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自由と責任

自粛期間が続きNetflixのようなサブスクリプションに加入にした人も多かったのではないだろうか。私もNetflixを愛用しており、映画やドラマなど存分に楽しませてもらっている。今や世界190か国で2億人のユーザーを持つNetflixの共同創業者が同社について語る「No Rules 世界一自由な会社」という本が出版され話題になっている。タイトルだけ見て、「ルールがない組織っていいなぁ」と思った人も多いかもしれない。しかし、私は逆に、自由ということは、それだけ社員一人ひとりが経営に対し当事者意識を持つことが出来、責任を持てる人の集まりでなければ成り立たないと考えているので、どうやってその組織を作ることができるのかに興味を持った。ポイントだけお伝えすると、同社は「能力密度」と「自由と責任」のカルチャーを重視しているとのことだった。具体的には、・リーダーの最優先目標は、最高の同僚だけで構成される職場環境にすること。・最高の人材に最高水準の報酬を支払い、その原資が不足するのであれば、それほどでない人材を何人か解雇してでも原資を確保すること。・最高の同僚とは、クリエイティビティと情熱を持って、重...
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感謝

最近、私の中で感謝の気持ちを持つことが増えている。感謝の気持ちを表す「ありがとう」という言葉。そこで最近「ありがとう」と感じた時や言った場面を思い出してみた。・友人と外食している瞬間(少し前までは自粛であった)。・家族とくだらない話で笑っている時。・仕事で上司にご指摘いただいた時。・先輩に時間を割いていただき、アドバイスをいただいた時。・先輩から夕食をお誘いいただいた時。・メガネを新調した際に、とても丁寧に接客された時。・欲しい商品の在庫が無く、店員が「他の店ならありますよ」と親切に教えて下さった時。そこで、何故感謝することが増えたのかについて理由を考えてみた。理由は二つある。一つ目は、ただただ年をとって感慨深くなったのかもしれない。二つ目はコロナウイルスの影響である。今までの「当たりだと思っていたことが、当たり前じゃなくなった」ことで、普段当たり前に思っていたことが、実に大切なことで、ありがたいと感じるようになった。理由はどうであれ感謝の気持ちを持つと、実に気持ちが良いものだ。次にメリットを考えてみた。①ポジティブになれる感謝の気持ちを示すことで、ネガティブな感情を消してくれるので、...
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与えられる人から与える人へ

このブログで何度か話題に取り上げたことがあるが、弊社では毎週、社内勉強会を開催している。毎回、持ち回りで各自が講師を務めているが、先日は、特別ゲストに講師を担当していただいた。この方は、以前、弊社のご紹介で転職が決まった方だ。転職決定後はご登録者様の個人情報を削除するため、通常、弊社から転職が決まられた方にコンタクトすることはないのだが、この方は入社した企業で実力を認められて、人事にも関わる幹部になられたため、弊社からの組織・人事コンサルティングを通して、お付き合いが続いている。勉強会は、チーム形式で対戦するというワークショップを交え、白熱した雰囲気で進んだ。残念ながら詳細はここには書けないが、内容・伝え方も含め、ものすごく勉強になった、気付きがあった、日々の業務に活かしていこうと、参加した全員が、終了後に次々に口にしていた。今回の勉強会は、講師ご本人のお申し出により実現したものだった。転職決定前からお世話になっているから、何か役に立てることがないかということで、お話をいただいたのだが、私どもとしては感謝しかなく、その人間性の素晴らしさに頭が下がってしまう。弊社はコンサルティング会社で...
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1%

人は、変化を受け入れたくないという気持ちが無意識のうちに働き、ついつい安易な行為を選択してしまう傾向がある。誰もが生活する中で(仕事でもプライベートでも)そのような経験があるのではないだろうか。楽をすること自体に罪はなく、寧ろ誰もが楽なことをしていたいものである。しかし、同時に自分自身を衰退させているということを忘れてはならない。楽をすることと、効率化を図ることは違う。楽とは惰性であり退化する。しかし、効率化には進化がある。ビジネスマンの多くが勘違いを起こしているのではないだろうか。楽には良くて現状維持、もしくは後退しかない。ビジネスシーンにおいては今までの経験という貯金で一時的にその場に留まることはできるが、後続の追随や世の中の発展に対応しなければ取り残されてしまう。効率化を図る行動には、現状維持もしくは前進する可能性がある。ビジネスシーンにおいて最も重要視されるのは効率化を図る為になされた過程である。そこには知恵の結晶と努力の痕跡があり、経営者や評価者(reviewer)が見ているポイントでもある。例えすぐに結果が出なくても、次回への成長が期待できる。この意識の差が大きな違いを生み...
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求められる変化のカタチ

