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履歴書と趣味

先日、とある企業は履歴書にある「趣味」も大切だと考えていると聞き、なるほどなぁと思った。趣味や仕事を問わず様々な領域やジャンルがある。そこには「プロ」と呼ばれる人がいる。趣味と仕事のプロの違いは何か。(以下某企業の社長コメントより抜粋)『そもそも趣味は単純な「興味」から始まるもので、極めるにあたってのプロセスは、「調査」「理解」「判断」「仮説」「検証」「まとめ」「アウトプット」ということになる。このプロセスはビジネスのそれと何ら変わらない。つまり、この試みの実現と成功体験は、ビジネスでも通用する経験値(ノウハウ)に他ならないのです。もしも、誰もが経験している多くのビジネス経験と異なるものがあるとするならば、それはプロセス以前の「興味」の有無と度合いだけかもしれません。』なるほど。趣味を持つことを奨励しているのではなく、突き詰めることや得意な何かを持つことは、仕事におけるプロセスが出来る人ということなのだろう。確かに、「何故だろう」と思うことから上記プロセスを経て自分なりの「こだわり」を持てる人は得てして、目を引く力を持っている人が多いように私も思う。面談をしていて「私はこれが出来ます」...
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反韓思想について

最近韓国ブームに対して物議を醸している場面が報道されていますね。ここで働いている国民感情はどんなものなのでしょうか。大まかな背景としては政治背景でしょう。日本政府が良いように韓国政府に押し切られている、また日本の主張も言えないことに対して、国民感情のやり場のない怒りが「だらしない政府」に向いている。その中で、最近の韓流ブームに飛び火している、そんな一面を見せているのではないかと思います。国民感情の変遷についてはこんな感じでしょうか。「何もしてくれない政府に対して」のいらだちが「ずけずけと入ってくる韓国に対して」とベクトルを変え、現在は「韓国ブームを後押しするメディア」に向けてと移り変わっているような感覚を覚えます。確かに最近の韓国ブームをPRする場面は多いですね。冬のソナタを切っ掛けに韓国芸能が大ブレークしているように感じます。竹島でのやり取りや、鬱陵島視察に対する入国拒否を見ていても、何とも嫌な感情を覚えますが、それは日韓政府に対する感情です。我々国民は、もう少し大局的に物を見て意見を言う立場になっていきたいと感じます。メディアが事実現状を言わないのは、今に始まったことでもありません...
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考え方の相違の受け止め方

「見方の違いによる争いは避けなければいけないが、意識の違いによる争いは避けられない。意識の高い方は低い方を攻撃しないが。」という言葉を聞いたことがある。平たく言い換えると、「缶コーヒーを真上から見て、『円だ!』という人と、真横から見て『四角だ!』という人が喧嘩するのは、無意味なので避けなければいけない。しかし、多くの体験を経て経験則から話す大人と経験の浅い子供に見解の相違が起こるのは避けられない。大人は子供を本気で攻める訳ではない余裕を持っている・・・」というところだろうか。何故、上記を思い出したかというと、職場の新入社員と意見の相違が起こったからだ。言葉の後半を思い出し、「自分の方が大人なのだから」と優越感を持って納得し説得をしていた。しかし、この姿勢に違和感を覚えた。謙虚さが欠けている気がした。後輩が意見をしてきたとき、言い方はさておき、言っている内容はもっともだった。「君の考え方にも思い込みがあるんじゃないか……」と思わず言い返したくなったが、私の考え方の偏りを指摘してくれた内容自体は、正しかった。相手の至らなさや粗(あら)に着目しても意味がない。それは、相手の問題であり、自分は...
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自分の中の感情と理性

自分にとって都合の悪いことが起こったとき、また、それを対処する必要がある時、「面倒くさいなぁ」と感じる時がある。しかしながら、理性では、「それでもやらなければいけない」と思うので、人は行動するし、改善をするものである。もし、仮に感情のままに行動し、「面倒くさいし、いいやぁ」とすると、現実的に不都合が生じてしまう。また、真面目に「面倒くさいなどと感じてはいけないんだ!」と、自分を奮起し、感情を抑えこむと、窮屈な気持ちになることとなる。こういう場合に、私は「感情では面倒くさいと感じていることを踏まえて現実には、行動しないといけないな」と、感情と理性を明確に区別し、割り切って行動するようにしている。感情と理性を明確に分けて考えることで、感情に飲み込まれなくて済むし、窮屈な思いにもならなくて済む。⇒健全な思いで問題に取り組める。結局、他人に迷惑がかかるような場合は理性的に行動し、自分にも誰にも迷惑がかからない場合は、感情のままに行動するものなのかもしれない。ただ、自己認識の下で理性的であれ、感情的であれ、行動することで、自分自身、納得感のある行動がとれるのではないだろうか?これからも、色んな局...
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ぼけーっとする効用

