与えられる人から与える人へ

このブログで何度か話題に取り上げたことがあるが、
弊社では毎週、社内勉強会を開催している。

毎回、持ち回りで各自が講師を務めているが、
先日は、特別ゲストに講師を担当していただいた。
この方は、以前、弊社のご紹介で転職が決まった方だ。
転職決定後はご登録者様の個人情報を削除するため、
通常、弊社から転職が決まられた方にコンタクトすることはないのだが、
この方は入社した企業で実力を認められて、人事にも関わる幹部になられたため、
弊社からの組織・人事コンサルティングを通して、お付き合いが続いている。

勉強会は、チーム形式で対戦するというワークショップを交え、白熱した雰囲気で進んだ。
残念ながら詳細はここには書けないが、内容・伝え方も含め、ものすごく勉強になった、
気付きがあった、日々の業務に活かしていこうと、
参加した全員が、終了後に次々に口にしていた。

今回の勉強会は、講師ご本人のお申し出により実現したものだった。
転職決定前からお世話になっているから、何か役に立てることがないかということで、
お話をいただいたのだが、私どもとしては感謝しかなく、
その人間性の素晴らしさに頭が下がってしまう。

弊社はコンサルティング会社であり、
お客様に採用やキャリアをご提案して(アウトプットして)、
感謝を頂戴することで、初めて成立している。インプットなくしてアウトプットはない。
そのために勉強会があるわけだが、今回のセッションは、アウトプット能力を磨く上で
またとない機会だった(例えば業務の目的や相手の意図の把握、思考の整理など)。

福山雅治の「家族になろうよ」という歌に、
「与えられる人から与える人へ」という歌詞がある。
与える、というとおこがましいかもしれないが、
人に奉仕する姿勢とアウトプットする能力の両方がなければ、
弊社のような会社は成立しない。人としてのあり方においても、能力においても、
結果として人から感謝をもらえるくらい、“与える”人でありたい。
そう思いを新たにした、今回の機会だった。

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