ふと気づくと、なんとなく受け入れていた有料レジ袋。違和感はまだあるものの、まあこんなものか、と思って適応している自分がいる。コロナの影響によって、自分の感覚が「変化モード」になっているのかもしれない。その変化の筆頭格であるテレワーク。最近はその是非について語られることも多いが、そもそも、一年前にこんな状況は想像すらできなかった。実際にクライアント様の状況をお聞きすると、もはや定着している企業様もとても多い。直行直帰の営業やフリーランスでもない限りありえなかったことが、日常へと変化しつつある。選択肢が増える事は良いことだし、ハンコの例も含めて凝り固まった慣例が見直されたのはコロナショックの副産物としてポジティブなものだと思う。しかし、単に変化を受容するだけではコロナに奪われたものを取り返すことはできず、負け越したままだ。この状況で新しい正解にたどり着いて初めて、適応したことになる。強制的に起こる外的変化に対して、合わせていくのは比較的たやすい。同調圧力含め、和を貴ぶ感覚が日本人は強いからだ。しかし、自らの意思で定めた目標のために、何かを変えていく事、継続していく事はとても難しい。特にルー...
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律する

最近、薬物事件や不倫騒動が相次いでいる。騒動を起こした本人が「世間を騒がせた」といってマスコミから叩かれるのは、よく理解できない部分がある。「世間」とはどこまでを指すのだろうか?現にタレントの不倫は私に何の影響もなく、誰かの薬物使用も縁の無い話だ。しかし、仕事上の所属事務所やテレビ局、CMのスポンサーには多大なる迷惑をかけている。そもそも、なぜこういう騒動を引き起こすことになってしまったのか。それは、自分のわがままな欲求に勝てなかった。自分を律することができなかったからだ。律することが出来ないのは、自らの行動によって、ステイクホルダーの方々に迷惑をかけてしまうという想いに至れず、それを上回る歯止めの効かない欲望に支配されてしまったのかも知れない。このような話しは決して他人事ではない。誰しも何かしら、人に迷惑をかけてしまいながら過ごしている。仕事でもそれは同じことが言える。「やるべきことをやりきらなかったから」というものもその一つ。自分がやらないことで同僚や会社に迷惑をかけてしまうというものだ。やりきれなかった理由もいろいろあるかもしれないが、例えば、目標に対して現状が追い付いていないの...
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人は見えない想いに感動する

今日、帰り際に何気なく読んだネットの記事に心を動かされた。それは、新潟県の「長岡まつり大花火大会」に関する記事だった。長岡まつり大花火大会は、日本三大花火大会の一つとして有名だが、三大会で唯一、花火競技会ではなく、長岡空襲・戦争で亡くなった人の慰霊と復興に尽力した先人への感謝、世界平和を願う想いが込められている花火だということを知った。今年の夏は、新型コロナウィルスの影響により全国の花火大会は軒並み中止となり、長岡市の花火大会も戦後初めての中止が決まっていたが、市民の想いもあり、「白菊」と呼ばれる真っ白な鎮魂・慰霊の花火は例年通り打ち上げられることになったそうだ。戦後75年間もつないできた大会の中止に暗くなるのではなく、今年の数発の鎮魂の花火によって、命の尊さや平和への想いを改める考える機会となったとのこと。記事をまとめると上記のようなあらすじになるのだが、その数ページの記事を読んで、じわじわと何かに心が動かされた感じがした。こういう時に感情だけが残ることがよくあるので、今回は改めて、その「じわじわ」とした感動が何によるものか冷静に考えてみた。暫くして、「話しに登場した人たちの想い」だ...
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深掘り