ぼけーっとすることは、現代社会では、そんなに評価されていないように思う。しかし、ぼけーっとすることは無駄なのだろうか。害悪なのだろうか。将棋の羽生名人や、ワタミの渡邉会長などは、意識的にぼけーっとする時間を確保しているというようなことを聞いた。「意識的にぼけーっとする時間を確保する」など、どれだけやったことがあるだろう?靴や鞄も、毎日使うよりも、時々休ませる方が、長持ちするという。人間の精神や肉体も同じではないだろうか。特に精神が仕事で張り詰めたときや、集中が長時間続いたときは、バランスを取るために、ぼけーっとすることが必要なのかもしれない。だから、将棋の棋士や経営者など、極度に集中して考える職業人は、精神のメンテナンスとして、意識的にぼけーっとする時間を確保しているのだろう。私も休みの日などに、静かな公園や森林などのマイナスイオンを感じられる場所へ出向きぼけーっとすることにしている。忙しいときほど、ぼけーっとする時間を意識的に確保するようにしている。長い時間を確保できないときは、短時間でも「濃く」ぼけーっとしている。精神を長持ちさせる為には、そんな工夫が必要なのかもしれない。
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ストップウォッチをつかう

「時は金なり」とベンジャミン・フランクリンは言ったが、時間の価値はそんなものでは済まされないのであって、「時は命なり」が正確なところだ、というのが、友人と私の共通の意見だ。ところがつい時間が無限にあるかのように錯覚してしまい、時間を無駄に使ってしまう。結果として、やろうと思っていたのにやらないことが、細かいことと大きいことの双方でたまっていく。このままでは何もできない人生、死ぬ前に後悔する人生を送るのではないかと恐れていた。そんな私に道を切り拓いてくれた道具がある。ストップウォッチだ。私は仕事で、英語の資格試験TOEICをお教えすることがあるが、この問題は事実上情報処理試験のため、普通に解いてもらうと、ほとんどの生徒さんが時間内に解き終わらない。そこで活躍するのがストップウォッチだ。時間を切られることで、生徒さんは時間を意識し始める。最初解き終わらなかった問題が、次第に解き終わるようになっていく。実際、『声に出して読みたい日本語』の齋藤孝さんはこう言っている。「教師の中には時間が無限にあるように考えている人がいる。たとえば授業でストップウォッチを遣う教師がいかに少ないことか。この作業は...
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古典と現代のバランスを取ること

「人生は短いから古典だけを読むべきだ」ということが岩波文庫のどこかに書いてあるそうだ。なんとも極端な意見に思えるが、実は一理あるように思う。数十年や数百年や数千年という時を経て生き残った古典は、本物であるということが実証されており、皆に評価されたものだ。本に限らず、建築や工芸品などの芸術や、例えば茶道についても同じことが言えるだろう。現代のものは、そういう時の試練を経ていない。現在、書店に並んでいる無数の本や、たくさんの芸能人の中で、いくつ百年後に記録や記憶に生き残り、親しまれているだろうか?そういうことを考えると、古くからあるものの方が、確実で、安心だと思われる。本当かどうかをいちいち吟味したり、取捨選択する必要がない。目利きがきかなくても、時間対効率の高いものを選択できる。しかしながら、古典というのはエッセンスや髄が詰まっているものであり、いつの時代も求められるものを教えてくれるものではあるが、「今、現在、この世相で」何が求められているのかを教えてくれるものではない。例えば、今、ドラッカーがブームだ。本格的に学びたい人は原著を読めばよいが、「今、ドラッカーがどういうふうに受け入れら...
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「脱」悪循環

