最近、薬物事件や不倫騒動が相次いでいる。
騒動を起こした本人が「世間を騒がせた」といって
マスコミから叩かれるのは、よく理解できない部分がある。
「世間」とはどこまでを指すのだろうか?
現にタレントの不倫は私に何の影響もなく、
誰かの薬物使用も縁の無い話だ。
しかし、仕事上の所属事務所やテレビ局、
CMのスポンサーには多大なる迷惑をかけている。
そもそも、なぜこういう騒動を引き起こすことになってしまったのか。
それは、自分のわがままな欲求に勝てなかった。
自分を律することができなかったからだ。
律することが出来ないのは、自らの行動によって、
ステイクホルダーの方々に迷惑をかけてしまうという想いに至れず、
それを上回る歯止めの効かない欲望に支配されてしまったのかも知れない。
このような話しは決して他人事ではない。
誰しも何かしら、人に迷惑をかけてしまいながら過ごしている。
仕事でもそれは同じことが言える。
「やるべきことをやりきらなかったから」というものもその一つ。
自分がやらないことで同僚や会社に迷惑をかけてしまうというものだ。
やりきれなかった理由もいろいろあるかもしれないが、例えば、
目標に対して現状が追い付いていないのに、行動の修正を行えなかった。
課題を克服する方法を考え抜けなかった、諦めたから、など…
レベルの高低はあるが、自分と関係がある人には迷惑を掛けたくないものだ。
薬物事件や不倫騒動とは全く違う話だが、
長期的に自分を変える必要がある場合、
良いルーティン(目標設定)を身につけられるか、
そして、それを習慣化できるかで、やる人とやらない人に違いが出る。
一見、地味ではあるが継続して取り組むか取り組まないかで、
1年後の自分は違う人物になっているだろう。
私も自らを律するために工夫して目標設定の習慣化に向けSMART取り組みを実施している。
◆Specific(具体的に)
やったか、やれなかっかかが、ハッキリと分る具体的な目標を設ける。
◆Measurable(測定可能な)
・達成感を感じられる測定可能な目標を持つこと。
◆Achievable(達成可能な)
・自分が頑張れば何とかできるくらいのハードルを設定し、達成したら自分に小さい
ご褒美をあげる。
◆Related(経営目標に関連した)
取り組みによって、どのような効果が出るのかをイメージする
◆Time-bound(時間制約がある)
・時間に制約を持ってON/OFFを使い分けること
大事なのは、こまめに振り返り、手応えを感じるまで続けること。
取り組まないと何か気持ち悪いと思えたら、それは習慣化に成功したということだ。
自分を律して、習慣化することは一年後、三年後に大きな差がつくので、
得意でないと感じる人も、ぜひ、取り組んでみてもらいたい。

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