半沢直樹の勢いが止まらない。池井戸潤の小説「半沢直樹シリーズ」を原作とした、TBS系「日曜劇場」のテレビドラマだ。全話、世帯視聴率20%超を記録しており、私も今や視聴率に貢献している一人だ。なぜ「半沢直樹」はこれほどヒットしたのだろうか?色々な理由はあると思うが、私が考えたのは特に以下二点である。1.半沢は、皆が言いたくても言えなかった事をズバッと言う、爽快さが魅力である。名台詞「やられたらやりかえす、倍返しだ!」との半沢のセリフをみて、皆共感するだろう。「よくぞ言ってくれた!いいぞ半沢!」、私のことのように満足感を得るのだ。2.話一話で山場があり、スカッとするシーンがしっかりと盛り込まれている。また、1クールが第一部と第二部の構成になっているため、一粒で二度おいしい。つまり毎回毎回、飽きずに見ることができる。そこで、もう少しだけ深掘りし、考えてみた。1.について現実問題、社会人の多くは「本当はこうありたい、でもなかなか難しい」と思っている。今のご時世は、長いものにはまかれろ、言いたくても言えない環境もあったりもする。そんな背景を考えると、日本人の奥底には、「やられたらぐうの音も出ない...
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今後、重要性を増すスキル

先日、社内の勉強会で、・仕事に求められるスキルの種類・今後、求められるスキルがどう変化していくかについて、ディスカッションを行った。仕事で求められるスキルを二種類に分けると、1.お金で買えるスキル。ロジカルシンキング、経営学、語学、資格など。  (勿論、習得するには、お金以外に、時間や労力も必要だが。)2.お金で買えないスキル。調整、根回し、段取り、配慮など、  一見、当たり前のように思えることや、地味で面倒くさいことが多い。どちらも大事だが、今後は、2.の重要性が更に高まっていくと思われる。データ分析、数値処理や翻訳が典型だが、1.は、AIが得意な分野であり、今後、更に機械化が進んでいく。一方、人同士が働くのに必須である2.は、機械への置き換えが難しい。考えてみると、1.はその人の個性と独立して存在するが、2.はその人ならではの個性と切っても切れない関係にある。2.は、人間ならではのスキルと言ってよいだろう。採用面接で重視されるのも2.の方だ。というのも、1.は職務経歴書を見れば解るので、書類選考でかなり判断できる。例えば、ある商材をどこの小売店向けに営業する、という業務は、Aさんも...
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プロフェッショナル

私の旧友に自動車整備士がいる。友人曰く、同一同型の車種であっても、車には個性があるらしい。何でも友人は車のエンジン音を聞くだけで調子の良さがわかるという。良いエンジンオイルを与えれば、車が喜んでいる。良いタイヤを履かせてあげると気持ち良さそうに走行するとまで豪語する。時には事故に遭い、命を落としてしまう車(廃車)とも対峙する。その時はオーナー(所有者)と一緒になって悲しみ、スクラップ工場まで送り届けることもあるという。長く携わった車になると廃車の見送りの際には涙が出ることもあるらしい。ピット(整備場)に通い詰める(点検・車検)車には愛着が湧き、指導してきた子供(教え子)のように感じるらしい。仕事(車)に情熱を注いだ分、情熱は車にも伝わり、オーナー(車所有者)にも伝わる。結果、彼は某自動車メーカーの専属整備士という立場であるが、彼を求めてお客様が来店される程である。(彼は営業ではないが、彼に車の注文が入る)巷では少し有名人である。私たちの仕事(人材紹介)はキャリアの整備士に近いのかもしれない。弊社に面談へお越しになられる求職者の皆様はさまざまな目的で面談にお越しになられる(車に置き換える...
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言葉にのせるもの

長男の夏休みも中盤。今年は3週間という短期になった事で、自由研究も任意となり、本人もやる気はないらしい。「そういう時こそやる価値があると思うけどな」と言ったものの「え?なんでー?」という反応。親パワーを使って強引にやらせることは憚ったので、最終的には本人に任せることにした。上記のような親子の関係でもそうだし、会社でのマネジメントでもそうだし、例えば人材紹介の様な「アドバイス」をする仕事などでも同じだと思うが、何かを伝えて相手に動いてもらう場合、単に正論を振りかざした、もっともらしい言葉、借りてきた言葉を使うのは最悪の手だと思う。それは、伝い手のエゴが詰まったもので卑しいからだ(息子への自分の言葉は「親として」のそれ)。問題の大小やレベルの高低は関係なしに、まずは相手が主役であることを忘れないこと。そこは自分のアウトプットに酔いしれる場ではない。そして自分の頭から必死に捻り出した言葉を使うのがどんな相手(子供)にでも最低限の礼儀だと思うし、相手を動かすための必須要素だと思う。言葉は使い方で次第で意味も威力も大きく変わる。ちなみに、古来より言葉の持つ機能は「論理(ロジック)」と「修辞(レト...
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プロセスの価値