風邪を引いた。突然体調が悪くなり、いつもより早めに会社を後にした。帰宅後、熱を計ってみると38度。薬を飲みそのまま寝たのだが、夜中、40度をマークすることとなる。21世紀になって初となる40度台の高熱を出し完全にダウン。翌日の昼間になっても一向に具合が良くなる気配がない。渋々、病院へ行く事を決意。2時間の点滴や各種検査を終え、やっと帰宅。点滴効果も甲斐なく、日曜日も改善の様子もない。結局、週明けの月曜日まで高熱、頭痛、腹痛、関節痛に悩まされることになり病欠となった。問題は自分の体調不良だけではなく、業務の停滞。アポイントのリスケ。休み明けの対応業務等々、お客様や同僚に迷惑を掛けただけではなく、本来ならば無い業務が増える結果となった。今回の出来事から確実に学んだことがある。体調管理は仕事の一部であるということだ。今後は自身の健康管理を維持する為、以下の項目を徹底することをルール化とする。1. 睡眠時間の確保(6時間以上/1日)2. 定期的なジム通い3. バランスの取れた食生活4. 自分はまだまだ若いと思っている勘違いの矯正日々の仕事に追われ、時間が作りにくい現状ではあるが、不健康は更なる...
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人は変わることが出来る生物なのか?

「人は変わることが出来るのか?」私が個人的に考えた末の結論は、「YES & NO」。まず前提として、自分が「変わりたい」と思っている場合の方が変えることが出来る確率は高くなる。例えば、「ダイエット。」「痩せて違う自分になってアイツを見返してやる!」というある意味での執念と硬い意思は、変化を生む。しかし、「本当のあなた」という意味では見かけは変わっても、そもそもの優しいとか、嫉妬深いとか、そういった中身は変わっていないこともある。根本を変えることは非常に難しいことだと思う。「根ざされたモノ」であり、そもそも常に意識して生活していないため、良くも悪くも習慣化されたことなのだ。生まれてからこれまで特に社会に出てからは、異なる価値観だらけの周囲の影響を受け、生き延びるために揉まれて踏まれて形成されて来た考えや生き様をある意味一旦、自己否定しなければならない為、ある程度の年齢を超えると非常に改めるのは難しくなる。しかし、自分自身の価値観や観念を「間違っているかもしれない」と考えることが出来、昨日よりも今日、今日よりも明日の自分を見ることが出来る人は、「只者ではない人」になっている事が多いように思...
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高速鉄道事故と中国人の倫理観

今回の中国の高速鉄道事故において、中国のモラルって一体何なんだと、これまでにも増して不可解に思い、利己主義が根付いた大国が世界経済を握っていると思うと世の中に不安感を感じる。以前は中国人の価値観の基本は孔子の「仁義礼智信」に始まる「儒教思想」であると思っていたが、海外で見てきた私個人的な経験では、中国人の方の大半は自分と家族が中心であり、そのために働く。メンツが大切であり、「中華思想」=中国が世界の中心であるという考えを持つ傾向にあると分析している。だから悪い。とは決して思ってはいなかったが、今回の事件を経て、中国(政府)の倫理観というか、認識が間違っているのではないかと思わざるを得ない。行方不明者が多い中、どうして生存の可能性がある少なくとも72時間は人命救助に当たらなかったのだろうか。メンツがつぶれるからといって隠ぺいし、誤魔化そうとする体質。「何故起きてしまったのか」という反省もない。彼らの軸はどこにある?どんな人や場合であっても、隠そうとしたり、その場限りの不誠実な対応は不信感を招き、信頼を損なうことに繋がる。信頼関係は築くことに大変な時間がかかるが、失う時は一瞬である。それを...
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プラスα

現在通っているスポーツジムとは大よそ7,8年の付き合いになる。徒歩5分位で行ける非チェーンスポーツジムである。すぐ近くに大手のジムがあるのだが、従業員の対応やマシーンの内容が良いので敢えて少々離れているそちらを選んでいる。そのジムと私の関係は何とも微妙な関係であった。今までに少なくとも10回以上は入・退会を繰り返している。ひどいときは3ヶ月毎に入・退会を繰り返したときもあったくらいである。自分の中では確実な線引きがある。行く頻度が落ちる=「1回が数万円の高級スポーツジム」になった瞬間に退会を決意している。昨年までの自分は週に最低でも3回は通わないとそもそもジムに行く意味がないと思っていたからだ。土日及び平日のどこかで最低1回といったような感じである。ここ近年はどうかというと昨年のGWからは週末のみという形ではあるが一応継続をしている状態である。今までは右肩上がりで増え続けていた体重も過去1年に関してはどうやら落ち着いているようだ。もちろん20代の頃の自分では決して想像出来なかったような、かなりイケてない数値ではある。恐らく、週末のジム通いを維持しつつ何かプラスαで行えばその分だけ体重が...
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節電に思うこと

