような仕組みであることに気が付く。
自らが応援消費だと気が付いていなくても、
既に皆がその仕組みに乗っているという事だ。
それはそれで、世の中の必要に応じたトレンドだが、
マーケティングとしてそこを狙って生き残るというよりも、
本来は、いつの時代でも、応援されるような企業を目指す、
応援されるような人間になる事を目指すべきで
その結果の「応援消費」というのが本来のあるべき姿なのかなと思う。
当然、一朝一夕にはいかない。
一日一日の在り方、その積み重ねが人々の印象へ、そして感動、応援へと繋がる。
簡単なことではないが、弊社もそして私個人も、そういう存在であり続けるため、
一人でも多くの「働く人たち」を一生懸命応援していきたい。

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