もしかしたら、レジ袋有料化で万引が増えるかもしれない。7月から小売店でプラスチック製買い物袋の提供を有料とすることが義務付けられたが、万引防止を図る団体のアンケートによると、エコバッグを使うと万引は増える傾向にあるという。プラごみを減らすという命題のためにレジ袋を削減したがために、結果的に高度成長期に小売店が抱えた防犯上の課題が再来するというのだ。このように、何か新しいことを始めると、それに付随して新たな課題が浮上してくることがある。例えば、テレワークを導入すると、社員同士が直接顔を合わせないので、会社の一体感が薄れてしまう事や、経営層からは社員に任せるのが心配という声も聞こえる。また、面接においては今やウェブ面接を実施している企業がほとんどだ。ウェブ面接だと、プレッシャーがあまりかからない状況で応募者が話せるので、営業としての適性を見抜きにくい等の課題が生じる。そのほか今隆盛を極めるDXなどにおいても同じことが言えるだろう。前に進むために必要だが、一方で新たな弊害や逆行したマイナスポイントが露呈する。痛しかゆしのジレンマというやつだ。とはいえ、新しい取り組みをしなければ事業継続はまま...
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Web面接の心得

これまでは原則として対面で行われてきた面接も、新型コロナウィルスの感染対策として、今はほとんどの企業がオンラインで面接を行っています。普段の仕事でもWeb会議を行っているため「慣れているから面接も大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、「面接」という特殊な雰囲気の中では、その「慣れ」への油断こそが危険です。本日は改めて、Web面接で気をつけたい点を振り返り、これからの面接にぜひ役立てて頂ければと思います。1. システム環境と動作確認をしておく2. 服装は、対面での面接のようにスーツもしくはビジネスカジュアル3. 声のトーンや表情などの「表現」は通常の1.5倍を意識する4. 目線はカメラを意識する5. 必要な書類を手元に準備をしておく1. SkypeやZOOM、TeamsなどWeb面接ツールは各企業によって異なるため、企業から案内が来たら各ツールの公式サイトなどで「使い方ガイド」を確認しておくと安心です。テストが可能な場合もあるため、モニターの顏映りなどを確認しておくと良いです。面接中にモニターの角度を変えたりすることは失礼だと感じる面接官もいるので注意が必要です。2. Web面接の場...
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自己分析

将棋の藤井聡太七段が、史上最年少でタイトルを獲得した。改めて、異次元の強さだと思う。人間とAIの対決でAIに軍配があがった将棋だが、藤井七段といえば、「AI超え」の手を繰り出すことでも話題になっている。藤井七段の最近のタイトル戦の相手であり、将棋界最強の一人である渡辺明二冠が、「すごい人が出てきたという感じです」とコメントしている通り、本当に強い。藤井本人に言わせると、29連勝したデビュー時と比べて、角一枚分は強くなっているという。これは、大きいハンディキャップを課されたとしても、今の自分が、デビューした当時の自分に勝てるということだ。なぜ、これだけ成長できたのだろう。その強さの秘密について、様々な人が様々なことを言っているが、あるプロ棋士は、コロナによる自宅待機期間の過ごし方が、最近の成長を後押ししたと言う。藤井七段は、昨年11月のタイトル戦の挑戦者を決めるリーグ戦で、いいところまで行ったが、終盤で悪手を指して逆転負けして気落ちし、師匠に「手が見えない」と珍しく弱音を吐いたという。将棋人生で初めて壁にぶち当たったそうだ。その後、今年4月の政府の緊急事態宣言に伴い、感染防止のために、長...
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それぞれの経路