自分がまだ幼少のときにみた映画で「ゴジラ」という作品がありました。誰もが聞いたことのある日本の特撮を代表する作品で、少し前にはハリウッドデビューもしていた大人気怪獣です。最近のゴジラは良く知りませんが、どうやら怪獣対怪獣という子供向けの映画になっているようです。ですが、もともとゴジラというのは大人に警笛を鳴らす作品であったことを、どれくらいの人がご存じでしょうか?初代ゴジラのストーリーは、水爆実験により爬虫類の一種が原子力の影響を受け、人類と接触する。ゴジラは絶えず原子力の何かを体内に蓄える必要があり、発電所などに向かって行く。その大きさと未知なる生物に危機感を感じ、人類が明日を見出そうと手を打つという典型的なパニック映画です。最終的には人類の「核技術」によって、初代ゴジラは絶命してしまいます。という流れから、人類のエゴによって生み出された怪獣は、ただ生きる術を求めるが故に、人類のエゴによって命を絶たれてしまう。何とも傲慢なストーリーでした。子供ながらに、何とも言えない後味の悪さを覚えていますし、その時に人類の欲深さと業、奢りを書いているんだなと感じてしまったために、面白味が分からなか...
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人を思わば

時折、苛烈なまでに右足が痛くなる発作を持っている。今では珍しくない発作である「痛風」というものである。誠に遺憾ながら、自身はそれを患っている。風が吹いただけで痛さを感じるというものが痛風であり、その痛さは想像の域を超える。本当に歩けないぐらいの痛さなのだ。食事制限などを設け、普段口にしないモノを食べるようにしているし、禁酒は当然のことである。プリン体と尿酸値を減らすために、日々精進(我慢)している。それでも仕事がある日は、家にいられない。駅まではなんとか歩く。そして電車に乗る。ここで、自身が乗る駅の隣駅で必ず降りる方を見つけて(座っている方)、その方の前に立って、隣駅からは座れるようにここ最近は行っていた。しかし、つい先日よりこのルールに乱れが生じてきた。どういうことなのか。自身が座れる駅の隣駅から妊婦さんが乗るようになってきたのだ。その方も自身と同じように席を譲ってくれる人の前に立つようにしているのか、先日一回譲った時から乗ってくる度に自身を探しているような感じがしてならない。(というよりも、自身の前に必ず立っている)そこまで期待されたら、譲らないわけにはいかない。せっかく見つけたル...
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相手が本当に言いたいことを理解する

表面上の言葉とは違うことを人は言いたい場合がある。この場合、その人が本当に言いたいことが何なのかを理解することが大事だ。実際に体験した例だが、「昼の休憩は1時間を厳守しなさい」と職場の上司が言ってくる。この言葉の真意はどこにあるのだろうか?私は「何故、こんなことを言われなければいけないんだ。サービス残業もしているのに」と思っていたこともあったが、奥深く相手の意図を考えてみることにした。背景には、日々の業務においてスピード感や、正確さ、朝の出勤時間や会社のためにしていると言わんばかりの残業に対する仕事の姿勢に対する不満を規定で定められたルール=昼休憩の時間厳守で『襟を正せ』と表現しているのではないか?パワハラだ、セクハラだと言う、被雇用者優位にもとれる環境下において自らが成長するためにも上司の腹にある言葉を読み解く必要があるのではないだろうか。時に「私も老体に鞭を打ち、こんなにがんばってるのに」という上司の不満もあったりする。実際、上司は自主的に早出、残業をしつつ、昼休みもろくに取らずに仕事をしていたりする。それで現実には労われているかというと、残念ながら職場の無理解で労われていないこと...
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路上のルール

