未分類 承認欲求との付き合い方
話し方や伝え方をテーマにした本がここしばらくの間、ずっと売れ続けている。多くの人が、他者へ何かを伝えたいと思いながら、その難しさを感じている表れなのだろう。また、心理学には「承認欲求」という言葉がある。これは、マズローの欲求五段階説の上から二番目、人間にとっての高次な欲求の一つとされる概念。認めてほしい、わかって欲しいという気持ちのことで、最近だとSNSの「いいね」依存などはその典型的なものと紹介される事がある。「伝えたい」と「わかって欲しい」。本質的な意味では、対象が「他者」か「自分」かで大きな違いがあるはずの言葉だが、実はこの区別がとても曖昧になっているのではないかと感じる。ここに、コミュニケーションロスやすれ違いが生じる。相手に何かを「伝える」なら、それを相手が「理解する」とワンセットでないと、本来は「伝えた」ことにならない。しかし「自分をわかって欲しい」に飢えていると、本当に相手が理解したかどうかはどうでもよくなって、自分が「わかってもらえたと思えたかどうか」が目的になる。こういう状態で「話し方」などのHow toを読む様子は、ダイエット動画を観ながらおやつを食べるくらい虚しい...