人生はよく山登り(未知の山)に置き換えられることがある。人生にはいろんなところに難所(ターニング・ポイント)がある。山頂までの道のりで様々な体験をし、そして人と出会う。時には自然の驚異に晒され、危険な目に遭遇する(トラブル)。時には自然の恩恵を受けることもある(人からの助け)。前進したり、時には後退したりを繰り返している。人生の山登りにもいくつかの経路がある。日本社会においては平均して22歳(大学卒業)くらいまでは親が山登りをアシストしてくれるというありがたい環境がある。しかし、22歳以降の人生は自らに決定権があり、社会に出て独り立ちをして、社会の一員となった以上、一人で山登りの経路決定をしなければならない。経路を決めるのは自分次第である。登山中に時には立ち止まり、通ってきた経路の確認や分析をし、地図を見ながら先の経路選択に役立てることもできる。人はいくつも経験、体験を通して、次回以降の行動に役立てることができる。時には誰かからの助言をもらい、行動に役立てることもできる。常に成長するためには「振り返りと次に向けた施策を考える」ことが大切である。通れない経路を毎回、準備なしに挑んでも通れ...
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欠乏感のすすめ

家の本棚を整理していたら、懐かしいビジネス書が出てきた。ベストセラー、「チーズはどこへ消えた?」だ。パラパラとめくってみたものの、恥ずかしながら「どういう内容だっけ??」状態で、ほとんど内容を覚えていなかった。もちろん、この本の素晴らしさは言わずもがな。要するに、当時(10数年前)の私にとっては、この本を単なる「寓話」のようにしかとらえておらず、本の内容に入り込むための準備(態勢)が、全く出来ていなかったという事だろう。 結局、本の良し悪しは自分次第という事。 目的のない読書には意味もない。自分に何が足りていないかを思い知り、そして、それを埋めたいと強く願う人がより多くのことを学べるという事だ。どんなベストセラーも良質な古典も、本人に「欠乏感」がなければその価値はわからない。「チーズはどこへ~」 は環境変化の重要性について書かれている本だが、今、まさしく世の中は、我々にとって厳しい姿に変わろうとしている。潤沢にあると思っていたチーズが空になるかもしれない、そんな好ましくない変化が誰の身にも起こる可能性がある。そんな時こそ「欠乏感」が強い味方になってくれる。何かが足りないと強く感じている...
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先読み力

新型コロナウイルスの発生自体が予想出来ないことであり、各国、各機関が対応に追われている。このような不測の事態に対応することは容易ではない。ただ、起こってしまった以上、きちんと向き合って戦っていかなくてはならない。そんな中、ニュースを見ていると、「前もってわからなかったのか?予想できなかったのか?」と言わざるを得ない出来事が多々報道されている。・テニスのジョコビッチ主催のチャリティー大会テニスのスーパープレーヤーとして対戦相手の動きを何度となく封じてきたジョコビッチ。濃厚接触だらけの大会を運営し、ナイトクラブでパーティーをすれば、何人ものコロナ陽性反応が出てしまうことを予測できなかったのだろうか?・ブラジルの国策経済活動の早期再開ばかりを主張するボルソナーロ大統領と対立して保健相2人が相次ぎ辞任。感染者も急増し、対策を講じない状況が続いた結果、今では米国に次ぐ世界2番目の感染者を爆発的に出している。他国を見て、危険を察知できなかったのであろうか?・日本人の自走出来ない、依頼心の高さブラジルやアメリカほどひどくはないが、日本でもコロナ感染者がまた増加している。経済活動を再開しなければならな...
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応援する消費

新型コロナをきっかけに「応援消費」が注目されるようになったらしい。これは、例えば休校に伴い余ってしまった給食用食材をECサイトで販売する、というような流れの事を指しており、買い手側においても「企業を皆で援助しよう!」というムーブメントが出来て、実際、売り切れも続出するほど盛況だったものもあるようだ。今回のコロナ災禍をきっかけに、GDPの何割がどうのこうのという話よりも説得力を持って、、自分たちの消費によって経済が動いていると実感したのは、私だけではないはずだ。今は、あらゆるものがコモディティ化してしまっている時代だからこそ、最終的に応援消費こそが、消費者の選択を促す力になるという事なのかもしれない。考えてみると応援消費は、実は結構周りに浸透している。ご当地アイドルの応援やネット上の投げ銭、ふるさと納税も同じような仕組みであることに気が付く。自らが応援消費だと気が付いていなくても、既に皆がその仕組みに乗っているという事だ。それはそれで、世の中の必要に応じたトレンドだが、マーケティングとしてそこを狙って生き残るというよりも、本来は、いつの時代でも、応援されるような企業を目指す、応援されるよ...
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テレワーク