かつて、伝説のミュージシャンと言われる尾崎豊さんが『路上のルール』と言う作品を残した。その内容は、人生という路上のルールについてのものだった。感慨深い詩であったと記憶している。私の『路上のルール』は現実感のあるルールだ。自転車が空前のブームだという。駐輪場や自転車専用レーンがきちんと整備されたわけでも、自転車のマナーが良くなったわけでも、国が後押しする長期戦略があるわけでもない。それなのに自転車で通勤する「自転車ツーキニスト」と呼ばれる人たちが急増している。健康にいい、環境にいい、カッコいい。そんな流行の一環が自転車ブームの背景にあるという。震災による交通マヒが自転車ツーキニストを後押しし、ブームに拍車をかけたという。ところが、東京は自転車専用道路が整備されているわけではないし、ルールがきちっと確立されているわけでもない。前出のツーキニストの男性が、都心の主要幹線をトラックやバスの隙間を縫うようにして走りぬける様子は見ている方がヒヤヒヤする。勝手ながら、車に乗っているときは、歩道を走れよと思い、自分が歩行者のときは、車道を走れよって思ってしまうものなのだが・・・。実際は、自転車はそもそ...
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頑固親父とAKB

三重県津市という町に面白い時計屋さんが存在する。創業120年以上の老舗時計屋である。店主の頑固親父は80年代のクォーツ全盛時代、当時のトレンドに逆行し機械式時計のみを専門に扱う時計屋に舵を切った変わり者である。何故、クォーツ時計の取り扱いを止めたのか?当時のことを考えると利益を度外視した行動である。頑固親父曰く「自分の信用を失う可能性のある時計は売りたくない」とのこと。例えば結婚記念に買われた時計の部品が、7年間しかメーカーの保管義務がないことを幸いにメーカーサイドが修理を断るという事態が何度も発生したかららしい。かなり思い切った決断だったはずなのだが、本人は当たり前のことのようにサラッと話す。そんな頑固親父には日本だけではなく海外からもお客さんが訪ねてくる。わざわざ時計を探しに・・・である。時計には大して興味は無いが頑固親父に興味があるというお客??も多いらしい。実にクチコミで紹介者が増える仕組みが出来上がっているのである。頑固親父のサービス精神と私の先輩のコンサルタントはある意味一緒なのではないかと思う。転職においても、色々な理由で満足していない転職希望者に対し、すぐに転職を勧める...
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「幸せの定義 その2」

前回の「幸せの定義」からの続き。 ~自分は自分を理解しているか~幸せとは「主観的なものであり、自分を理解できていないと感じることが出来ない」様に思う。自分は何が好きで何が嫌いかということが1つの大きな軸なのではないかと思う。しかしながら、自分の好き嫌い(YES/NO)が明確な人は案外少ない気がする。自分自身も含めてだが、その時の状況や周囲の環境によって、「好きでも嫌いでもない曖昧な状況」になれるように進化(退化)してしまっている人が多いのではないだろうか。どうでもいいか、みたいな感じである。核化・個人化した人間関係に希薄さを感じた。私も、そういった曖昧な状況で過ごしていた頃があり、何が「自分」で「自分らしい」のか分からなくなり、自分自身を見失っていた時があった。何が譲れることで、何が譲れないことなのか。何が自分にとって正しいことで、正しくないことなのか。環境や状況に流されていくうちに自分なりの線引きが見えなくなった。自分の「軸」がないことで、自分自身を否定し続けていた様な気がする。結論に至ったのは、本当にシンプルなことだった。「自分がどうありたいか」「自分が好きなこと、楽しいと思うこと...
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「幸せの定義」

一か月に1度か2度あることなのだが、先日、とある居酒屋で社内のメンバーと「コアについて」「これからしたいこと」等、4時間以上の激論が交わされた。コアをどういう会社にしていきたいか等それぞれの熱い思いの話の中で、些細な会話だったが「幸せとは何か」ということについて私は思いが巡った。「幸せとは主観的なもの」であり、主観的なものであるからこそ、自分を理解していないと幸せを感じることが出来ない、ということ。この時に、2つ考えたことがある。1つに、キャリアと合わせて考えたときに、何が幸せと言えるか。2つ目に、自分は自分を理解しているか。今日は、まず、キャリアでの幸せについてまとめてみた。他人の人生の岐路に携わるコンサルタントとして、「その人の幸せ」とは何かを考えていた。年収が上がること、仕事の内容が変わる(例:営業マネージャーから営業企画)、安定した会社で働けること。人が転職したい理由や会社を選ぶプライオリティは様々である。これらはすべて表面的な理由に過ぎず、それが叶うことで転職希望者の本質の幸せが得られるのか、ということを、最近よく考えるようになった。人も会社も余裕がない、この環境下において、...
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方向性の違い