緊急事態宣言が解除されてしばらく経ち、解除前よりも通勤電車に乗る人が増えたり、ゴールデンウィーク中はゴーストタウンのようだった繁華街に人が戻るなど、生活が日常に戻りつつある。この数ヶ月で起こった変化は数多くあるが、働き方関連で一例を挙げると、「テレワーク」という言葉がこれほど普及したことはないと思う。テレワークのメリットとデメリットが様々なところで数多く挙げられている。感染リスクを抑え、通勤時間を有効活用できる点、作業を黙々とこなせる点では良いが、職場の連携や一体感が生まれにくい。社内に対しても社外に対しても、フェイストゥーフェイスでないと解らない部分が把握しにくい。会うことでしか生まれないコミュニケーションが生じにくい。管理者側であるかどうかによって意見も違うが、マネジメント側の視点で多かったのは、従業員や部下に任せるのが心配、あるいは任せることの限界を感じた、というものだ。そもそも人間は自分に甘い生き物なので、この心配はやむを得ないことだろう。しかし、その中でも、テレワークを機に、大きく成長した人もいる、という話を聞いた。その会社では在宅勤務に伴い、ToDoと業務日報を義務付けたが...
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日本人の真価とは

今回のコロナウイルス騒動の中で、日本人の持っている意識や生活様式が世界中から賞賛を受け評価されているという記事があった。コロナウイルス対応においては緊急事態宣言が発令されたものの、強制執行力のない「自粛」というレベルで外出を制限されただけで、皆(ほとんどの人は)、当たり前のように不要不急の外出・移動を避けた。あくまでも「自粛」、それぞれの良心や意識の高さに委ねるという形でありながら感染爆発になることなく、徐々に経済が再開できたことが奇跡的だというのだ。グローバルな競争下においては色々と欠点を指摘されることが多い日本人だが、今回のコロナとの戦いという未知の体験においては、その生真面目さや約束を守るという特性がポジティブに評価された結果だ。もちろん、今回のことで日本人の思考や行動様式全てが肯定されたわけでもなく、逆に会社組織の建付けの古めかしさもこのコロナショックで露呈した部分もあったが、私個人的には、我々がこれから先のウィズコロナの時代において生き残って行くための、重要なヒントを得たような気がした。一番大事なことは、当事者意識を維持する事、そしてそれを広げることだ。例えば、震災時もそうだ...
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アナログを以ってデジタルで生き残る

6月となり通勤風景は以前の様子に戻りつつある。しかし、連日のリストラや倒産のニュースを目にすると、本当のダメージはここから顕在化する事を思い知らされる。進行形の非常事態が「新常態」として定着する厳しい世の中で、個人も、会社も何とかして生き残らなければならない。ところで、ふとコロナ以前のことを思い出してみると、当時のニュースの中心にいたのは「AI」だったと思う。一つの論調として、AIが飛躍的に賢くなると工場はもちろん、街のいたるところで省人化が進み、様々な仕事が姿を消す…というものがあった。求職者の方から「どんな仕事なら大丈夫ですか?」というご相談が増えたのをよく覚えている。そう考えると、キャリア構築という文脈では、テクノロジーの発展もコロナショック禍も「未知なる脅威に襲われる不安」という意味では近い。デジタル改革によって、安全性を保ちながらより効率的に物事を進められるのは素晴らしいことだ。しかし、デジタルな世界での「人間関係」においても効率性を追求し工数を減らすことが是かと問われれば、それは違うと思う。むしろ、同じ空間を共有する必然性がなくなることで、人は他人を簡単に信頼することが難し...
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時代の変化

先日、相撲部屋の20代の若い力士が新型コロナウイルスで亡くなった。部屋で共同生活を送る力士はクラスター化の危険と隣り合わせで、対応が急務だったという。力士の主食になる「ちゃんこ」は番付上位から食べ、新弟子は残り汁で白飯をかき込む悔しさをバネに稽古に励むのが古くからの伝統だった。しかし、コロナ感染防止のため、今はそれぞれの皿に取り分けて一斉に食べる方式に変わったという。また関取になって初めて個室を与えられるのが今までの相撲部屋の伝統なのが、そのしきりたりもまた変わりつつあるようだ。相撲のように長い歴史や伝統がある世界でも、新型コロナウイルスの影響で古くからの慣習がどんどん変わってきている。欧米における日常習慣にも同じことがいえる。人々は直接的な接触がある握手やハグはもちろんのこと、スペイン風邪のときにでさえ定着しなかったマスクを着用するようになった。屋内でも土足の文化が、靴を脱ぐという人々すら出てきているようだ。これまでの常識が今日の常識でなくなってきている。反対に古くからの「しきたり」や文化的な習慣が変わっているなか、変わる事のない消費もある。天災等の有事の度に起こる「店頭から姿を消す...
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ピンチをチャンスに・・・

先日、カンブリア宮殿を見ている時に、富士フイルムホールディングスの古森会長が最後に話されていた「ピンチをチャンスにというが、それは降って湧くものではない。過去に何をどれだけやったか、過去の遺産に救われるのだ。」と言う言葉がとても印象的だった。富士フイルムは今でこそ、多様な事業展開をする企業として知られるが、デジタルカメラの発展と共に、メイン事業だった写真フィルムの需要が激減したことで経営危機を目の当たりにし、化粧品事業やヘルスケア事業へと大きく舵を切った。最近でも、コロナウイルスの治療薬候補としての「アビガン」でも同社は注目を浴びている。当時は、富士フイルムの異業種参入は衝撃的だった。そういった富士フイルムの背景を踏まえて冒頭の古森会長の言葉を考えてみると、なるほどと思う。困った時に、善意の第三者が突然現れて手を差し伸べてくれるわけではない。これまで己の技術に真摯に向き合い、試行錯誤してきた積み重ねが結果であり、富士フイルムも、巨人コダックに負けじと創業以来磨いてきたイノベーションの結晶が、今の富士フイルムを支えている。今は在宅勤務が続く中で、自らのこれまでのキャリアを振り返り、「本当...
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世の中の変化

5月14日(木曜日)に、緊急事態宣言が39県で解除された。とはいえ、世の中のあり方は、数か月前と比べてかなり変わった。特に影響の大きかった医療、飲食店、イベント、輸送、小売といった産業だけでなく、どの業界においても、多くの人が感じていることだろう。一例を挙げると、取引先など、社外のオフィスに電話をかけると、相手が在宅勤務しておられることが多い。やり取りにおけるメールの比率が相当増えたし、打合せにおいても、Web会議がかなり普及した。その意味で、コロナの感染拡大は、通信などの技術がポテンシャルを発揮し、テレワークなどの勤務の仕方が普及するきっかけになったといえる。一方で、変わりつつある世の中で、多くの会社が優先度の低いものをどんどん切り捨てている。その中で、これまで習慣や慣行で成立していたような取引は、急激に減っていくことだろう。従来の勝ちパターンが通用しなくなってきている、ということでもある。転職市場においても、同様のことが言える。求人に応募する人からすると、選考のハードルが大きく上がったことになる。大きく変わりつつある世の中で、これまでよりも多くの貢献や利益を会社にもたらせる人物か、...
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問われる能力

緊急事態宣言のさなか、ワイドショーでは「我慢できない大人」の報道がなされていた。密集した海辺でサーフィンをする人、自分が陽性だと知りながら高速バスで長距離移動してしまう人、遠方で営業しているパチンコ店に並ぶ人…などだ。我慢できない大人に共通して足りていないのは「想像力=思いやり」だ。コロナウイルスの厄介なところは個人により症状が異なることで、感染後に症状が出ない方もいれば、感染後に重症化してしまう方もいたり、場合によっては命すらも落としてしまうということがあることである。我慢できない本人が感染しても自業自得としか言いようがないが、家族や友人への感染リスク、医療従事者へ過度な負荷がかかる。個人を一軸、家族を二軸、医療従事者を三軸として考えた場合、その社会という「容れ物」が思いやりに溢れる形になることを切に願う。今後、緊急事態宣言が解除されたとしても解除後には自粛活動の中で見えてきた新たな課題への取り組みや見直しが求められるが、これからさらに重要度の増すスキルとして「自律」が挙げられる。一日一日を大切に生き、「自律」の力を養うことで数カ月後、数年後に大きな差が生まれる。社会に対する「自律」...