先日、営業の若手社員から『路線や目的地の出口が覚えられない』と相談をうけました。そこで私は彼に『上司と営業に出かける時は、電車のどのあたりに乗って行くと改札口に近く、降車駅では、どこの出口を出れば目的地に近いのか位は調べておくと、少しずつ詳しくなるよ。』『気配りが大事なんだ。その積み重ねだよ。』とアドバイスをしました。すごく納得しているようでした。一週間後、そんな彼の担当する企業に私が同行することになったのですが、駅でのこと。階段を上がった私は、彼に聞きました。『どっちの方だっけ?』すると彼はこう答えました。『渋谷方面は1番線です。』一瞬、言葉を失ったというか、そのまま、諦めの境地に立った。その日の夜、取引先の方との会食に、その彼と参加することとなった。場所は彼が押さえてくれたのだが、駅の中間にあるお店だった。非常に美味しい食事で取引先の方も喜んでくれたのだが、帰り道に事件は起こった。若手社員『私はこちらです。○○様と部長はあちらに△△駅がありますので、こちらで失礼します。』私たちが話ながら、歩くこと10分、真逆の駅に到着した。私と取引先は本当に到着するはずの駅の地下鉄に乗る予定だった...
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コミュニケーションのすすめ

先日、とある会社様の新入社員研修に講師として参加させて頂きました。私の担当は『本当のキャリア構築と入社三年で学ぶべきこと』という事で転職市場を良く知る観点からで良いとおっしゃるので、お話してきました。その時に気付いた事なのですが、色々と話を進めていく上で、最近の男女の意識差に驚かされました。下記が私の調査結果です。・自己アピール、自分自身の明確なキャリアを持っているのは、女性社員・恥ずかしそうに髪の毛を何度も触りながら話すのは男性社員・髪の毛を後ろでまとめ、額全開のアピアランスは女性社員・マメにノートを取る。ウンウンうなずく・・・・圧倒的に男性社員・人を食い入るように見て、質問攻め・・・・圧倒的に女性社員正直言うと、ビックリしました。マスコミが騒ぐ、草食系男子というのは、こういうことだったのだ。更に昼食時のトイレや休憩室で、髪型や顔を何度も見て化粧直し的な行動が目についた。装飾系男子でもあるのだ。何人かの男性社員に話かけてみたが、確かに優秀であり、時事ニュースや知識はあるのである。しかし、生き残る知恵であるとか、コミュニケーション能力が全く無いに等しいのである。友人の少なさにも驚愕した...
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日本語を知らない日本人

先日知人と会話しているときに面白い話を聞きました。その知人は営業の仕事をしております。同期の中でもトップセールスマンであり、自己研鑽も忘れず、努力家である人物です。その彼が営業先のクライアントと揉めてしまったというのです。揉めてしまった原因は下記の通りでした。※クライアントと知人がプライベート(家庭の話)をしている一幕知人「お孫さんかわいいですね、これでは目に入れても痛くないですね」●●(クライアント)「そうなんだよ、かわいくてね。うちの息子夫婦も大層可愛がっているんだよ」知人「いやー、無理もないですよ。こんな可愛いのですから。でもバカ親ですよね。」●●「?!」続けて知人「お孫さんの服装もセンス良いですよね、正に孫にも衣装ですね。」●●「?!?!」何が起きたかは言うまでもなく、その日の話は全てご破算。入り込む営業が得意の彼でもさすがに怒られたそうだ。それを聞いて、呆れたというよりも笑ってしまった。博識でクライアントからの信頼感も強く、勤勉で真面目な人間というイメージがある彼の大失態は日本語表現知識の低さであった。言うまでもないが、・上記の流れの中で、目に入れても痛くないというセリフがあ...
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信頼関係

友人の結婚式に参加した。久しぶりに会う友人も多く、中には20年振りの者もいたくらいであった。2次会、3次会と進むにつれ、祝いの場から各々の現状や仕事の話しで盛り上がった。サラリーマンをしている者もいれば、事業を起こし社長をしている者、とりあえず日々の生活費を稼いでいる者?と様々な面子であったが、多くに見られる共通点は社内で必要とされる人材であるということ、仕事に対する意識が非常に高く、懸命に働いていることであった。私の記憶が正しければ、彼らは責任感が強いタイプではなかったはずであった。それと、もう一つの共通点として、アル中ではないかと思う程にお酒を飲んでいる彼らの健康診断結果は、最低ランク判定を維持し続けていることだった。夜更けになり、「上司」、「同僚」、「部下」との人間関係についての話となった。役職を越えた信頼関係のようなものがあり、同僚はもちろんのこと上司や部下のことまで楽しそうに話している。自分の仕事がうまくいかないと部下や上司に負荷や迷惑が掛かることを真剣に考えている。責任感とは違う何かを感じた。営業マンの必須スキルのひとつに「信頼関係構築」なるものがあるが、あれはクライアント...
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女性的思考

世間において、男女差別はしてはいけないし、女性管理職も増えている現代社会ではありますが、私的には「女性的思考」ってあるよなと思うときがある。コンサルタントの仕事をしていると、相手の課題が何か、またどこに解決の糸口があるのかを無意識に探しながらお話しを聞いていることが多い。そのため、何らかの解決方法や手段を提供する、ということが回答になる。先日プライベートで長年つきあいのある女友達の相談にのっていて気が付いたことがある。私はいつものように無意識に問題点がどこにあり、どうすることで彼女の悩みが緩和されるのかと考えながら聞き、「要するに、XXXという潜在意識があるから、そう考えてしまうわけで、YYYって考えたらいいんじゃない?」と返答した。すると彼女は、「そうだけど・・」と腑に落ちていない様子で、更に何故それが出来ないのか同じことを何度も何度も話をしていた。かなり長電話となったため、とりあえず「そうしてみなよ。あまり深く考えすぎないでね」と結論が出ているようで出てない状況で電話を切った。電話を切り、冷静になってからあることに気が付いた。彼女は「解決なんて求めてなかった」のだ。女性は相談したこ...
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リスクヘッジ

リスクヘッジ=危険を回避することである。将来的に起こるかどうか分からないが、もしかすると起こる可能性のある危険を回避することである。一般的には金融関連等の取引時に使われる言葉である。先日の震災後に起こった原発問題においても東電は放射能漏れのリスクを回避出来なかったのだろうか?もちろん回避することを最優先事項にすれば莫大な費用が掛かるかもしれないが、以前にも大津波に襲われていたエリアだったのだから、恐らく今回のような大惨事に至ることはなかっただろう。今回の原発問題において私が危惧しているのは、今以上に将来的に発生する可能性のあるリスクである。私は専門家ではないのでハッキリとは分からないが、それが5年後、10年後に、何かしらの影響を人体に及ぼす可能性は多々あるのではないかと考えられる。私が今の仕事を始めてから必ず提案していることがある。それはリスクヘッジに基づく転職である。転職の動機は人それぞれですが、まだ見ぬ転職先への期待値が高く、現職と比較して「良いところ」へ行こうとする思いが多かれ少なかれ介在していることと思います。目先の条件や状況に左右されず、地に足付けて将来感を見据えて転職して頂...
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無能な勤勉

大学時代に塾の講師と家庭教師を4年間行っていたことがあり、様々な学生を見てきました。まじめな子、不真面目な子、努力が実になっている子、あからさまにポーズで塾へ来ている子・・・と塾に来る動機は様々で、目的も多種多様だったように感じていた。最終的には受験で「合格」を得るためだと思うのだが、潜在的目的は色々あったようだ。まじめな子、とあるが、努力しているが成績が出ない子というのも実は少なくない。何がいけないのか?なぜ成績が上がらないのか?愚直に考えたことがありました。一つ、個人的な定義付として確信を得ていることは・・「綺麗な(カラフルな)ノートの子は成績が上がらない」ということである。先生が言っていることを、事細かくノートに、さらに綺麗に色分けしてラインマークして書くのだが、一向に頭に入っていないケース。残念ながら、無能な勤勉としか言いようがない。「綺麗にノートを用いて残す」ことしか頭になく、先生の講釈およびその流れが一切頭に入っていない。それゆえ、書類上にある「単語」を追いかけるので、意味を理解していない、もしくはその単語の背景を理解していない。だから話せない、なんとなく聞いたことのある単...